海物語アクアの攻略に関する考察(前編)

スペックから受ける印象

パチンコ業界の旗手 、SANYOが海物語シリーズの最新機種として、海物語アクアをリリースしました。従来の後継機と異なる点は桜バージョン以来のSTタイプであることです。初心者のために解説しますと、STとは回数限定の確変機能のことです。海物語アクアのST突入率は100パーセントですので、どんな当たりでも確変になるという魅力がある反面、ST回数が100回と規定されているため、大当たり終了後、電チューサポートが伴う100回以内に当たらなければ、確変は終了してしまいます。

ちなみに、ST中の大当たり確率は1/68.481となっています。素人目には、たやすく連荘するように見えます。事実、メーカー発表の連荘期待値は約77パーセントとかなり高めです。誰だって4~5連荘は堅いと考えてしまうでしょう。数学的な思考としては決して間違っていませんが、この計算には各台のサイクルの状態(ロムの強さ)と自分の台の属するグループ(ホルコンが管理する上でのユニット)の強さが加味されていません。つまり、全てのケースを平均した場合の期待値計算になっているのです。実際には期待値を大幅に上回る大連荘もあれば、はらわたが煮えくり返るような惨めな当たり(単発で終了、そこそこに連荘しても4ラウンドの当たりばかり等)もあります。これはまさにプロを喜ばせ、素人を怒らせるスペックといえましょう。その理由を以下に述べます。

皆さんの今後のパチンコライフを左右する重大な内容ですので心してお読み下さい。なお、このコラムは読者にホルコンの知識があることを前提としています。

笑うプロと泣く素人

素人は順調にドル箱を積める台を見抜く力がありません。「この台は大きくハマっているので、そろそろ爆発するだろう」とか「この台は今まで好調だったので再び多連荘するだろう」というように、山勘だけを頼りに論理的な分析を欠いたまま台を選び、ひとたび座れば湯水の如くお金を使いまくるのが素人というものです。2万円、3万円と注ぎ込んだ後に待望の当たりが来て、連荘せずに終わってしまえば、どんな心境になるでしょうか。しかも、4ラウンドの当たりではひと箱の半分にもなりません。まだ従来の機種で何万円も使った後に単発当たりが出る方がマシと思うことでしょう。又、何万円も注ぎ込んだ後に4ラウンドの当たりが来て、ST中にも4ラウンドの当たりが2回続いてそのまま終了してしまったとしましょう。記録上は3連荘となりますが、従来の機種で2連荘、もしくは単発の方がマシと思うはずです。

そのような惨めな当たりがあちこちで発生している間にプロは良い台を爆発させています。海物語アクアの大当たり確率は通常時でも1/315.077と海物語シリーズとしてはかなり甘めに設定されていますので、良い台は何度も当たりが入り、瞬く間に10箱以上を積み上げる展開になりやすいといえます。ストレートで10連荘以上することもあれば、数珠連で10箱以上に達するケースもあります。

スペックが戦術に及ぼす影響

大当たり確率が甘いということは、戦術にも影響を及ぼします。従来の海物語シリーズにおける標準的な爆発台は15箱前後で終焉を迎え、その後はハマリに転じるケースが大半でした。海物語アクアの爆発はスペック上、少し落ちて、標準スタイルで13箱前後です。しかし、スペックが甘いために投資額を節約できますので(※良い台を打っている場合の話)、結局は同じようなものです。

従来機種であれば、自分の爆発が最終ゴールに到達した後、その台に見切りをつけて別の台での爆発を狙うのが一般的なプロの行動パターンでした。しかし、海物語アクアの場合、自分の台が属するグループがホルコンに溺愛されていれば、長時間の休みを何度も入れながら粘り、グループ内の他の台に何度も当たりが行き渡った後に再爆発を狙うこともできます。(閉店まで十分な時間があればの話)

従来機種でもこの手は使えましたが、スペック上、当たりの発生頻度が鈍るため、グループ全体に十分な数の当たりが行き渡るまでに時間がかかり、閉店間際になりますと、当たり番の入った台に誰も座っていないためにスムーズな「中継」が実現せず、元爆発台がハマったまま復活を果たせずに閉店時間を迎えてしまうことも珍しくありませんでした。しかし、海物語アクアはホールの台の稼動率さえ高ければ、最初の爆発→何箱か失う→再爆発というパターンで20箱以上の大爆発が発生する確率が従来の機種よりも遥かに高いのです。これが海物語アクアの最大の楽しみでもあります。

海物語アクアだけでシマを構成せず、海物語アクアがスーパー海物語IN沖縄3など従来機種とミックスされてシマを構成している場合も似たような状況が発生します。同じグループの沖縄3が多連荘後の「中休み」に入ったタイミングでスペックの甘さを生かして海物語アクアの好調台が息を吹き返し、再び多連荘する光景は頻繁に目にします。

天国と地獄

パチンコの原理とは至って単純です。限度を超えたハマリ台が出現するたびに限度を超えた爆発台が誕生するのです。海物語アクアもホールのこの原則にならいます。惨めな当たり(4ラウンドの単発、4ラウンド中心の数連荘等)をする台があるお蔭で、気持ち良い当たり(初当たりが何度も来て、しかも大半が多連荘、しかも16ラウンド頻出)をする台もあるのです。これがパチンコの真実であり、全ての台が均等に出ることは絶対にありません。この謎を読み解く鍵はホールを管理するホルコンの存在と各台のサイクル状態にあります。この二つの秘密を同時に解明しない限り、パチンコ常勝組に入ることはできません。

天国に行くか地獄に行くかは運次第というよりも七割方は台を見抜く目と知識の有無で決まってしまいます。

甘いスペック機種の一番の魅力

ところで、大当たり確率の甘い機種はどの台でも楽観的に打てるというものではありません。海物語アクアで1500回転を超える特大ハマリは日常茶飯事です。遊パチ(甘デジ)ですら600回転程度のハマリは頻繁に見られますので、これはさほど驚くに値しません。パチンコに通暁した識者にはもうかなり知られていることですが、昨今のCRパチンコは機種を問わず、好調サイクル、通常サイクル、不調サイクルなどがランダムにループする仕組みになっています。

昔流行した「大工の源さん」(大爆発したり大ハマリになったりする博打性の強い機種)の天国モード、通常モード、地獄モードなどと全く同じです。それが公表されていないだけなのです。メーカー発表の大当たり確率はそれらの全てを総合した確率ですので嘘にはならず、無事に検定を通過することができます。

注意すべきことは、サイクルの良い台が大甘の大当たり確率になっているが故に自力で当たっているのではないということです。ホルコンはサイクルの良い台を優先的に何度も当たり番(次に当たる台)に選ぶ傾向があり、サイクルの良い台は当たりさえすれば多連荘が中心となって順調にドル箱を積み上げてゆきます。時折、ホルコンで繋がれた同一グループ内に別の好調台があったり、グループが弱くなっている時に好調サイクル台が不覚にもくだらない当たり(単発、確変2~3連荘、4ラウンドばかりの数連荘など)をすることもありますが、大抵の場合はそれほどハマらぬうちに復活の初当たりが来て、今度は順調に伸びてゆくのが強い台の特徴です。

爆発し損ねた良い台(まだ完全に燃え尽きていない台。すでに数箱出したとはいえ、次の当たりで一撃7~8連荘はゆうに狙える台)を拾って勝つのが最も単純明快な作戦であり、現在はハマっているけれどもある時期を境にサイクル変換が起こり爆発に転じる可能性の高い台で粘るよりも投資がかからない分、安全かつ得策です。(※サイクル変換の秘密、爆発する潜在力を秘めた台については最強攻略法・海殺しXのテキストに理論的に詳述されている)

甘いスペックの機種の一番の魅力は当たる前の前兆があってから当たるまでほとんどお金を使わずに済むことです。後編では、攻略に関わる極めて重要な事柄を具体的に解説します。

(2014年2月23日)

関連リンク

海物語アクアの連荘継続テクニック

海物語アクアの攻略に関する考察(後編 )

当たる前の前兆

過去のコラムでも書きましたが、スーパー海物語以降の海物語シリーズに共通する現象は当たる前に「最終発展形」のスーパーリーチが何度か現れることです。最終発展形とはクラゲや五人目の娘のことです。スーパー海物語IN沖縄3では、沖縄モードでこれが現れますが、海物語アクアでは、探索モードでこれが現れます。したがって、海物語アクアの台の調子を判断するのに最も適したモードは探索モードということになります。(※最も当たりやすいという意味ではありません)

クラゲが多発するのは強いグループの各台に共通する現象ですが、飽きるほどクラゲが出るというのに、待てど暮らせど一向に当たらない台は当分の間、ハマり続け、ある時を境に爆発に転じる傾向が顕著に認められます。(そういう台はひとまず捨てるのが賢い判断です。その後、いろいろな人に打たせて、皆が根負けした後に再び打つことも視野に入れて・・・)

強い台はクラゲが1回か2回出れば、その後の早い段階に決め手となるスーパーリーチ(魚群など)が来て、すんなりと当たってしまうものです。

クラゲの法則

海物語アクアのクラゲの出現には次のような法則が成り立ちます。必ずしもそうなるというわけではありませんが、約70パーセントの信頼度があるといえます。

  • (1)強い台(好調サイクルに入っている台)は最初のクラゲが出た後、30回転以内に再びクラゲが出るかそれに準じる派手な演出(ひときわ目立つチャンス目の連続など)を伴うスーパーリーチ、あるいは、それ以上に熱いリーチ(クラゲ+魚群など)が来る。それ以上に熱いリーチが来てそれで当たらなければ、その時点においてその台は本物の好調台とはいえない。

