CR大海物語BLACKの攻略と海物語シリーズの栄枯盛衰(前編)

今、なぜ大海物語BLACKなのか?

今回は久々の長編コラムです。攻略についての解説は「後編」で行いますので、お時間のない方はこちらのリンクより後編にお進み下さい。「前編」では、この時期に大海物語BLACK(ブラック)が颯爽とデビューした背景について考察することにします。

まわるんパチンコ大海物語3→大海物語3スペシャル→大海物語BLACKと大海物語シリーズが3つも続く展開に意表を衝かれれた人は少なくないでしょう。将棋にたとえるならば、大海物語BLACKはSANYOが放った「捨て身の勝負手」と見ることができます。

従来の海物語シリーズの戦略

今までSANYOはスーパー海物語IN沖縄シリーズと大海物語シリーズを二大看板にして躍進を続けてきました。最近は意欲的で斬新な新機種(海物語ファンからはあまり歓迎されないケースが多い)を出した後に二大看板のいずれかを登場させて、人気の安定をはかっていました。さすがに毎回のように沖縄や大海では飽きられてしまいます。二大看板の新作を出す合間に少し凝った仕様の新機種を挟み込み、その人気に翳りが生じた絶妙のタイミングを見て、待ってましたとばかりに確実にヒットが期待できる看板機種の新作を出するのがこのメーカーの戦略でした。つまり、万人に愛される二大看板の「魔性の力」を借りて前作が作り出したフラストレーションを解消させることを画策していたわけです。

この路線を貫き通すのであれば、まわるんパチンコ大海物語3の後には多少の不人気を覚悟の上で意欲的で斬新な機種を出すべきところです。ところが、次に出たのは大方の予想を裏切る大海物語3スペシャルでした。スペシャルとは名ばかりで演出面に関しては、何一つ真新しいものはありませんでした。まわるんパチンコが「まわらんパチンコ」に変わっただけです。

メーカーを困らせる素人の感性

パチンコメーカーを常に失望させるのは素人の非論理的な思考回路です。まわるんパチンコ大海物語3の最大のセールスポイントは「よく回ること」と「パチンコ本来の楽しさを取り戻すこと」でした。ところが、当然のことながら悪い台(サイクル状態がハマリからなかなか抜け出せない台・・・詳細は最強攻略法・海殺しXのテキストに記載)はいくら回っても一向に当たりません。「深いハマリの海」がどこまでも続き、海底何千メートルに沈んだ潜水艦は必死に操縦するも海面まで浮上することができず、暗黒の世界にとどまったままです。

素人はよく回りさえすれば悪い台でもついつい粘ってしまいます。必然的に長時間打つことになりますので、スーパーリーチも頻繁に出ます。「今度こそは当たるだろう」、「いくらなんでもこんなにスーパーリーチが出たのだから近いうちに当たるだろう」と信じ込み、頻繁に開く電チューを楽しみつつ、快適に打ち続けているうちに、ふと気づけば、財布から何万円も消えてしまいます。そして、言い知れぬ怒りが込み上げてくるのです。「これは巧みに人を騙すとんでもない機種だ。二度と打つものか!」と。

「労働の概念」と「娯楽の概念」

別にまわるんパチンコ大海物語3に限らず、どの機種であろうと、悪い台は大きくハマります。悪い台と気づかずにいつまでも打ち続ける自分の非を棚に上げ、メーカーに怒りをぶつける人はパチンコでは永遠に勝ち組には入れません。

頻繁にパチンコを打つ人は生涯で何千万円もどぶに捨てることになるでしょう。パチンコは唯一、実力で勝てるギャンブルです。生涯で何千万も失うのではなく、何千万を稼ぐという野望を抱かなければなりません。毎月の収支はプラス10万円(プロにはちょっと不満の額ですが・・・)でもよいのです。一年で120万円、十年で1200万円になりますので、これを二十年、三十年と続ければ、凄い資産になります。逆に月に10万円失っている人は即刻、パチンコをやめるべきです。お金だけではなく時間の無駄でもあります。

時間を犠牲にしてお金を稼ぐというのは労働の概念ですが、時間を犠牲にしてお金まで失うというのは娯楽の概念です。「パチンコも娯楽だからそれでよい」と割り切ることのできる人は駐車場やマンションをいくつも経営している有閑マダムのような人だけでしょう。たしかにパチンコ負け組の人にとってパチンコは娯楽です。しかし、こんなにお金のかかる娯楽が他にあるでしょうか?

