リヴィエラ倶楽部の由来

森進一氏のヒット曲の一つに「冬のリヴィエラ」という名曲があります。もう20年以上も昔の話です。当時の森氏は長いことスランプに悩んでいました。超一流歌手の座を射止めたものの、かつてのようにヒット曲に恵まれず、悶々たる日々を送っていたと言われます。

「ナツメロばかりを歌う老いぼれた歌手にだけはなりたくない」

これが森氏の口癖でした。

そんな森氏に千載一隅の転機が訪れます。演歌歌手でありながら演歌の枠内に収まり切らず、「襟裳岬」、「東京物語」、「甘ったれ」等、ポップス系、ニューミュージック系の持ち歌も豊富にあった森氏に着目したサントリーがCMソングを歌ってほしいというオファーを出したのです。お歳暮のCMでしたが、さすがに通常の演歌では似合いません。そこで思い切り従来のイメージを捨て去り、今までに歌ったことのない新鮮な曲調の歌で勝負に出ることになりました。つまり、よくあるポップス演歌ではなく完全なポップスを森氏に歌わせることにより強烈なインパクトを狙う。これがCM製作サイドの意向でした。多少の不安を抱えながらも、森氏サイドも強気の姿勢を崩さず、「それではアラン・ドロンのイメージで曲を作っていただきたい」と新感覚ミュージックの草分け的存在であった大瀧詠一氏に作曲を依頼し、ついに名曲「冬のリヴィエラ」が産声を上げました。

ところが、洗練されたメロディーとは裏腹に歌詞の内容は意外と泥臭いものでした。男の人生の悲哀を歌うこの歌までも、世間は森演歌の一つに数えてしまいました。森氏が歌う曲は全てが演歌になる・・・・・・こればかりは完全にサントリーの読み抜けでした。しかし、世の中は何が幸いするかわからぬものです。

モナコの賭博で大負けをした男が一人の女に恋をして、それでも埋められぬ心の空白に耐え切れず、女に内緒でホテルから逃げ出します。ところが、心優しいこの女、男の企てを全て見透かしており、旅行鞄に外した指輪と酒の小ビンを上手に隠し、新たな旅立ちを決意した男の門出を祝福します。そして、男はと言えば、格好良く着こなしたつもりの皮のコートのボタンが一つ取れかけてサマにならない。どこまでもダメな男です。そして明るくこうつぶやくのです。

「人生って奴は思い通りにならないものさ」と。

そうです。誰だって苦悩の日々を送っているのです。人生が思い通りに展開できている人がこの地球上にどれほど存在するでしょうか。他人の芝生は青く見えます。宇宙船から眺めれば地球全体が青く見えます。けれども、誰もが重荷を背負い、時にはその重さに耐えかねて弱々しい泣き言を吐きながらも、それでも懸命に生きているのです。多くの人々が、チャランポランな男が主人公を演じるこの歌に涙を流して聴き入りました。そして、この勢いは留まることを知らず、「冬のリヴィエラ」は躍進を続け、演歌にもかかわらず、若手アイドル歌手並みのスピードで一気にベスト10入りする快挙を成し遂げました。

その後の森氏は「紐育(ニューヨーク)物語」、「モロッコ」とテクノポップ、ボサノバ調の歌を立て続けにリリースし、「冬のリヴィエラ」から始まった「海外三部作」を完結させるとともに「冬桜」、「北の蛍」等、日本人の魂の琴線に触れるような重厚な演歌をも歌い、大衆の心を揺さぶり続けました。そして、ジャンルに縛られず自由奔放にあらゆる類の流行歌を熱唱する演歌界の異端児にして天才ヴォーカリストたる森進一の名を天下に知らしめることになったのです。近年においても、長渕剛氏の手による「狼たちの遠吠え」、ZARDが作詞をした「さらば青春の影よ」、デビュー40周年記念曲「はな」等数多くの感動的名曲を歌い続け、森氏のチャレンジ精神は一向に衰える気配がありません。

苦しい時こそ微笑むことが大切です。ため息をつきたい時こそ笑顔が必要です。微笑みは幸(さち)を呼び、笑顔は懊悩を忘却の彼方に葬り去ります。挑戦なくして成功なし。人生は何が転機となるかわからぬものです。

モナコの賭博で有り金の全てを巻き上げられた男がそれでも希望を捨てずに旅に出る。私どもはこの美学をパチンコで負け続けている皆様へのエールと考えているのです。当倶楽部の名称を敢えてパチンコとは無関係なものにしたのもそれ故です。どんなに苦しい将棋でも諦めずに指せば、あっと驚く大逆転があります。起死回生の次の一手、これが最強攻略法「海殺しX」です。

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