最初のクラゲが出てから30回転以内に再度のクラゲもしくはそれに準じる派手な演出を伴うリーチが出て当たらなくてもまだチャンスはある。その台が当たり番(ホルコンが次の当たりに選んだ台)であれば、その後の50回転以内に決め手となるスーパーリーチが来て当たることが多い。

  • (2)クラゲが定期的に多発するのになかなか当たらない台は次のいずれかに該当する。
  • A.強いグループのハマリ台である・・・この台のハマリのお陰でグループ内の強い台が大儲けしている。相当なハマリとなることが多いが、何時間も経って、誰も見向きもしなくなった頃に突然、爆発することが多い。時々、その台に座って打つのは夢があるが、2000円以上のプレーは厳禁。痛い目にあうことが大半。しかし、爆発の可能性は捨てきれない。
  • B.強い台ではあるが、ホルコンがグループから逃げている・・・好調サイクル台の特徴はバラエティーに富んだスーパーリーチが定期的に出現し、打ち手を飽きさせないことと最終発展形のスーパーリーチが多発することにある。自分の台の属するグループをホルコンが選んでいない場合は、強い台であっても最終発展形のスーパーリーチが多発するだけで当たりには至らない。しかし、ひとたび、ホルコンがそのグループに入れば、真っ先にその台が当たりやすい。
  • (3)クラゲから魚群に発展して外れる台はしばらくはハマリの傾向にある。魚群が外れてから10回転以内に意外な当たり(一発告知、ノーマルリーチからの当たり、プレミア当たりなど)が来ることも稀にあるが、魚群を外してから10回転を過ぎてしまうと当分の間は当たらない。
  • (4)今までクラゲを伴わないスーパーリーチしか来なかったのにある時期を境にクラゲがコンスタントに出るようになった台は回転数によってサイクルが好転した可能性がある。(回転数とサイクル変換の関連については、最強攻略法・海殺しXのテキストに記載)その台が属するグループが強ければ、その後、早い段階での当たりが望めるが、グループが弱い場合や強くてもたまたまホルコンがそのグループから逃げている場合はすぐには当たらない。しかし、ホルコンがそのグループに入った時は(2)のBと同じ。
  • (5)今までクラゲが多発したのにある時期を境にクラゲを伴わないスーパーリーチが多発したり、スーパーリーチそのものがほとんど出なくなった台は回転数によってサイクルが落ちてしまった可能性がある。(当分の間はハマる傾向が強いので台を捨てる方が無難)

その他にもクラゲに関する法則はまだまだありますが、全てを紹介すれば複雑になりすぎますので、最重要のものだけをラインアップしました。

スペックの違いが物語るもの

スペック上の差異は意外なところに現れるものです。遊パチ(甘デジ)をよく打つ人はおわかりになるかと思いますが、遊パチの海物語シリーズで最終発展形(沖縄3の五人目の娘、大海2のクラゲ等)が出た場合、良い台ならば、その直後(回転数にして10回転以内)に魚群が出て当たることが頻繁にあります。スペックの甘さはこのような現象を通じて証明されます。デタラメにハマリ台を打ち、「こんなにハマっているのだからスペックを考えればそろそろ当たる頃だろう」というような考え方は愚の骨頂です。

スーパー海物語IN沖縄3との違い

海物語アクアは遊パチほど甘いスペックではありませんが、スーパー海物語IN沖縄3よりは甘いスペックです。では、どのようなところにその違いが反映されるのでしょうか。

それは当たりの前兆が出始めてから実際に当たるまでの早さです。探索モードのクラゲは当たりの前兆となる重要なサインです。クラゲが出たからといって必ず当たるというわけではありません。その理由は前述の法則を見れば明らかです。しかし、ホルコンが選んだグループの当たり番の台は、その後、ほどなくして当たる傾向が極めて高いのが海物語シリーズの特徴です。しかし、「ほどなくして」という表現は、どれだけ短い時間を指すのでしょうか。これは実に微妙な部分であり、いろいろな要素が絡みますので、ひとことでは言えません。

まず時間帯にもよります。たとえホールが出血サービスの日と定めた日に打っても、回収期に打っているのであれば、当たり番の台でも少しは待たされます。放出期であれば、すぐに当たります。ホールが設定する回収日、放出日の違いによっても差が出ます。それと同様に、スペックの差も重要な要素となります。

スーパー海物語IN沖縄3では、強い台でも五人目の娘(クラゲに相当)が4回も5回も出た後に当たることもあります。五人目の娘が多発しても当たらない台はしばらくハマリの傾向にあることは既述の通りです。(クラゲの法則の「クラゲ」を「五人目の娘」に置き換えて読んで下さい) しかし、強い台であっても時には多少の道草をすることがあるのです。五人目の娘がコンスタントに3回出た後の判断は微妙です。そのうちの一回でも魚群を伴っていて、にもかかわらず外れた場合は論外です。こういう台は未練なく捨てることができますが、五人目の娘が魚群なしで3回出た場合はその3回のスーパーリーチの種類も判断材料に加えなければなりません。

3回とも異なる種類のスーパーリーチであれば、まだ期待が持てます。全て同じ種類のスーパーリーチの場合はまだまだハマる可能性が高いといえます。3回のスーパーリーチが2種類であっても、そのうちの一つがワリン登場のバギーリーチであれば(特に最後のスーパーリーチがバギーリーチであれば)、まだ期待が持てます。しかし、期待が持てるパターンであっても、その後すぐに当たるとは限りません。当たるかもしれないし、ハマるかもしれないのです。

このように標準スペックの機種は強い台であっても打ち手をじらす傾向があります。しかし、海物語アクアで魚群なしのクラゲが短いスパンで3回も4回も出て当たらない台はハマリ台の可能性が濃厚です。スペックの甘い機種の強い台は当たるまでにそんなに時間がかからないからです。遊パチでクラゲや五人目の娘が出れば、その後すぐに当たるのが強い台の特徴です。海物語アクアの場合は遊パチよりはじらされますが、スーパー海物語IN沖縄3ほどはじらされません。

よくよく考えれば当たり前のことです。スーパー海物語IN沖縄3の強い台の初当たりは確変が大半です。そして、強い台はひとたび当たれば高確率で多連荘します。強い台は初当たりが単発でも高確率で時短中に確変で当たります。ST機ではありませんので、確変になりさえすれば、次の16ラウンド当たりが保証されています。それゆえ、とてつもない大連荘も頻繁に発生し、強いグループの強い台は15連荘、20連荘も夢ではありません。少しじらされるのはその代償です。

一方、海物語アクアの当たりは例外なく確変ではあるものの、初当たりは4ラウンド当たりが中心です。強い台はST中に16ラウンドの当たりを連発しますが、4ラウンド当たりもあれば8ラウンドの当たりもあります。又、ST機の性格上、確変でも次の当たりが保証されているわけではありません。このフラストレーションを解消する手段として「強い台は、じらされない」という傾向があるのです。

皆様はスペックの違いについて、このような視点で考察されたことはありますでしょうか。デタラメに台を選んで「こんなにハマりやがって。甘いスペックなんてウソだ!」、「4ラウンドの当たりばかり出しやがって。メーカー発表のラウンド数の振り分けはおかしいぞ」などと愚痴をこぼしているようでは、永遠にパチンコの常勝組には入れません。パチンコの知識のイロハすらないからです。

勝つために全力を尽くす

パチンコで蓄財するためには冷静な分析力と勝つための武器(攻略のためのノウハウ)を持たなければなりません。学者になれるほどの緻密な頭脳は要求されません。学歴も不問です。攻略をするために覚えなければならないことは少しも難しいものではありません。最強攻略法・海殺しXは「これだけ覚れば十分」という各種ノウハウをコンパクトにまとめた戦術指南書です。

不労所得は怠け者が思い描く浅はかな夢です。労せずしてお金を稼ぎたいという安易な考えで勝てるほどパチンコは生ぬるいものではありません。パチンコの実力はIQの高さや教養の深さとは全く無関係なものですが、必要な知識を身につけない限り、トータルの収支で黒字を出すことは絶対にできません。

日頃は勤勉な努力家であっても、パチンコは憂さ晴らしで打っている人が大半です。何故、その真面目さをパチンコに生かさないのか不思議です。勝つためにはそれなりの努力が問われるのです。

パチンコで失うもの

ある統計によりますと、パチンコは一人平均、一回のプレーにつき8000円を失うゲームであるとのことです。週に一回打つ人は月に2万4千円失うことになります。もちろん、誰でも時には大勝ちを経験しますので、そのような実感は湧かないかもしれません。しかし、確率と統計は嘘をつきません。一年の収支を計算すれば、確実に一回8000円のマイナスに限りなく近い数値に落ち着くはずです。素人で年間100日パチンコを打つ人は一年で80万円もどぶに捨てていることになります。