毎日、映画館に行く人でも月に十万円は使いません。せいぜい数万円でしょう。その代償として、映画からは数々の感動をもらいます。マニアにとっては決して無意味な消費ではありません。では、パチンコも映画のような感動を心に残すことができるでしょうか。結論から申し上げて、何も残りません。パチンコはトータルで勝たなければ完全に無意味なものなのです。何万円も注ぎ込んだ末にサムが出てきて感動することもあるでしょうが、この感動は刹那的なものにすぎず、決して永続しません。その後の人生で何度も思い出しては、その都度、感動を新たにするということはまずないでしょう。パチンコで味わえる唯一の感動は、攻略ノウハウを駆使して資産を増やすことだけなのです。

当たる前の前兆

まわるんパチンコ大海物語3はプロもしくはプロに近い実力を持つパチンコファンの間では相当な人気がありました。通常、パチンコというものはどの機種でもそうですが、当たる前になんらかの前兆があります。その論理的根拠はホルコン(ホールコンピュータ)の働きと密接な関係があるのですが、本論から逸れるため、ここでは割愛させていただきます。

海物語シリーズでいえば、最強攻略法・海殺しXのテキストで紹介されている各種好調サインの頻出、チャンス目、リーチの多発、「最終発展形」(大海物語シリーズであればクラゲ、沖縄シリーズであれば5人目の娘)を伴うスーパーリーチの出現などがそれにあたります。

プロならではミス

このような前兆を見るためには、ある程度回す必要があります。千円投資してその前兆を見ることもあれば、3千円投資してその前兆を見ることもあります。ホルコンが溺愛する強いグループ(ユニット)を打つのがパチンコで常勝するための一番の近道ですが、たとえ強いグループでも「回収期」(最強攻略法・海殺しXのテキストに記載)の時間帯では、その前兆を見るためにかなりの投資が強いられます。パチンコはプロほどシビアに打つものです。二千円放り込んでもなんの反応もない台は早期に見切りをつけるのが原則です。プロはそういう台でいつまでもダラダラと打ちません。

ところが、時にはシビアに打つが故の失策というものがあり、それはプロならば誰もがやらかす痛恨のミスです。つまり、何千円使っても一向に当たる気配がないために台を捨てた直後、その台に座った人が打ち始めた途端、前兆現象が発生することが度々あるのです。こういう時は半狂乱の心境になります。「この人がこのまま打って当たってしまったら自分が捨てた何千円はなんだったのか?」と自責の念に駆られます。その人が別の台に移動すれば即座にその台を取り戻そうと遠くから虎視眈々と狙ってはいるものの、その人は全く動く気配がなく、ほどなくしてその台を当てられてしまう悔しい経験はプロならば日常茶飯事です。

まわるんパチンコ大海物語3の最大の利点

その点、まわるんパチンコ大海物語3は玉のもちが良いため、他の機種では見切りをつけて台を離れるところであっても、まだそれほどお金を使っていないという気安さと「次にこの台が当たる可能性が高い」という分析、もしくは、「少々、時間はかかっても、この台が当たりさえすれば爆発に転じる可能性が高い」という分析から他の機種よりも少しは粘ることになりがちです。小額投資で効率良く回るので、前兆現象を見る前にその台を捨てるという失敗が激減します。(この話を十分に理解できる方、実感できる方は、すでにプロ的な感性の持ち主です!)

