ハイパー海物語INカリブ攻略(ハンドル攻略)
のっけからふざけたタイトルで恐縮です。「ハンドルを攻略してどうなる!?」とお叱りを受けそうですが、これは決して無視できない重要な案件です。ご周知の通り、ハイパー海物語INカリブの思わぬ欠陥、これはハンドル固定の難しさにあります。従来の海物語シリーズはコインで簡単にハンドル固定が可能でしたが、ハイパー海物語INカリブはコインによるハンドル固定ができない仕様になっています。これはSANYOの大きな失策であると言わざるを得ません。ハンドル固定をするのとしないのとでは、疲労の度合いが違いすぎるからです。この問題の解決方法(ハンドル固定法)につきましては後述することに致します。
ところで、インターネット上の掲示板では、ハイパー海物語INカリブの気の利かないハンドルへの不満が至るところに噴出しています。ファンの怒りは恐らく SANYOの予想範囲を遥かに上回るものであったと思われます。これをもってハイパー海物語INカリブの人気に黄信号点滅と見る向きもあります。果たしてハイパー海物語は「かつてない逆風の海」に沈没してしまったのでしょうか。
そこで当倶楽部は東京、千葉の大規模店を中心にハイパー海物語INカリブの客付き状況を偵察することに致しました。約30店舗を調べただけですので、サンプル数としてはあまりにも少なく、これをもって全国的な傾向であると即断することは許されませんが、唖然とする結果が出ました。なんとスーパー海物語IN沖縄の人気が復活しているのです。それどころか大量に導入したハイパー海物語INカリブの大部分を撤去してスーパー海物語IN沖縄に戻したホールが何軒もあったのには驚きました。これを裏付けるように、インターネット上の情報を検索しますと、ハイパー海物語INカリブの不人気を示す幾多の証左が見つかります。
過去のコラムで「スーパー海物語IN沖縄の寿命は2008年3月まで」と予測しましたが、前言を撤回しなければならない雲行きになりました。某有名ホールの店長の話によれば、中古パチンコ機市場において、ハイパー海物語INカリブの価格がスーパー海物語IN沖縄の価格を下回るという異常事態が起きているとのことです。まさに前代未聞のことです。
今までは新機種登場と同時に旧機種の人気が低迷したものでした。大海物語と同スペックのスーパー海物語が導入された時も大半のホールでは、最初は大海物語とスーパー海物語の比率を1:1くらいにしていたものですが、この施策もそう長くは続きませんでした。大海物語の人気が急落し、ほとんどのホールがスーパー海物語の設置比率を上げたり、大海物語を完全撤去し、大海物語があった場所の全台をスーパー海物語に入れ替えるしかなかったのです。
スーパー海物語IN沖縄が出た時、当初はスペックに違いがあるため、確変割合60パーセントのスーパー海物語がそう簡単に姿を消すとは思えなかったのですが、若干甘めの大当たり確率、ハイビスカスフラッシュ、突確の魅力などが人気を呼んだのか、スーパー海物語は徐々に衰退の一途をたどりました。
このような前例からも、ハイパー海物語INカリブの登場によってスーパー海物語IN沖縄の「現役引退」が予想されたわけですが、スーパー海物語IN沖縄は最初のうちだけ「セミリタイヤ」したものの、すぐに「現役復帰」を果たすという大方の予想を裏切る快挙を成し遂げました。「これぞクリエイト・ザ・ワンダーSANYOの本領発揮」と言えば、皆様の失笑が聞こえてくるかのようです。
とにかく困った展開になりました。ホールによっては、ハイパー海物語INカリブのシマがガラガラでスーパー海物語IN沖縄のシマがぎっしり埋まっているという未曾有の状況が現出しています。もちろん地域差はあるでしょう。地域によっては、逆のケースも少なくはないはずです。しかし、サンプル数が不足しているとはいえ、複数の大規模ホールでハイパー海物語INカリブが人気においてスーパー海物語IN沖縄に負けているという現象はショッキングな事実です。
では、ハイパー海物語INカリブの不人気の原因は一体なんなのでしょうか。一つ考えられるのは、今までの海物語シリーズにはなかった過剰な演出です。ハイパー海物語INカリブになってリーチアクションは複雑怪奇を極めました。予告とリーチの組み合わせが無数の種類に分かれ、どのリーチの期待度が高いのかわかりにくいのが一般ファンに敬遠される理由として考えられなくもありません。