年間100日もパチンコを打って収支がプラスマイナス0か僅かながらもプラスになっている人はきっとホルコンに詳しい人でしょう。トータル収支がプラスマイナス0という不本意な成績であっても、これは十分に賞賛に値します。一般人には到底不可能なことだからです。しかし、膨大な時間を無駄にして、この程度の結果に満足できる人が果たしているでしょうか。

パチンコで失うものはお金だけにとどまりません。時間の浪費もそれと同じくらいのダメージをもたらします。年収の多い仕事をしている人にとっては、お金の損失以上に深刻な問題かもしれません。

お金や時間を失えば、二次被害も発生します。友人知人に義理を欠いたり、人からの信用を失うことにもなりかねません。(コラム「パチンコを取り戻す 自由海物語党」参照)

リヴィエラ革命

デタラメに打てば百害あって一利なしのパチンコというものを「人生の友」に変えることが当倶楽部の提唱する「革命」(パチンコ・ルネッサンス)なのです。

パチンコで蓄財するためにはホルコンの知識のみならず、爆発する台の見抜き方も必要なのです。ホルコンマニアの弱点は当てることは上手でも爆発のノウハウを有していないことです。(ホルコン攻略だけでは、たまたま爆発しない限り、まともな収益は出せない)

爆発台の見抜き方はオプショナル商品の「カシオペア攻略術」に詳細な説明があります。爆発する潜在力を秘めた台の特徴や台の休め方(極めて重要)、好調サイン、不調サイン、サイクル変換の秘密(最重要)は最強攻略法・海殺しXのテキストに網羅されています。

最強攻略法・海殺しXの秘密兵器「ウルトラ速攻法」は海物語アクアの場合、確変時の大当り確率がスーパー海物語IN沖縄3よりも低いため、使用する機会は減りますが、使用時の成功率ではスーパー海物語IN沖縄3よりも上回ります。

そして、何よりも重要なことは、確かな知識に依拠した台選びと立ち回りを行い、勝ち逃げに徹することです。当倶楽部では「小利を重ねて勝利する」をモットーにしています。常に勝率8割(4勝1敗ペース)をキープし、利益が出ているうちにやめることに徹すれば、自然と財を成すことができます。これこそが「コロンブスの卵」なのです。

爆発は数回のプレーにつき1回実現すれば十分です。4勝1敗の内訳が爆発(大儲け)1回、小遣い稼ぎ程度の勝ちが3回、不本意な敗戦が1回とした場合、収益の半分以上は1回の爆発によってもたらされます。最強攻略法・海殺しXを用いれば、数回に1回の爆発などは少しも珍しいことではありません。爆発しなかった4戦は爆発台にめぐり逢うために必要であったと考えればよいのです。この4戦を3勝1敗で乗り切れば、損をしない上にそこそこの収益にはなっていますので、それで十分と割り切るべきです。

青い鳥の夢

あまりにも突飛な話ですので、今まで打ち明けたことはありませんでしたが、最強攻略法・海殺しXは私(佐々木智親)が見た不思議な夢が実を結んで誕生したものです。

色つきの夢は滅多に見るものではありませんが、その日の夢には一匹の青い鳥が登場しました。他の景色は白黒なのに、何故かその鳥だけが鮮やかなブルーの光彩を放っていました。夢の中で私は公園のベンチに腰掛けていました。何か深い悩みに打ちひしがれていた私に青色に輝く鳥が近づいてきたのです。私はその鳥が「自分について来い」と言ったような気がして、立ち上がりました。鳥は空を飛び、私は走ってその後を追いかけました。ふと、気づくと、私はもう一年近くも打っていなかったパチンコ屋の前に来ていました。鳥はパチンコ屋の入り口に着地した途端に消え去りました。ふわっと消えてしまったのです。その瞬間、目が覚めました。

私の全身は汗でびっしょりでした。息遣いも荒く、まるで本当に走った直後のようでした。私の一日は一服のタバコから始まります。いつものようにタバコを吸いにベランダに出た時、眼前に美しい虹が広がっていました。東京で虹を見ることはほとんどありません。私はこの夢には自分の運命を左右する何かを秘めていると直感的に悟りました。その日、私は青い鳥が着地した地元のパチンコ屋に行きました。青い鳥の夢を見たので青のイメージの強い海物語を打ったのですが、ハンドルを回した途端、いきなり当たり、それが25箱を超える大爆発になりました。あまりにも出来すぎた話です。

もちろん、当時は素人でしたので、その後はよく負けました。しかし、私はこの夢のことが忘れられず、日夜、海物語シリーズの研究に励み、なんと十年以上の歳月を経て、ついに最強攻略法・海殺しXを完成させたのです。

私の青い鳥が皆さんの青い鳥にもなりますように。

それが私の望みであり、ユーザー(購入者)の皆様との温もりのある交流が今の私の生き甲斐になっています。最近はメールの数があまりにも多く、返信に時間がかかったり、いただいたメールがどういうわけかスパム扱いになっていて気づかないということがよくあり、皆様に申し訳なく思っています。とはいえ、私は少しずつでも返信を書いています。自分の研究が大勢の人々に伝わる喜びは、自分の論文が広く知れ渡る学者の喜びに似ているといえるでしょう。

今回のコラムが皆様にとっての青い鳥となることを切に願っています。

(2014年2月23日)

関連リンク

海物語アクアの連荘継続テクニック

海物語アクア 基本スペック

【ワンポイント・アドバイス】全ての当たりが確変という魅力に加え、大当り確率の甘さが初当たりを引きやすくするという刺激に富む機種ですが、ST機能(確変状態の回数制限)とラウンド数の多様性(4R、8R、16R)という危険要素を含んでいますので、細心の注意が必要です。確固たる戦略なしにむやみに打てば、惨劇を招きかねません。その反面、好調サイクル(最強攻略法・海殺しXのテキストに記載)に入っている良い台は多連荘が終わった後、早い段階で再度の初当たりが引きやすいという一大メリットがあります。このスペックの場合、極端なハマリ台を打つのは推奨できませんが、冴えない当たり(単発、4ラウンドばかりの数連荘等)をコンスタントに連発した後、サイクル変換が起こりやすい大当り回数(最強攻略法・海殺しXのテキストに記載)の直前で停滞し、かなりハマっている台は当たりさえすれば爆発する可能性が濃厚です。特にホルコンがその台が属するグループを溺愛している場合は高確率で爆発します。

新コラム紹介

大当たり確率 1/315.077(通常時)
1/68.481(確変時)
賞球数 3&2&10&13
カウント&ラウンド 9カウント、16R or 8R or 4R
ST継続期待値 約77%
ST突入率 100%
ST回数 100回
平均獲得出玉 16R:1710個
8R:850個
4R:430個
大当たりラウンド振分け(ヘソ入賞時) 16R:28.5%
4R:61.5%
クジラッキーボーナス(16R):2%
クジラッキーボーナス(8R):3%
クジラッキーボーナス(4R):5%
大当たりラウンド振分け(電チュー入賞時) 16R:52%
4R:38%
クジラッキーボーナス(16R):2%
クジラッキーボーナス(8R):3%
クジラッキーボーナス(4R):5%

デラックス海物語攻略のヒント(通常プレー編)

モードの選択について

デラックス海物語のバカンスモードの演出はスーパー海物語in 沖縄(及び沖縄2)をベースにしたものです。海物語シリーズの3つのモードは単なる演出の違いにすぎないと思っては大きな間違いです。お年寄りなどは目障りな演出が煩わしいという理由で慣れ親しんでいる海モードで打つ人が多いように見受けられますが、海モードは他のモードと違って当たる前の予兆がリーチとチャンス目(ばらけ目)の多発くらいしかなく、リーチの中でも鍵となるスーパーリーチの種別(後述)がはっきりしないという短所があります。

大海物語2を思い出せ

前機種、大海物語2で最も人気のあったモードはトレジャーモードでした。大海物語スペシャルを受け継いだ演出ですが、攻略の鍵はクラゲの出現にありました。クラゲが全く出ない台はハマリの傾向が強く、好調サイクルに入っている台(※俗に言うロムの良い台、以下、単に良い台を呼称)はクラゲが通常プレー、時短プレーを問わず定期的に出現します。

一つの台で粘らずに、早期に台を捨てるか否かの決断を迫られる時、時短中に一度もクラゲに発展しなかった台は時短後の早い段階での復活当たりは難しいと判断して、時短終了後に別の台に移動するプロが結構いました。通常プレー中に短いスパンの中でクラゲ発展が2~3回あった場合、良い台であれば、最後のクラゲは魚群を伴って当たるのが通常のパターンです。逆に短いスパンの中で4回以上もクラゲが出て魚群が出ないとか魚群は出たものの当たらない台はその時点ではハマリに入っており、当分の間は当たらないものです。

このような法則は7割方あてはまります。3割の例外もありますが、パチンコ攻略の基本は「高確率で起きる現象」を狙うことにあります。低確率で起こる現象に賭けるのは相当なリスクを覚悟した上での大爆発狙いを除き、基本的には避けることが基本的な心得となります。

