たかがパチンコ、されど・・・攻略の要諦(前編)
なんのためにパチンコを打つか
皆様は夢をもってパチンコを打っていますか?
パチンコで稼いだお金で海外旅行をしたい。
パチンコで稼いだお金で新車を買いたい。
パチンコで稼いだお金で家を建てたい。
これらは全てのパチンコファンの胸に一度は去来する淡い願望です。さすがに家まで建てることができるのは、トッププロ級の実力者に限られますが、「車や海外旅行などはむしろ実現できない人の方が情けない」と大言壮語すれば、皆様の反感を買ってしまうでしょうか。しかし、敢えて私どもは全てのパチンコファンに次の二つの問いかけをしたいのです。
- (1) あなたがパチンコを打つ目的はなんですか?
- (2) あなたはパチンコに勝つためにまともな努力をしていますか?
(1)の答えが「ただ楽しむため」、「気分転換がしたいから」、「生活に刺激がほしいから」等々であれば、続けて次の質問をするでしょう。
- (3) お金を失ってもその目的が達成すれば満足しますか?
(3)に対する答えが「はい」であれば、(2)の質問をただちに取り下げます。世の中は広いものです。ごく少数ながら、「パチンコに費やすお金は楽しみや興奮を買うためのもの。それなりの意義がある」と考える人もいるでしょう。しかし、本気でそう考えることができるのは飛び抜けて裕福な階層に属する人たちだけではないでしょうか。彼らはお金の苦労とは無縁な特権階級的な人々です。大抵の人は「僅かでもよいから貴重な時間を潰した代償に小遣いくらいは稼ぎたい」と思っているはずです。違いますか?
激戦の舞台
パチンコでひねり出したお金を少しでも生活の足しにしたいという人々で埋め尽くされているのがあらゆるパチンコ店(ホール)の実態です。当然ながら、ホールの背後には経営者がいます。経営者も同様のことを目論んでいます。自分を含めた経営陣に支払う役員報酬、従業員に支払う給与、光熱費等の固定費の上にプラスアルファを乗せたくらいの金額は客から稼ぎたいと思っていますし、それができなければ倒産してしまいます。パチンコ店の経営者といえば、何もせずただ腕を組んでポカンと天上を見つめているだけでお金がボロボロ落ちてくるようなイメージがあるかもしれませんが、現実はそう生温いものではなく、日々、生き残りを賭けて戦っているのです。
つまり、ホールは経営者VS客の激戦の舞台なのです。この戦争に勝つためにホール経営者はあらゆる努力を惜しみません。イベントと称して売り出したい機種の人気を盛り上げてみたり、新台入れ替えの時はホルコン設定を甘めにして、そのシマだけは赤字に甘んじ、十分な数のファンを獲得し、後日、その先行経費を回収にかかったり、あの手、この手で攻めてきます。又、絶えず店内のポスターなどを新調し、常に客を煽り続けます。
パチンコというギャンブルの特異性
パチンコは競馬、競輪、競艇のような他のギャンブルとは異なり、非常に還元率の高いギャンブルです。(※ 実際はパチンコがギャンブルでないことは、セミプロ以上の人ならば誰もが知っていますが、敢えて一般的な言い方をします)だからこそ相手は必死です。還元率が高いということは、ひたすら客をかき集め、一人ひとりに百円でも多くのお金を使ってもらい、やっとの思いで十分な利益を確保することを意味します。そして経営者の頼もしい助っ人となるのが、今では大半の人々にその存在が知れ渡ったホルコン=ホールコンピュータです。
パチンコを攻略するための研究
さて、敵がこれほどまでに凄まじい努力をしているわけですから、敵を粉砕するためには、客も相応の努力を払わなければなりません。しかしながら、90パーセント以上の客はなんの努力もせず運任せでパチンコを打っているのが実情です。つまり、この戦いは、最初から勝敗が決まっています。
10パーセント弱の客はそれなりの研究はしているものの、それで勝てるほどパチンコは甘くありません。言うまでもなく、勝つというのは、一回の勝負で勝つという意味ではなく、一ヶ月、一年といった長期スパンでトータルして勝つという意味です。