ピンクのイルカが外れたり、ハイパーコンパスが回ってから占いマリンが現れ、その上、魚群まで出て外れては、人々を失望のどん底に追いやります。100 パーセント当たるプレミアのように見えて実は単なるスーパーリーチ予告にすぎない演出が他にも多数あり、それらが何度も外れれば、「ハイパー海物語INカリブは当たらない」という馬鹿げた噂が広まることになります。
実際はハイパー海物語INカリブが当たりにくいということはありません。スペック的にはスーパー海物語IN沖縄とほぼ同じハイパー海物語INカリブがスーパー海物語IN沖縄よりも当たらないということは有り得ないのです。
一般の人々はパチンコの仕組みを全然理解していません。異なる機種が置かれている二つのシマのホールコンピュータ(ホルコン)の出玉還元率の設定が同じであり、二つのシマで打つ人の数も同じであれば、スペックの甘い機種の方が当たりの発生は多くなります。スペックに差のないハイパー海物語INカリブの方が当たらないというのは根拠のない風説にすぎないのです。
最も重要な要素はそのシマで打つ人の数です。十分な客がシマにつけば、そこに落とされた金をホルコンは魔術のように巧みに各台に配分します。(ホルコンについては、「ホールコンピュータによる大当たりの誘発」参照)
東京郊外の某ホールは換金率を低くする代わりに当たりを乱発することで知られています。このホールの人気は凄まじく、月に一度の大イベントの日には、開店3時間前に早くも長蛇の列ができます。あまりにも爆発台が多いため、近隣のホールは全て頭打ち状態に喘いでいます。他店はどんなイベントを打っても笛吹けど踊らずの状態。少しでも長時間打ってもらおうと店員が必死になってマイクで煽りますが、ガラガラのホールには負け犬の遠吠えの如く空しく響くばかり。客が入らなければ出したくても出せないのです。
マイクを使った店員の煽りは続きます。
「さあ、皆さん、今日の海は凄いですよ〜。かつてない冒険の海へ今、出航!」
しかし、誰もドル箱山積みにはなりません。次第に客も怒り出し、 「こんなくだらないイベントに付き合っていられるか」と一人またひとり、ホールから逃げてゆきます。やがて、ホールは南極大陸のような言い知れぬ寂しさに包まれてゆきます。そして、寒々とした空気の中で愚かな客だけが大金を巻き上げられます。
年配者であればご記憶の方も多いでしょうが、昔、奥村チヨさんの歌う「終着駅」という悲哀に満ちた流行歌がありました。この曲のサビはこうでした。
♪ 最終列車が着くたびに よく似た女がおりてくる そして今日もひとり 明日もひとり 過去から逃げてくる ♪
これをハイパー海物語INカリブが嫌いな人が歌えばこうなるでしょう。
♪ ハイパーコンパス回るたび よく似たリーチがおりてくる そして今日もひとり 明日もひとり 店から逃げてゆく ♪
若い方には全く通じないギャグですみません。原曲を聴きたい方はYoutubeでの検索をお勧め致します。冗談はさておき、不人気店のハイパー海物語IN カリブは悲惨のひとことです。同時期にエヴァンゲリオンなど他社の人気機種が出たのも運が悪かったかもしれません。しかし、なんといっても天下の SANYOです。海物語シリーズのファンでなくても、海が一番人気であることくらいは誰でも知っています。
ところが、最近では、爆発台の多さで他店を圧倒する、地域ナンバーワンの件のホールでさえ、大変なピンチに陥っています。
このホールにはハイパー海物語INカリブの長いシマが二つあります。そして、スーパー海物語IN沖縄の短いシマが一つだけあります。当初は長いシマがほぼ満席状態、短いシマは空席だらけでした。しかし、今では短いシマが満席に近く、長いシマは二つとも閑散としています。ここまで事態が深刻となれば、その原因は過剰な演出、先が読みにくい複雑なゲーム性だけがハイパー海物語INカリブの不人気の原因ではないように思えます。