デラックス海物語の場合

さて、デラックス海物語で大海物語2のトレジャーモードに相当するのはバカンスモードです。昨今の海物語シリーズは3つ目のモードが最も「形勢判断」が容易なモードなのです。誤解なきよう申し添えますが、3つ目のモードが当たりやすいという意味ではありません。どのモードで打っても大当たり確率は同じですし、ホルコン(ホールコンピュータ)の作用には何一つ影響を与えません。しかし、今、自分が打つべき台がその台でよいのかどうかを判断する上で3つ目のモードで打つのは大切なことです。遊びで打つのであればモードはなんでも構いません。頻繁にモードを変えて楽しんでいる無邪気な人をよく見かけますが、彼らはパチンコというゲームに興じている人たちです。パチンコで堅実に蓄財をするためには、遊び心を捨てて勝負の鬼と化さなければならないのです。シビアに打って少しでも有利な状況を作り出すことは極めて重要なことです。

ステップアップの裏の意味を読み解く

さて、3つ目のモードの特徴はステップアップにあります。これは単に客を喜ばせるためだけにあるのではなく、このステップアップには「攻略の鍵」が隠されています。最終形まで発展するかどうかを注意深く見守って下さい。デラックス海物語におけるクラゲに代わる演出は「5人娘」です。次のような傾向があります。(※信頼度は70パーセント程度)

  • ●4人娘が頻出するが5人目の娘が全く出ない・・・しばらくハマる可能性が濃厚。当たるとすれば特殊な当たり(一発告知、走り、ノーマルリーチでの当たりや突確等、以下、特殊当たりと呼称)が大半。特に4人娘トビウオなしが頻出する台は要注意。
  • ●4人娘がほとんど出ない・・・基本的に上記と同じ。特殊当たりが来る例外もあるが、大抵の場合、しばらくの間、ハマリ。突然、4人娘から5人娘に発展して魚群が出たとしても、当たることはほとんどなし。
  • ◎4人娘が頻繁に出て時折、5人目も何度か出るが魚群は出ない・・・最も一般的な当たる前の予兆。2回目か3回目かの5人娘の出現時に魚群が出て当たることが多い。もしその魚群を外すようであれば、その直後(10回転以内)になんらかの形で当たらない限り、しばらくハマリに入りやすい。
  • ●5人娘が薄気味悪いほど出るが魚群が出ない・・・二つの可能性あり。さほど遠からぬ将来に当たるか大ハマリ。この現象が発生する原因は主に二つ。単にホルコンがグループ(ユニット)に入っていないか、あるいは、グループ全体としては好調だが、自分の台だけが置き去りにされている(=ホルコンにスキップされている)かのいずれか。前者ならばホルコンが自分の台を含むグループに来た時に自分の台が当選台に選ばれやすい有利な条件となるので迂闊に捨てるのは禁物。何度か10分くらいの休憩を挟みながら粘るだけの価値あり。後者の場合は必ずといってよいほど、ある時点で5人娘の出現がなくなり、他にも期待度の高い予告を伴ったスーパーリーチを何度も外す典型的なハマリ台。

※このような台の深追いは禁物である。ハマリから抜け出した後に爆発しやすいため、事情通ほど粘ってしまいがちな台であるが、自分を含め何人もの客が万単位の投資金を費やして根負けした後(記録的な大ハマリになる)、誰からも見向きもされなくなった頃にひょいっと座った人が当てて爆発するケースが目立つ。

チャンス目の法則

娘の人数と同様に目が離せない予兆はチャンス目です。チャンス目とは画面上に同じ数字が3つバラバラに出現することです。チャンス目出現時には音が鳴りますので誰でも気づくことができます。一般的に以下のような法則が認められます。

  • ●チャンス目がほとんど出現しない・・・しばらくはハマリの傾向。当たるとすれば特殊当たりが大半だが、良い台でない限り、なかなかこのような僥倖にはめぐり逢えない。20~30回転中チャンス目がほとんど出ないだけであれば、よくあることなので悲観する必要なし。しかし、100回転のうちで数回程度しかチャンス目が出ず、しかも、それが一時に集中せず分散して出る場合は当分の間、ハマリの傾向と心得るべし。
  • ◎チャンス目が頻出するがそれがリーチに発展しない・・・近い将来の当たりが最も見込めるパターン。リーチの次の回転でチャンス目が出ることが何度かあれば、さらに良し。チャンス目が頻繁に出て、それがリーチに発展せず、かつ4人娘、5人娘が上記の理想的なパターン(◎印)で出現する台は簡単に手放すべきではない。特にチャンス目が2回連続することがあれば、その後30回転以内にスーパーリーチが出やすく、それで当たることも。

チャンス目出現後にハンドル付近に表示されるマークに「!」が出た場合も同様。遠からぬ将来にスーパーリーチが出やすく、それで当たることも。但し、チャンス目の2回連続や「!」が出現してもその後の30回転以内に何事も起こらぬ台はそのままハマってしまうこともあるので要注意。

  • ●チャンス目からリーチに発展する・・・基本的には芳しくない状況。素人ほど喜ぶが、チャンス目からリーチに発展した場合は「それで当たらなければならない」。実際は外れることの方が遥かに多い。大抵の場合、まもなく自分の台の属するグループ(ユニット)の他の台が当たる皮肉な傾向あり。つまり、大半の場合、自分の台はホルコンに選ばれた「当たり番」(当選台)ではない。例外的にその後ハマらずに当たるとすれば、特殊当たりになりやすい。もう一つの例外として、チャンス目からリーチに発展することが2~3回、定期的に続き、最後は当たるというケースもあるが、確率的には期待薄。

チャンス目からリーチに発展した台の対処法は微妙。運が良ければ自分の属するグループの他の台が当たった直後に自分の台にも当たりが来る。(特にチャンス目から「5人娘・魚群なし」のリーチに発展して外れた台) 一方、その後、延々とハマることもある。(特にチャンス目から「ノーマルリーチ・トビウオなし」に発展して外れた台)

※チャンス目からリーチに発展して外れた場合、その後、最低でも数回転は回さなければならない。(稀に当たることもあるため)しかし、数回転のうちに何事も起こらなければ、しばらく台を休ませる(=空き台の状態にする)のが基本的な心得となる。ホルコンには空き台を好む性質があるため、このような手口はプロの常套手段である。(※但し、空き台にしたからといって、その台が必ず当たり番となる保証はどこにもない)

理想としては短いスパンの中でチャンス目が頻出し、それがリーチに発展しない台が狙い目。又、1~2回、「!」が表示されるとなお良し。但し、3回以上、「!」が出ても一向に当たらない台はハマリの傾向あり。

スーパーリーチの種別と推移を見る

ステップアップとチャンス目の動向とともに重要となる予兆は、スーパーリーチの出方です。特殊当たりはいきなり来て驚かされることがありますが、最も一般的な当たりは何回かのスーパーリーチを経た後に来るものです。目安として、短いスパン(20~50回転以内)にスーパーリーチが1~3回出て、最後のスーパーリーチから50回転以内に「決め手」となる強力なスーパーリーチ(魚群、期待度の高い予告付き等、鮮やかで見栄えのするもの)が出て当たると覚えておいて下さい。もし決め手が出ても当たらなかった場合、約50パーセントの確率でその台は深いハマリに入る傾向があります。又、短いスパンの中で4回も5回もスーパーリーチが出て当たらない台も同様です。良い台はそんなに苦労はしないものなのです。 

短いスパンでスーパーリーチが1~3回出た後に一向に決め手が出ないまま50回転以上過ぎてしまった場合は再びふりだしに戻ったとご理解下さい。この場合、最強攻略法・海殺しXのユーザーの皆さんはテキストに忠実に状況判断をして、台を変えるなり、休憩を入れる(空き台待機)なりして下さい。台を変えるかどうかの判断が周囲の状況から難しい場合はスーパーリーチの推移を見て決めます。

一般的に良い台というものは同じ種類のリーチが何度も出ずにバラエティーに富んだ各種リーチで打つ人を飽きさせないようにできています。これが好調サイクルに入っている台に仕組まれた基本的なプログラムなのです。機種に搭載された内部コンピュータの癖を見抜くことも攻略には欠かせません。

不調台はスーパーリーチが全く出ないか、同じ種類のスーパーリーチが何度も出る傾向にあります。特にマリンが3回も4回も連続して出る台は高確率で深いハマリに向かいます。同じリーチでも一回目は4人娘で来て、2回目は5人娘で来るパターンは悲観する必要はありません。リーチアクションは同じでもこの場合は種別の異なるリーチとみなすべきです。

もう一つの鍵となるのはワリンの出現です。デラックス海物語ではバナナボートリーチ中にワリンが出現します。海物語シリーズにおいて、ワリン系リーチは他のリーチと比べて出現率が低く信頼度が高めに設定されています。魚群なしでも当たることもあります。良い台ほどワリンがよく出ます。魚群付きワリンのハズレはあまり芳しいことではありませんが、魚群なしワリンのハズレが来た場合はその後、50回転は粘ってみるべきです。ワリンで当たらなくても、その後、まもなく別のリーチで当たることが頻繁にあるからです。

まとめ

如何でしたか。思い当たるふしはありましたでしょうか。SANYOの海物語シリーズはいずれも作為的に「観察力の鋭い人に何かを嗅ぎつかせる仕掛け」を施しています。これが不動の人気ナンバーワンの秘密なのです。素人でも嗅覚の鋭い人ならば、今回のコラムで紹介したような法則を見抜くことができます。つまり、海物語シリーズは「研究する楽しさ」があるため、いつまでもファンを失わないのです。しかし、SANYOの戦略の複雑ところは、何事にも例外ケースを用意していることです。