よく回れば、出目の推移や前兆現象から近い将来の当たりを待望することができます。これがまわるんパチンコ大海物語3の最大の利点でした。

春一番

日本の冬は厳寒の苦しみを人々に与えます。北の地方では、いつまでも続く寒さに本当に春が来るのかと思えるほど、猛烈な寒さが連日続きます。3月になれば暦の上では春ですが、いくらか凌ぎやすくなったくらいであり、本格的な春の到来まではもう少し待たなければなりません。しかし、春一番の暴風が吹き始めれば、それがサインとなり、それ以降は気温が徐々に上昇に転じ、ふと気づけば、美しい花々が咲き乱れるめくるめく春を迎えます。

パチンコも同じです。今まで冴えなかった台が突如、爆発に転じることがあります。それはあたかも長かった陰鬱な冬が終焉し、百花繚乱の春を迎えたようなものです。

まわるんパチンコ大海物語3では、春一番の暴風に相当する季節の変わり目のサインを見逃さないですむことがプロ間では人気を呼んでおりました。

素人の愚行

しかし、素人はどこまでも浅はかです。そもそも台選びがデタラメです。台の回転数を見て、「このくらいの回転数が当たりやすい」とか「朝から一度も当たっていない台は夕方の○時くらいに当たり易い」とか「爆発した台が復活すれば再び爆発する」というようなごく断片的な自己流攻略理論(?)で台を選びます。

たしかに、当たりやすい回転数というのはありますが、それは○○回転あたりが当たりやすいという単純なものではありません。正しくは「○○回転ごとに当たりやすい状況を迎える」です。(これはサイクル変換の秘密と関係があり、詳細は最強攻略法・海殺しXのテキストにて詳述されています)

又、その台の総回転数も当たりやすさに影響を与えます。(※総回転数が多いほど良いという意味ではありません)朝から一度も当たっていない台が突然当たるか、終日当たらないままで終わるか、当たっても冴えない結果で終わるか、当たれば爆発するか、これらのことはホルコンを正確に読み解く力がなければ見当もつきません。爆発してからハマリに転じた台が再爆発するかどうかもホルコンの知識なしには見当がつきません。一定の条件を満たしていれば再爆発する可能性が高いのですが、この条件を満たす状況になるかどうかにかかっています。

素人はまわるんパチンコ大海物語3を打っていて春一番の暴風に相当するサインを見ても何も気づきません。あるいは、仮に気づいても、その後の行動が愚かです。春一番のようなサインが来た後に魚群が外れたりした後もいつまでもその台で粘ろうとします。サインが来た後に信頼度の高い強力なスーパーリーチが外れるということはその台の属するグループは「アクティブな状態」になっているけれども、次に当たる台はその台ではない可能性が濃厚なのです。

プロならば、グループ内の空き台をすぐにチェックして、見込みありと判断すれば、その台に移動することを真っ先に考えますが、このようなフットワークの軽さが素人にはありません。その後も同じ台に何万円も注ぎ込んだ後、二度目の魚群が外れた時に憤慨して家に帰るというのが素人にはよくあるパターンです。一体、なんのためにパチンコを打ちにきたのでしょうか。素人の中には社会的な地位が高い人も少なくありません。日頃は熟慮に満ちた賢い行動をしている人も、どういうわけかパチンコでは何一つ考えもせず間抜けな行動ばかりしています。

まわるんパチンコ大海物語3のもうひとつの不評は当たった時の出玉の少なさでした。素人の感性はここでもメーカーを困らせます。悪い台を打つために、どんなに回っても回るだけで当たらない、当たっても出玉が少なすぎるというのは素人にとってはダブルショックです。パチンコファンの大半は素人ですので、素人のわがままな不満であってもメーカーはそれを無視するわけにはいきません。

大海物語3スペシャルは単なるお詫び

良い台であろうと悪い台であろうと電チューだけはよく開くようにして、パチンコファンを大喜びさせようというSANYOの目論見は儚くも夢と散りました。大海物語3スペシャルは素人のフラストレーションを少しでも緩和するために急遽開発されたものと思われます。

電チュー機能を通常に戻して、その代わりに出玉を大幅に増やしました。SANYOからのせめてものお詫びということでしょう。演出面に真新しいものが何もない新機種というのは前代未聞です。これは開発期間が極めて短かったことを意味するものであり、当初予定していた後継機種を後回しにして人気の回復を狙ったと見て間違いないでしょう。そもそも大海物語3スペシャルという語呂の悪いネーミングからして不自然このうえないものです。背に腹は代えられなかったのでしょう。