「パチンコはギャンブルでもゲームでなく、蓄財術の一つである」というのが当倶楽部のモットーですが、一般の人々にとってパチンコとは、ギャンブルであり、ゲームでもあるでしょう。ギャンブルならば楽しい方がよいに決まっています。ゲームであれば単調でない方が飽きないはずです。どう考えても、ゲーム性という点においては、ハイパー海物語INカリブの方が優れていると思うのですが、それでも人々がスーパー海物語IN沖縄から離れない理由はなんなのでしょうか。
やはり、ハンドル固定の不自由は人々を長時間プレーから遠ざける結果を招くと思われます。仕事帰りにストレス発散を目的にホールに通うサラリーマンは満員電車の中で重たい鞄を持ち、ネクタイをきつく締めすぎたりして、ただでさえ肩が凝っています。ハンドル固定ができなければ、肩凝りはますます増すのであります。庭には二羽のニワトリがいるように、店にはにわかに微笑むマリンの姿が必要です。そして、打っていて少しも疲れないというのが実は最大のポイントでもあります。
ここまでハイパー海物語INカリブが敬遠されるのであれば、人気挽回の最後の手段として、ホールはハイパー海物語INカリブのあるシマのホルコン設定を最大限甘めにセットすることになります。しかし、客付きの少ないシマのホルコン設定を甘くすれば、一部の台だけが爆発して、その他の台は爆発台の「栄養剤」(貢ぎ役)になってしまう危険が高まります。そうなれば、何も知らない一般の人々は「あのシマは一部の台しか出さない。遠隔操作でもしているのだろう」と早合点し、全体的によく出ているように見える客付良好のシマに流れ込みます。
現実は全く違うのです。ホルコン設定の甘いシマは、台の稼働率(客付き)さえ上昇すれば、爆発台、優秀台、遊び台、ハマリ台とメリハリの利いた絶妙なバランスが保たれ、シマ全体にドル箱の山脈が築かれることになるのです。しかし、打つ人が少なければ、ホール側は出血サービスをしているように見せかけることすらできません。昨今では、一般の人々も賢くなり、「人の少ないシマでは勝ちにくい」という事実を知っています。ホールにとっては頭の痛い状況、なかなか打開できない難問が生まれました。
我々は声高らかに断言することができます。本稿をご覧になっておられるホール経営者ならびに店長クラスの方々は今までの記述に反論の余地が一切ないということを。
ハイパー海物語INカリブは決して当たりにくい機種ではありません。爆発力の凄まじさは大海物語以降の海物語シリーズと同等です。行きつけのホールのハイパー海物語INカリブのシマが活気を帯びているという方は迷わず最強攻略法・海殺しXをハイパーでご利用下さい。特に「ウルトラ速攻法」の切れ味は抜群です。もし行きつけのホールがスーパー海物語IN沖縄に人気が偏っているのであれば、海殺しXは沖縄でご利用下さい。結局、どちらで打っても同じなのです。
最後になりましたが、ハイパー海物語INカリブにおけるハンドル固定の秘策をご紹介致します。秘策というほど大袈裟なものではありませんが、知らない方にはお役に立つ情報かもしれません。まずCR機に使用するプリペイドカードを1枚用意します。それを使い切った後に二つ折りにします。それをさらに二つ折りにしますとサイズが約4分の1になります。しっかりと強く折れば、このカードを簡単にハンドルに挟み込むことができます。
パチンコ用のプリペイドカードでなくてもテレフォンカードでもなんでも結構です。厚さと材質が大体同じであれば事足ります。使用済みプリペイドカードは挿したままになっていたり、ハンドルの下に捨てられていることが頻繁にあります。買うのが面倒な方はそれを一枚拝借するだけでも、簡単に固定器具を作ることができます。そして、それを毎回使い捨てにするのではなく、財布の中にでもしまっておき、何度も繰り返し使用するのです。使いこなせば使いこなすほど、ハンドルにスムーズに入るようにもなりますので、一度作った固定器具を保存するのは一石二鳥にもなります。
この四つ折りプリペイドカードと最強攻略法・海殺しXを引っさげて、かつてない冒険の海へ、いま旅立とうではありませんか!!
- このハンドルを固定すればどうなるものか
- 危ぶむなかれ
- 危ぶめば道はなし
- 打ち出せば、そのひと玉が道となる
- 迷わずに打てよ
- 打てばわかるさ
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パチンコルネッサンスの仕掛人