走りによる確変当たりを例に説明しましょう。あまりスーパーリーチの出ない退屈する台で何度もノーマルリーチが来て、「またノーマルか」をうなだれていると、突然、図柄が走り出して確変で当たり、ビックリ仰天することがあります。眠気も吹っ飛び大興奮するのが普通の人の反応ですが、この当たり方はなかなか多連荘しない傾向があります。7割方は2~3連荘で終了してしまいます。当たった時の興奮が大きいため、人は走りによる確変当たりを「もうけもの」と思いがちです。ですから2~3連荘でも「まあ、いいや」と思ってしまうわけです。このへんの人間心理をSANYOは計算しつくしています。しかし、心憎いことに例外(約3割)も用意しているのです。走りによる確変当たりからその台が爆発に転じることもあります。

もう一つの例を示しましょう。これは私どもの攻略情報ではないのですが、裏サメ(9と1の間の4)で当たってそれが確変(1=タコ)に昇格する台は爆発するという噂が巷間では囁かれています。実際にその傾向は強く、ハマリ台がこのパターンで当たった場合、7割方は爆発台(短時間でドル箱山積み)もしくは好調台(時間をかけてドル箱山積み)に化けます。これも台が爆発のサイクルに入る前印としてSANYOが意図的に仕組んだプログラム上の秘密であることは論を待ちません。しかし、時として、このパターンで当たったものの、多連荘せず、その後、700回転を超える醜いハマリに入ることもあります。(そして、ハマリを抜けた後に爆発)このように良い傾向にしても悪い傾向にしても、必ずその逆の例外パターンが存在するのがSANYO海物語シリーズの特徴です。

上記の諸法則も逆のパターンになることもあります。たとえば、100回転中に一回も5人娘が出ない「どうしようもない台」が突然、クジラッキーボーナスで当たってから爆発するというようなパターンも稀にあります。しかし、再三申し上げているように、例外ケースを狙うという発想は健全なものではありません。例外は約3割の発生率にとどまります。合理的な思考回路の持ち主にはおわかりでしょうが、これではパチンコに勝つことはできません。長い目で見れば大きく負けてしまいます。

皆様には一連の諸法則を頭に詰め込んでいただいた上で最強攻略法・海殺しXをご使用いただきたく存じます。収支が著しく向上することは火を見るより明らかです。

デラックス海物語攻略のヒント(確変プレー編)

チャンス目

まずはじめに、確変中もバカンスモードを選択することを前提に話を進めます。好調サイクルに突入している良い台の特徴の一つにチャンス目(特に確変中)の頻出があります。デラックス海物語の確変プレー中に最も注意を払うべきポイントはチャンス目(ばらけ目)です。チャンス目がコンスタントに頻出するか否かを見極めるだけで確変が継続するかどうかのおおよその目途がつくからです。

チャンス目がほとんど出ないまま単発リーチが来た場合、それで当たってしまえば、確変昇格は期待薄です。チャンス目がほとんど出ないうちにクロスリーチが来た場合も同様です。(魚群を除き)確変ではなかなか当たりませんし、単発で当たった後の昇格も滅多に起こりません。又、チャンス目が頻繁に出ていても、確変リーチ、もしくはクロスリーチを外した場合は、その後も頻繁にチャンス目を出す必要があります。最初はチャンス目が沢山出ていながら確変リーチ、クロスリーチを外した後、チャンス目がほとんど出なくなり、その後、単発リーチもしくはクロスリーチが来れば、これはある種の危機です。運よく外れてその後にチャンス目が再び頻繁に出るようになることを祈るしかありません。

又、良い台は単にチャンス目が頻出するだけでなく、チャンス目の2回連続やチャンス目が出た後にハンドル付近に!マークがよく出ます。このパターンになれば、そのチャンス目からリーチに発展しなくても、7割方は次に確変当たりが来るものです。このパターンになったにもかかわらず、その後、しばらくして不運にも単発当たりが来てしまった場合でも、時短中に当たる期待度が通常よりも高めです。しかし、時短中に当たりが引けず、時短修了後の早い段階(目安としてひと箱以内)で復活の当たりが来なければ、少なくともしばらくの間はハマリに入る傾向があります。

強力なリーチが外れた後の推移を見る

魚群やチャンス目の連続(特に3連続)を伴ったリーチが当たらなかった場合、一般の人はすぐに悲観しますが、この時点ではまだなんとも言えません。良い台ならば、その後、無事に確変で当たるのが通例です。逆に期待度の高いリーチをあっさり外した後に次のリーチで単発で当たってしまった場合は黄信号点滅です。本当に良い台ならば時短中に当たりを引き戻したり、時短修了後の早い段階で復活の当たりが来るものですが、時短終了後にひと箱以上使っても当たりが呼び込めない場合は、決断が迫られます。最強攻略法・海殺しXのテキストに記載されている「台の潜在性」などを鑑み、長期的戦略に立ってその台で粘るというリスキーな作戦を採択する場合を除き、台移動の適切なタイミングとなります。

娘の数

通常プレー中と少し感覚が似ていますが、確変中のバカンスモードも5人目の娘が頻繁に出るかどうかが重要な観察ポイントとなります。理想的には5人目の娘が出てから魚群に発展し、それで当たることが望ましいといえます。5人娘が何度も出て魚群も外した後に単発で当たったり、魚群が出ずに普通のスーパーリーチから単発で当たった場合は時短中及び時短修了後の早い段階で当たらない限り、長期的戦略を採択するケースを除き、台を移動することが手堅い立ち回りとなります。

5人娘が頻繁に出ることは良い台の特徴ですが、良い台というものは確変がメインとなって当たりが続くものです。そして、台のロムが良い上に自分の台の属するグループ(ユニット)がホルコン(ホールコンピュータ)に溺愛されている強いグループであるならば、好調サイクル突入台は労せずして15箱前後は軽く積み上げます。そのような進展にならないということは何かがおかしいと勘ぐるのがプロ的な発想というものです。

とはいうものの、確変プレーに入ってから5人娘が全くでないうちに単発で当たってしまう台よりは5人娘が何度も出て単発で当たってしまう台の方が断然有望です。続編コラム「時短プレー編」も参考にしつつ、時短終了後に台を変えるかどうかの判断をなさって下さい。

保留玉に注目!

保留玉でリーチがかかる台は高確率で好調サイクル(優良ロム状態)に入っています。保留玉でリーチがかかり確変で当たる台は、その後、爆発しやすい傾向にあります。何故ならば、この現象はその台が含まれるグループが強力な時に発生するからです。たとえ数連荘で終わっても時短終了後にそれほど玉を失わずに復活の当たりが来て、(ホルコンの状況にもよりますが)順当にいけば自然とドル箱を積み上げる展開が予想されます。そのような台は軽々しく手放すものではありません。

保留玉リーチが外れても高確率でその台は次に確変で当たります。一方、保留玉リーチが外れて、その後、しばらくして単発当たりが来た場合は、その後の進展(時短中、時短終了後)を見ながら、一連の関連のコラム(下記参照)を頼りにご判断下さい。保留玉リーチが発生した後に単発で当たってしまった台もどちらかといえば有望といえます。しかし、保留玉リーチが外れた直後(たとえば外れてから10回転以内)に再びリーチが来て単発で当たった場合はどちらかといえば危険です。(※ハマリに向かう可能性あり)又、保留玉リーチが単発で当たってしまった台はかなり危険です。相当なハマリも有り得ます。(※但し、時短中もしくは時短終了後にハマることなく確変で当たれば逆に爆発傾向)

又、保留玉でリーチではなくチャンス目が来る台も有望です。しかし、これは次に確変が来やすいという意味での有望であり、保留玉リーチのように台のサイクルが落ちるまで長期的に有望という意味ではありません。

良い台は多連荘の最中に保留玉確変当たり、保留玉リーチ、保留玉チャンス目、5人娘の頻出、チャンス目の頻出、チャンス目の連続、チャンス目で!マークの出現など良いサインのオンパレードになります。デラックス海物語で爆発を経験された方は今まで述べたことが真実であることを力強く証しされるはずです。

良いサインが異常な頻度で現れたというのに連荘が続かずに呆気なく終わってしまう場合は、ホルコンが自分のグループから逃げているかグループ内に強力な台が他にもあり、その台の爆発の煽りを受けて、自分の台が一時的な不調に陥っているかのいずれかです。好調サイクルが維持できている限り、一時的不調に陥った好調台は十分な時間さえあれば、大抵は復活するものです。閉店まであまり時間のない時などの深追いは禁物ですが、十分な時間がある時は簡単に良い台を手放すべきではありません。何度も5~10分程度の休憩を挟んで粘るだけの価値があります。

一般的に良い台というのは再び当たった時に失った玉を補ってあまりある出玉が期待できるものです。(例:1箱失った後に5連荘、2箱失った後に8連荘etc.)時間効率(生産性)が非常に良く、時間をかけてプレーしただけのことはあったという充実感、満足感が味わえる進展をたどるのが良い台の特徴です。