リリーフとしての大海物語3スペシャル

大海物語3スペシャルは野球にたとえれば、リリーフのピッチャーでした。この「投手」はひとまず危機を回避するという重責を全うしました。辛うじて失点だけは免れたという印象を受けます。演出面における新鮮味が皆無であるため、従来の大海物語シリーズほどには人気を呼びませんでしたが、不覚にも看板機種の一角でありながらハイパー海物語INカリブ以来の不人気機種となってしまったまわるんパチンコ大海物語3の汚名を返上することだけはできました。

一世一代の賭け

そして、数ヵ月後・・・今度は大海物語BLACKの登場と相成りました。このスピーディーな展開には度肝を抜かれるばかりです。本来であれば、大海物語シリーズが連続したわけですから今度こそ一風変わった新機種を出すべきところですが、この3連続チャレンジにSANYOは全てを賭けているように思われます。

しかし、冷静になって考えればわかることですが、大海物語BLACKは一応、二大看板のひとつである大海物語シリーズの新作を装っているものの、ゲーム性とスペックにおいて、従来の海物語の殻を打破する仕様になっています。

つまり、見た目の上では大海物語シリーズの3連発ですが、実際は多少の不人気を覚悟の上でインパクトの強い機種を誕生させるという従来の路線を踏襲しています。まわるんパチンコ大海物語3で痛い目に遭っているSANYOは立て続けに失敗することは許されない断崖絶壁の状況にあります。そして、ついに奇策を決行しました。

リリーフの大海物語3でまわるんパチンコ大海物語3の尻拭いをした後、大海物語BLACKを出したのは、大海物語シリーズのネームバリューを利して最悪(失敗の連続)のリスクを最小限に留めた上での新たな挑戦にほかなりません。

この作戦が功を奏すれば、ルパン3世、キャプテン翼XX、真・花の慶次等の他社人気機種に押され気味のSANYOは光り輝くチャンピオンベルトを奪還することができます。たとえ大成功はしなくても、新たな海物語ファンの開拓につながれば、将来にリリースする海物語シリーズの新機種で悲願のチャンピオン返り咲きが現実味を帯びてくるという狙いです。

この賭けが失敗に終われば、SANYOは2大看板の一つを失うことになりかねません。まさに一世一代の賭けといえます。芳しくない結果に終われば、大海物語シリーズそのものは継続しても、もはや確実に大人気を呼ぶという保証がなくなってしまいますので、戦力ダウンは免れません。

真・花の慶次を意識した爆発スペック

大海物語BLACKはマックスとライトの二つのタイプが存在しますが、恐らくライトは従来の海物語ファンをターゲットにしたものであり、マックスは今まで海物語にふり向くことのなかった新しい人々をターゲットにしたものと思われます。
このように二重、三重に仕掛けを秘めることがSANYOの侮れないところです。

大海物語BLACK(マックス)のスペックは明らかに真・花の慶次を意識したものです。真・花の慶次の爆発力はパチンコ史上最大と絶賛されていますが、この人気は「信頼度の高い特定のスーパーリーチ(強烈な予告を伴うことが多い)でなければ当たることがない」という倦怠感と当たってもST(回数限定確変)にならなければ爆発はほとんど期待できないという絶望感と背中合わせのものです。

皮肉にも真・花の慶次を打っていてよく耳にする台詞、「斬り殺される自由と背中合わせ」なのです。

真・花の慶次で大勝ちをしたり大負けをしたりを繰り返しているうちに、素人の大半は確実に大損することになります。したがって、長命の人気機種にはならぬであろうことをSANYOは見透かしているかの如くです。

真・花の慶次の命を狙う刺客

大海物語BLACK(マックス)は真・花の慶次を征伐するために送り込まれた刺客であると私どもは考えます。一時期は真・花の慶次が全国のホールを席巻し、海物語シリーズ各種の人気に少なからぬ影響を与えていました。

真・花の慶次のファンが最も失望するのは何万円も注ぎ込んだ挙句、STにならない当たりを出した時です。好調台の中でもラッキーな台だけが時短中に当たりを引き、STに突入しますが、時短中に当たらなかった場合は好調台といえども時短後に当たるまでにかなり時間がかかる傾向があります。早ければ200回転未満で当たりますが、それが再びSTに入らなければ、ほぼ絶望的な状況といえますし、300回転、400回転を過ぎて当たるかもしれないという確実な感触がないため、月見酒モード(確変ではない単なる時短)が終わってから継続プレーをすべきかどうかプロでも判断に迷うのが真・花の慶次の最大の欠陥です。