完全な素人とプロ予備軍
ただ山勘を頼りにデタラメな台選びをして、ギャンブラー気取りで打っている人は永遠に勝ち組には入れません。このような人々はホール側から見れば、縁の下の力持ちともいうべき力強い援軍です。それなりの研究をしている10パーセント弱の人々はプロの予備軍といえましょう。このような人々の中から次代のパチプロが生まれます。しかし、彼らとて大半の人々はホールのカモとなってしまうのが現実なのです。時には作戦が図星となり、胸のすくような勝利に酔いしれることもあります。彼らはその味をしめ、何度もホールに足を運ぶ常連となります。何回かに一回は作戦が実るため、ホール通いがやめられなくなります。そして、次第にホールの奴隷と化し、少しずつお金をホールに貢いでいくことになります。
プロ予備軍の人々は大勝ちすることも頻繁にあるため、いっときの興奮が冷静な判断力を麻痺させ、自分が通算してどれだけ負けているのかわからなくなってしまうのです。ここにパチンコの怖さがあります。プロ予備軍の人々に待ち受けている未来は天国か地獄の二つしかなく、悲しいかな、その大半が哀れな末路を見ることになります。
危険なプライド
ただデタラメに打っているだけの人はパチンコに全く自信がありませんので、一度でも大負けをすれば、しばらくはパチンコを自粛するようになります。月に 2〜3回の頻度でパチンコを打ち、勝った、負けたと一喜一憂しているだけであれば、トータルでは絶対に負けますが、失うお金の額もたかが知れているため、大きなダメージには至らないでしょう。
一方、プロ予備軍の人々は多少の専門知識と攻略術を有するため、「自分が普通の打ち手ではない」という誇りが心のどこかにあります。このプライドは大変危険なものです。腕に自信があるため、連日のようにホールに通いつめ、月間収支で10〜15万円負けている人は少なくありません。年間にすれば、120〜180枚の万札が羽をつけてどこかへ飛んでいってしまうことになります。負けても自信があるから再び打ち、負けた分を取り返した後に又負けたりして、勝ったリ負けたりの繰り返しをしているうちに損失額はこれほどまでに膨れ上がってしまうのです。月に数回しか打たない人とでは大きな開きが生じます。危険なプライドの意味がこれでおわかりいただけるかと存じます。
無謀な作戦では勝利できない
彼らがトータルで勝てない原因は「まともな研究」をしていないからです。自分では人が知らない凄い秘密を知っていると錯覚していますが、その程度の知識は勝つために必要な知識の一割か二割にすぎないことに気付いていません。常勝に近い戦績を残すためには、あらゆる状況において迅速かつ的確な判断を下すことを可能ならしめる「総合攻略ノウハウ」を携える必要があります。僭越ながら最強攻略法・海殺しXはあらゆる戦略と戦術を集大成した総合攻略ノウハウの一つです。
セット打法(正規ロムには絶対に通用しません!)を例にあげるまでもなく、インターネット上でパチンコ攻略法と称して販売されている情報にまともなものはほとんどありません。しかし、懸命に探せば、それなりに価値のある情報が全くないわけでもないでしょう。最強攻略法・海殺しXを購入されなくても、購入に値するまともな研究レポートであれば、それに投資する価値は十分にあるといえるでしょう。要するに、勝つためにまともな研究をせずに、攻略において大きなウェートを占めない断片情報だけで勝負を挑むのは、大量破壊兵器を持つ敵に対し、弓矢のみで原始的な戦いをするような無謀な作戦なのです。
では、どのような作戦が有益といえるのでしょうか。勿論、私どもの手の内をここで明かすことはできませんが、中編以降においては、その考え方の糸口になりうる幾つかの情報を皆様と分かち合いたいと思います。
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パチンコルネッサンスの仕掛人