但し、自分の台が最強攻略法海殺しXのテキストに記載されているサイクルの変わり目となる大当たり回数、もしくはそれに1を加えた回数(危険領域)にさしかかった時は油断禁物です。とてつもない大ハマリに入る危険性が極めて高いからです。なかなか良いセンスに恵まれていながらサイクル変換のタイミングを知らないために10箱前後積んでいたのにサイクルが変わったことに気付かずに5箱以上失ってしまう人が今のホールには溢れかえっています。このように多少賢く多少愚かな人たちが長時間にわたって同じ台で打ってくれるお陰で私どもは甘い汁を吸わせていただいているわけですが・・・。

秘密情報

これは当倶楽部のオプショナル商品、カシオペア攻略術の攻略情報に触れる内容ですので、ここで詳細を明らかにすることはできませんが、確変中の○○回転目(ヒント:10回転から20回転の間にあります)にリーチがかかる台は高確率で好調を維持します。○○回転目でチャンス目が出る台も有望です。○○回転で確変で当たる台は高確率で爆発台となります。○○回転目で単発で当たってしまった台も高確率で時短中、あるいは時短終了後の早い段階で復活の当たりが来る傾向があります。ですから、このような台はいきなり大連荘しなくても軽率に手放してはなりません。もしそのような台が数箱しか積まれていない段階で愚鈍な客が打つのをやめたのであれば、閉店間際でもない限り、その台を拾うべきです。こんな簡単なことで労せずして低額投資で10箱以上を狙うことができます。

この○○回転目の秘密を独自の研究で見破った人がいるとすれば、その人はひとかどの人物です。本心を申し上げれば、○○に入る数字をここで公開したくてたまらない心境です。これは長年にわたる海物語シリーズの研究の成果の中でも最も誇るべき大発見の一つでありますが、この程度の情報をユーザー以外の方々に開示したところで、それは私どもが販売している商品の全体のボリュームに比して実に微々たるものです。しかし、一万円を払ってカシオペア攻略術をご購入いただいたユーザー諸氏が憤慨されることは間違いありません。それゆえ渡世上の仁義から伏字にさせていただくことをお許し下さい。

プレミア(プレミアム)演出

プレミア演出(リーチの瞬間に確変当たりが確約されているもの)で当たる台は通常プレー、確変プレー、時短プレーを問わず、(プレミア演出が発生した時点では)九分九厘、好調サイクルに突入しています。ですから、確変中にプレミア演出が出た台も、初当たりがプレミア演出であった台と同様に、連荘終了後にそう簡単には手放すべきではありません。

今まで大きくハマっていた台が当たったとします。初当たり、確変中の当たり、時短中の当たりを問わずプレミア演出がその台に出現すれば、通常は一気に爆発するか数珠連で相当数のドル箱を積み上げるものです。そのような台に座りながら数連荘で終わってしまったことに立腹して時短終了後にすぐに台を捨てる人がいます。そして、次の座った客がさほど投資をせずに当たり10箱くらい持っていってしまうことが頻繁にあります。初心者ほどこのような愚行を犯しがちです。気をつけましょう。

但し、プレミア演出が出てもその台がすでに好調サイクルに入っていて、自分が打つ前に座っていた人がかなりの数のドル箱を積んでいた場合は「爆発後期に出た爆発サイン」(要注意)の可能性が高く、深追いは禁物です。一つの目安として、前に打っていた人が積んだドル箱の数と自分が積んだドル箱の数を足して15箱前後であれば、もうその台はよほどの運に恵まれない限り、スローダウンするものと心得て下さい。もう当たらないという意味ではありません。当たっても多連荘しなかったり、時間をかけて(途中で単発当たりを経たりして)5~6箱という展開になりがちです。特に最強攻略法・海殺しXのテキストに記載されている「体力値」をすり減らしている台にこの傾向が認められます。このような台はしばらくは好調を維持しても、何度も単発当たりが出たりするうちに、いつかは深いハマリに向かう特性を帯びています。

確変中の突確

確変中に突確(真ん中に3、4、1が縦列)が来る時がありますが、良い台は突確が来た後に確変で当たることが大半です。突確後に単発で当たっても、良い台ほど時短中に確変を引き戻す傾向があります。一般的には初当たり、確変中の当たり、時短中の当たりを問わず、突確の後に単発が来るのは芳しくないパターンであるとご記憶下さい。突確が来た後に単発で当たってしまった台は時短中、もしくは時短終了後の早い段階で復活の当たりが来ない限り、ハマリに入る可能性が濃厚です。そのハマリのレベルは千差万別です。数百回転の苦しみですむ場合もあれば、千回オーバーの記録的な大ハマリもあり、一概にどうすればよいとは言えません。確変中に突確が来て、その後に単発で当たり、時短中に単発が当たるケースもありますが、これもあまり良い展開ではありません。(単発が二度、三度続くのはハマリに入る前の一般的な前兆)次の時短中に確変で当たらなければ、しばらくの間、中休みに入るか、下手すれば醜い大ハマリに発展する傾向があります。

なお、デラックス海物語の場合はクジラッキーボーナスという海物語シリーズでは初となるランクアップシステムが導入されています。良い台はほとんど16Rまで行きますが、これが最後まで行かず(=継続に失敗して)、次に単発当たりが来る場合も突確後の単発当たりと同じ意味合いを持ちます。

走り、確変昇格などイレギュラーの連続

もう一つ覚えていただきたいことがあります。確変中に走りで当たる場合、100パーセント確変当たりになりますが、ここに罠が潜んでいます。走りによる確変当たりは次に単発当たりが来る前兆のサインとしてよく使われるからです。しかし、2回も3回も連続して走る台は逆に好調を維持する傾向があります。又、大当たりラウンド中の再抽選で確変に昇格することが何度も連続する台も同様に好調を維持する傾向にあります。このような台は迂闊に捨てるべきではありません。

まとめ

今まで述べてきた良い台の特徴はしっかりと頭に詰め込んで下さい。海物語シリーズに限らず、現代のCRパチンコというものは連荘が終わった後も引き続きその台でプレーすべきか、それとも台を変えるべきかという判断が勝負の明暗を分けます。

くだらない台(通常サイクル、ハマリサイクルの台)というものは何百回転も回した後に当たっても、それが単発であったり、確変であっても2~3連荘で終わってしまい、その後も最初に当たった時と同じくらい回さなければ再度の当たりが望めない仕組みとなっています。最初に当たった時の回転数の2倍以上も回さなければ次の当たりが来ないケースも珍しくありません。ホルコンの動きが活性化しており、その台の属するグループが強大になれば、一時的に遊び台でも一気に5~6箱を積み上げることもありますが、最強攻略法・海殺しXのテキストに記載されている「サイクル変換」によって好調サイクルに突入しない限り、その台をダラダラ打っていれば、玉はなくなる一方です。くだらない台でも一気に5~6箱積み上げることはそう珍しいことではありません。しかし、それに騙されてはならないのです。遊び台は時短終了後にいつまでも粘らず、傷がまだ浅いうちにやめなければ痛い目に遭います。

良い台はサイクルが転落するまでの間、コンスタントに当たりを引きます。しかも、確変がメインとなってドル箱を積み上げてゆきます。そうでない台は運よく二度目、三度目の初当たりが来ても、持ち玉が一向に増えません。たとえば、3連荘後、2箱使って単発当たり(3箱→1箱→2箱)、そして1箱使って確変2連荘(3箱→1箱→2箱→1箱→3箱)、さらに3箱全部使って単発当たり(3箱→1箱→2箱→1箱→3箱→0箱→1箱)・・・というように、時間効率が極めて悪く、どんなに頑張っても報われない展開となります。そして、周囲を見渡しますと、最初に自分が当たった頃に当たった別の客の台は爆発台に化けており、自分が悪戦苦闘して1箱から3箱の間をエレベーターのように往復している間に、その台は15箱前後を積み上げていることに気付き唖然とすることがあります。パチンコとはこういうものなのです。これは典型的な遊び台の例ですが、二度目、三度目の当たりがあるだけまだマシです。

ハマリ台の場合は持ち玉の全てを使い切って、さらに何万円も追加投資をしても、待てど暮らせど当たりません。そういう馬鹿なことをする客がいるお陰で爆発台、好調台に座っている客が至福の時間を過ごすのです。これがホルコンで制御された現代パチンコのホール事情なのです。

本気でパチンコに勝ちたければ、絶対に貢ぐ人になってはなりません。「貢がれる人」にならなければならないのです。常に「貢がれる人」になるためには専門的な知識と情勢判断力が要求されます。そのための情報を提供する最強攻略法・海殺しXが皆さんのパチンコライフにDrastic Change(劇的変化)をもたらすことを願ってやみません。

関連リンク

【海物語S共通】連荘継続テクニック【大海物語4攻略】

デラックス海物語攻略のヒント(時短プレー編)

最初の10回転

通常プレー、確変プレー同様、時短中もバカンスモードを選択します。時短に入った後、まず最初に注目すべきは最初の10回転です。保留玉でリーチが来るかどうかは重要です。保留玉でスーパーリーチがかかる台は時短中もしくは時短終了後の早い段階で当たりやすい傾向があります。滅多に起こらないことですが、時短に入ってからの保留玉で確変当たりが来る台は高確率で好調を維持します。爆発が止まらなくなる場合もあります。(※保留玉で単発当たりが来る台の判断は微妙です。次の時短中、時短終了後の早い段階で当たらなければ、ハマリに入ることもあります)