ところが、大海物語BLACK(マックス)は大当たり確率が真・花の慶次のそれとほぼ同じでありながら当たりさせすれば必ずSTに突入する仕様になっています。
このようにして、SANYOは真・花の慶次のファンに揺さぶりをかけているわけです。

真・花の慶次に限らず、ルパン3世でも燃える闘魂アントニオ猪木でもそうなのですが、大爆発が売り物のST機というものは、ゲーム性が極めて単調で退屈である代わりに爆発した時の爽快感だけは天下一品の仕上がりになっています。真・花の慶次の爆発中は光と音が躍動し、まさに至福のひとときを与えてくれます。

どのリーチでも当たる可能性のあるスリリングな海物語シリーズとは異なり、大半の爆発機種は信頼度の高い特定のスーパーリーチ以外ではまず当たりませんので、爆発中以外のプレーはこのうえなく退屈です。どんなに長いスーパーリーチでも当たらないことを承知の上で最後まで見届けなければなりません。信頼度の高い特定のスーパーリーチの出現を待つことだけが唯一の楽しみといえましょう。

馬の目の前にニンジン

この退屈さに着目して、今、ゲーム性にかけては天才的な才腕を誇るSANYOが果敢に挑んでいます。しかも、当たりさえすれば全てSTに突入するという特典を携えて。間違いなく爆発機種が好きな人は熱狂するはずです。これは馬の目の前にニンジンをちらつかせているようなものです。

パチンコ依存症という言葉が社会には定着していますが、依存症の人たちをさらに細かく分類するとすれば、「爆発機種依存症」の人たちが無数に存在するのです。彼らは日夜、爆発機種を打っては買ったり負けたりの繰り返しで財産をすり減らしています。

大海物語BLACK(マックス)の使命

大海物語BLACK(マックス)はそのような人たちをターゲットに据えると同時に、今まで海物語シリーズに興味のなかった人たちに海物語シリーズの応援団の一員になってもらうことを画策しています。これはまわるんパチンコ大海物語3がまわるんパチンコ釣りバカ日誌2のファンを呼び寄せたのと同じ手法です。

大海物語BLACK(マックス)は連荘継続期待度において真・花の慶次よりも多少劣るスペックとなっているものの、当たりさえすれば必ずSTに突入する仕様は爆発機種依存症の人々の不満を補ってあまりあるものです。

今まで海物語シリーズに興味を持たなかった人たちに大海物語BLACK(マックス)を打たせて、海物語らしさ(無駄に長いだけで当たることのないスーパーリーチの排除、シンプルかつスリリングなゲーム性、意図的に仕組まれた当たる前の前兆現象・・・etc.)を堪能させ、今後も海物語シリーズのファンにさせることが大海物語BLACK(マックス)に課せられた最大の使命と見て間違いありません。

命尽きるまで・・・

折りしも海物語シリーズが誕生してかなりの歳月が過ぎ、パチンコファンの海物語離れが囁かれています。もちろん、今でも海物語シリーズの人気は比較的安定していますが、この世の中にある森羅万象の中で「永遠」が約束されているものは何一つないのです。何事にも必ず命の尽きる時が来ます。それを少しでも先延ばしすることが人間の行いうる唯一にして最大の努力なのです。

格闘技の世界では、名声を欲しいままにした栄光のチャンピオンといえども、いつかは必ず後進勢力の追撃を振り切れずに引退を余儀なくさせる日が来ます。しかし、一年でも長く栄光の座に留まれるかどうかということに選手の真価が問われるのです。

私どもは海物語シリーズの人気が永遠に不滅であるとは思いませんが、まだまだ人気機種の一角に留まれる実力が十分にあると心からの信頼を寄せています。

(後編に続く)

関連リンク

【徹底ガイド】スーパー海物語IN沖縄4の攻略~好調台で勝つ!(前編)
【徹底ガイド】スーパー海物語IN沖縄4の攻略~好調台で勝つ!(後編)

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