保留玉でノーマルリーチが来る台は基本的には有望ですが、スーパーリーチ(特に5人娘)が出る台と比べれば、過信は禁物です。保留玉で魚群をはじめとする期待度の高いリーチが外れる台はどちらかといえば危険な台です。なぜならば、好調サイクルに入っている良い台ならばそれですんなりと当たってしまうことが多いからです。保留玉で魚群が外れたからといって危険であると断定することはこの時点ではできませんが、良い台ではない可能性の方が高いという認識を持つべきです。

保留玉でチャンス目が出る台も有望です。保留玉でチャンス目とリーチの両方が出れば、さらにその台への信頼度が増します。海物語シリーズは好調時に現れるサイン、不調時に現れるサインが明確であるため、攻略に向いているのです。(しかし、常に法則崩れの例外パターンも用意されていますので、その点ではプロをも苦しめます)

保留玉でリーチやチャンス目が来なくても最初の10回転以内にリーチ(特にスーパーリーチ)やチャンス目が来る台は希望が持てますので、その後の推移を見守って下さい。

最初の30回転以内

保留玉と最初の10回転の観察で何も目立った動きはなくても、時短中に当たる台は最初の30回転以内にリーチが2回以上来る傾向があります。そのうちの一つがスーパーリーチ(特に5人娘)の場合はその後も5人娘が何度か出て、最後は決め手となる魚群を伴って当たることが頻繁にあります。4人娘しか出なくても30回転以降に5人娘が出ればその台は有望です。

通常プレー、確変プレーと同様、4人娘は5人娘の予告、5人娘は魚群の予告という意味があります。4人娘がよく出るのに5人目が出ないとか5人娘が薄気味悪いほど出るのに肝心の魚群が出ないという台は特殊当たり(ノーマルリーチからの当たり、走りによる当たり、突確、一発告知による当たりなど)以外の当たりはあまり期待できず、特殊当たりが来なければ、しばらくの間はハマリに入りやすい傾向があります。

又、最初の30回以内にチャンス目が頻出するかどうかも時短中に当たりが引けるかどうかを左右する重要な要素です。一般の人はリーチの回数だけに注目しますが、チャンス目が異常な頻度で出る台はいきなり最初のリーチで当たることも珍しくありません。

その他の観察ポイント

時短中は以下の観点に依拠してチェックをしてみて下さい。

<チェックポイント>

  • ●5人娘が出るか? (出過ぎるは判断が微妙だが、2~3回出た台は時短終了後も継続してプレーをするだけの価値有り)
  • ●チャンス目の連続及びチャンス目出現時に!マークが出るか? (チャンス目の連続もあり、!マークも出るようであれば好調サイクルを維持している証拠。しかし、時短終了後380回転まで当たらない台は700回転オーバーのハマリの後に爆発というシナリオになりやすいため、深追いは禁物)
  • ●リーチの種類は豊富か? (豊富なほど有望。一つの種類のリーチに偏っている台は、時短中に当たらない限り、ハマリの傾向有り)
  • ●スーパーリーチとノーマルリーチの両方が出るか?(ノーマルリーチが一度も出ないまま時短を終了した台はハマリ傾向。ノーマルリーチしか出ない台の判断は微妙。ハマリに入る可能性大だが、時短中の早い段階で特殊当たりが来ることも)
  • ●リーチの数は多いか? (時短中にスーパーリーチとノーマルリーチの両方が出ても、それぞれ1回ずつで合計2回というように極端に少ない場合は、その後が有望とは言いがたい。一般的には時短中に合計4回以上のリーチが来ることが望ましい)

最後の10回転

時短中の最後の10回転にも注意が必要です。良い台は90回転から100回転の間にノーマルリーチやチャンス目が来る傾向があります。良い台ならば90回転から100回転の間にノーマルリーチとチャンス目の両方が来ることもあります。一般の人はノーマルリーチがスーパーリーチに発展しないことに失望しますが、現実は完全に逆なのです。最後の10回転でスーパーリーチ(特に魚群)で出て外れてしまう台はその後、ぱっとしない展開になりやすい傾向があります。良い台は時短終了間際のスーパーリーチで当たるという離れ業を時折演じます。

時短終了直前にスーパーリーチが出て外れる場合(特に2回も3回も出て外れる場合)自分の台の時短終了直後に自分の属するグループ(※ホルコンが組み合わせた複数台からなるグループ)の他の台が非常に当たりやすい状況になります。この状況をホルコンに精通した熟練のプロに発見された場合、すぐに別の台で当てられてしまうことがよくあります。しかし、それが必ずしも悪い展開とはいえないところがパチンコの妙味です。その当たりがくだらない当たり(単発もしくは確変2~3連荘)であれば、その台が当たったお陰で自分の台が再び当たるという展開が頻繁にあるからです。

時短終了間際のスーパーリーチの出現(特に2回以上)は、長い目で見れば、グループ自体は強いわけですからそれほど悲観する必要はありません。しかし、時短終了後、最強攻略法・海殺しXのテキストに記載された諸事項に配慮し、適切なタイミングで休憩を入れない限り、いたずらに持ち玉を減らしてしまうことにもなりかねません。

時短中の魚群の失敗

時短中に魚群を伴うスーパーリーチを外し、その後も当たらずに時短終了となってしまった場合、この時点で悲観することはありません。時短中に何度も魚群が出て外れるのは考えものですが、一回の外れは良い台でも珍しくはないからです。

時短中に魚群を外した台は時短終了後の100回転以内、すなわち200回転以内に再び魚群が出現しやすい傾向が認められます。短期的視点で見た場合、その魚群で無事に当たるかどうかが一つの岐路となります。その魚群を外した直後も最低10回転は打って下さい。魚群に限らず強力なリーチを外した後、10回転以内に別の形で当たることも良い台にはよくあるからです。良い台の場合は通常のスーパーリーチの代わりとして魚群が選ばれることもあります。飽くまでもこれは良い台に限った話です。

時短中も魚群を外し、時短終了後の早い段階で再び魚群を外し、その後10回転以内で当たらない台はそれだけでは判断が難しいところですが、良い台ではない可能性の方が高いといえます。

時短中に単発で当たった場合

時短中に単発で当たった場合、それほど嬉しくはなくても当たらないよりはマシと思うのが一般人の考え方です。しかし、時短中の単発当たりは要注意です。次の時短で確変で当たれば事なきを得ますが、次の時短中の推移がぱっとしない場合はハマリに転じる危険が常につきまといます。次の時短で再度単発で当たるのはさらに危険です。その次の時短で確変で当たれば爆発台、好調台によく見られるハラハラドキドキさせながらの多連荘ですが、基本的に単発当たりが連続することは非常にまずい展開なのです。次のパターンは高確率でハマリの前兆となります。

〈ハマリの前兆になりやすい危険パターン〉

  • (1)時短中に当たらず→300回転以内に単発当たり(危険度1)
  • (2)時短中に単発当たり→ 300回転以内に単発当たり(危険度2)
  • (3)時短中に単発当たり→次の時短中に単発当たり(危険度3)
  • (4)時短中に単発当たり→次の時短中に単発当たり→300回転以内に単発当たり(危険度4)
  • (5)(4)以上の数の単発が連続する(危険度5)

この5段階評価は数字が大きいほど危険度大

例外もありますが、七割方はこの法則が成り立ちます。そして、危険度が高い台は最後の単発当たりの後に気が遠くなるような深いハマリに転じて、そのハマリを抜け出した後に爆発しやすい傾向があります。こういうことを知っていて、このような台を好んで打ち続ける人がいますが、その行為はあまり感心しません。運よく爆発に成功すればめでたしですが、どこまでハマるか見当がつかないからです。たとえ爆発したとしても何万円も投資した後であればあまり意味をなしません。

時短中の単発当たりからハマリに入った台の復活のタイミング

このような台(爆発台の卵)で大連荘を狙うとすれば、いったん台を捨て、いろいろな客に打たせ、数時間後に皆が根負けしたその台に戻り、少しだけ打ってみる(深追いはしない)という考え方がプロ的着想です。

単発当たりの連続から大ハマリ台に転落した台を爆発狙いで打つとすれば、そのタイミングには一つの目安があります。まずその台の当日の総回転数と大当たり回数からその台の当日の大当たり確率を計算します。それがスペック上の大当たり確率と近い時が最大の狙い目となります。(例:当日大当たり回数が単発中心の6回、当日の総回転数が2100回転の場合、2100÷6=350となります。デラックス海物語HMBの場合、スペック上の大当たり確率は368.180分の1ですので、350という数値は非常に近いということになります)

これはホール関係者の証言を得た情報であり、私どもも検証をすませております。どうしようもない台がホルコンによって当たり番(当選台)に選ばれるタイミングはこういう時しかないということでもあります。したがって、この情報だけを頼りに該当する台を追いかけてもすぐに当たるという保証はどこにもありません。ホルコン読みの技術が必須ですので、遊び半分には実践しないでいただきたい攻略ノウハウです。

ちなみに、もう一つだけハマリ台が当たるタイミングがあります。このタイミングはわりと頻繁に訪れます。(そのタイミングでその台を誰も打たなければその台のハマリは延々と続きます)上述のタイミングと条件がダブっていればなおよしです。しかし、これは当倶楽部のオプショナル商品であるカシオペア攻略術の内容ともろにオーバーラップする関係上、ここで公開することはできません。ご興味がある方には自信をもってご購入を勧める次第です。

時短中の突確について

時短中に突確で当たった場合、次に来る当たりが単発であれば、時短中に単発で当たったのと同じ意味合いを持ちます。しかし、突確後、次に確変で当たれば、それは時短中に確変当たりが来たことと同義ですので、良い台の条件の一つを満たします。素直に喜んでも構いませんが、やはり気をつけるべきことは最強攻略法・海殺しXのテキストに記載されているサイクル変換の節目となる大当たり回数(複数)です。

その回数もしくはその回数プラス1回で連荘が終了した場合、大ハマリの可能性がありますし、どんなに良い台でも一時的に「他力本願」(別の台に当たってもらわなければ自分の台も再び当たらない状況)に陥りがちです。グループ内の台が全て悪い状態(ハマリサイクル)に入っていれば、苦しむことなく再度の初当たりを呼び込むことができますが、実戦データ上、なかなかこのパターンになりにくいのが実情です。最強攻略法・海殺しXのユーザーの皆様にはこのタイミングで連荘が終わった時には、あらゆる知識を動員して、そのまま打ち続けるかどうかを熟慮していただきたいものです。

おわりに

デラックス海物語を打つ際の注意事項、攻略のポイントを一般公開できるギリギリの範囲で3つのコラムに集約させました。便宜上、通常プレー編、確変プレー編、時短プレー編とわかりやすく3つに分けましたが、根本的には同じことを説明しております。海物語シリーズに限らずパチンコには一般人の想像を絶する裏の世界がありますが、原理は至って単純なものです。

CRパチンコに共通する原理(ホルコン、サイクル等)と海物語シリーズ特有の原理を学んだ後、幾多の実戦を通じて、自分自身のノウハウを編み出すことのできる人だけが「海を制する者」となります。私どもは皆様の学習の時間を大幅に短縮させ、幾多の実戦経験(大抵の人はここで大金をどぶに捨てる)がなくてもプロが導き出した結論を教示することにより、常勝組に入っていただくことを願っております。

今回、執筆した3つのコラムから得られる情報を最強攻略法・海殺しXの知識なしに利用したところで、恐らく常勝組には入れないでしょう。しかし、皆様の判断力を助け、収支を大きく向上させることには貢献できるものと信じます。

頼もしい友との幸運な出逢いは、わたしたちの人生と運命にドラマティックな転換をもたらすものです。当倶楽部が精魂傾けて研究開発に成功した最強攻略法・海殺しXが皆様のパチンコライフにおける最良の友となることを切望して筆を休めます。

関連リンク

【海物語S共通】連荘継続テクニック【大海物語4攻略】

プレミアム海物語の検証結果について

リヴィエラ倶楽部の佐々木智親です。最強攻略法・海殺しXのユーザーの皆様、如何お過ごしでしょうか。前作、新海物語Withアグネスラムで私たちは思う存分、勝ち進むことができました。まず、この喜びを成功組の皆様と分かち合いたいと思います。

又、いつも当倶楽部宛に温かいメールをお寄せいただき誠に有難うございます。(中にはちょっとした誤解からでしょうが、少し辛辣なものも含まれますが・・・)

現在、当倶楽部事務局には、プレミアム海物語に関する質問が殺到しており、皆様のメールへの返信が滞っていることをお詫び申し上げます。対応が落ち着き次第、再び一つひとつのメールに返信を差し上げますので、しばらくの間ご辛抱下さい。

さて、皆様から頂戴するメールの中で現在最も多いものは、新機種、プレミアム海物語の検証結果に関するご質問です。細かいことに関しましては、後日、個別に対応させていただきますが、検証結果につきましては、ここに一括して回答させていただきます。

結論から申し上げますと、今まで同様、プログラムの根幹部分には何一つ変更箇所らしきものは見い出されませんでした。どうぞご安心下さい。

新機種が発表されるたびに、私どもが真っ先にチェック致しますのはサイクル変換にかかわる現象です。これは通常のホルコン攻略法には決して含まれない、最強攻略法・海殺しXの最大のセールスポイントです。ユーザーの方には既知の話ですが、これは台の大当たり回数及び回転数と密接な関係があります。

今まで爆発していた台が「季節の変わり目」となる大当たり回数X回もしくはX+1回を迎えた途端、急に失速して、ホルコンでつながれた同じ班に属する別の台が新チャンピオン台に君臨する現象を私たちは数え切れぬほど目撃してまいりました。(※Xには複数の数字が入る)

逆に、大当たり回数がその回数を通過した後も連チャンを続ける台は途中でストップすることはあっても(稼働率次第という面もありますが)、時短後の速い段階で当たりを引き戻し、次のX回もしくはX+1回まで快進撃を続けることも確認してまいりました。時にはノーストップで一気にそこまでたどり着くことも爆発台ならば珍しいことではありません。

この現象はプレミアム海物語でも頻繁に見られます。又、回転数がY回(※Yには複数の数字が入る)の前後でハマリ台が当たりやすい現象も従来の海物語シリーズの特徴ですが、これもプレミアム海物語に引き継がれております。

新海物語Withアグネスラムでは、Y回の直前10回転の間にスーパーリーチをはじめとする期待度の高まる演出(チャンス目の連続や頻出等)があった場合、Y回転から20回転以内に当たるケースがよくあり、当たらなくてもテキストに含まれる好調サインが連続すれば、次のY回転前後で当たることが頻繁にありました。(Y回転後に不調サインが頻繁に出る台はしばらくハマリが続く傾向にあります)

このような諸々の法則もプレミアム海物語には継承されており、見た目の変化の大きさとは裏腹に根本的な部分では何も変わっていないことを実感した次第です。

検証結果を細部にわたって詳述すれば、原稿用紙300枚くらいになってしまいます。緊急性に鑑み、最重要の事柄のみ皆様に報告致しますことをお許し下さい。

それでは皆様、これからも美しいパチンコライフを。皆様のますますのご活躍を陰ながら祈っております。

攻略効果のない新海物語Withアグネスラム攻略法?

セット打法を信じるな

今、インターネット上で出回っているパチンコ攻略法の大半は俗に「セット打法」と呼ばれるものです。しかしながら、セット打法とキズネタの真実で詳述した通り、セット打法は裏ロム台以外では絶対に通用しません。ちなみに、セット打法には下記の2種類があります。

・ 裏ロム台に限って通用するもの

・ どの台にも通用しない完全な虚偽情報

前者はまだマシですが、どのようにして裏ロム台を見抜くというのでしょうか。通常のホールではそんな台はありません。後者は許しがたい詐欺商法です。机上で編み出した「もっともらしい攻略手順」を紙切れ一枚にしたため、それを何万円、時には何十万円という価格で販売する悪徳商法が何故、摘発されないのか不思議に思われる方も少なくないでしょう。

悪徳商法の温床

パチンコ攻略法はいわゆる情報商材です。情報商材というものは、その情報が虚偽であっても、それだけを理由に摘発することは難しいのです。売る側は「この情報に自信があります」と言い、買う側は「その情報が正しいと信じて買います」と言って購入する。これが商取引の本質です。情報の真偽は犯罪の立件には無関係です。偽攻略法を販売する業者がサラ金業者らと結託して、高額情報を買うための融資を顧客に強制し、強引に売るような複合ケースには警察も別件で動きますが、ホームページ上に偽攻略法の宣伝を出し、獲物が罠にかかるのをただじっと待っているだけの販売形態はよほどのことがない限り警察沙汰にはなりません。

たとえば、株式投資のマニアを対象にどの株が狙い目かというような情報を販売する業者(あるいは個人)がいるとします。その情報を信じて買った人が全財産を失ったとしても、それは自業自得というものであり、販売側の責任は問われません。自己責任でその情報を買った人がヘマをして大金を失ったからといって、その責任を販売側に転嫁するのは筋違いです。「買ったおまえが悪い」というのが社会通念である以上、法は被害者を保護しません。

しかし、上述の例では、販売側に悪意がないことが多く、売る方は本当に自信をもって販売しているケースが多いように思われます。ところが、パチンコの偽攻略法を販売する悪徳業者は最初からデタラメであることを承知の上で売っています。万一、告発されても、「我々はその情報に自信があった。お役に立てなかったことを遺憾に思う」という逃げ口上が用意されています。なんという狡猾な人たちでしょうか。

新海物語With溢れるラフ!?

さて、新海物語Withアグネスラムの攻略法と称する情報商材がネット上には氾濫しています。では、何故、新海物語Withアグネスラムだけにこれほど多くの(自称)攻略法が存在するのでしょうか。その答えは馬鹿らしくなるほど単純です。新海物語Withアグネスラムがスーパー海物語IN沖縄2と並び、最も愛好者の多いパチンコ機種だからです。考えてみればおかしな話です。まだ新海物語Withアグネスラムがホールに導入される前に、すでにネット上では新海物語Withアグネスラムの攻略法が溢れかえっていました。賢明な諸氏はこの時点で何かおかしいと気づかなければなりません。今、新海物語Withアグネスラムを食い物にしたラフな(荒っぽい、いい加減な)商法が溢れかえっています。

社会のルールを守る必要

私どもはセット打法とは根本的に異なる総合攻略ノウハウを販売しております。海物語シリーズの基本仕様を研究し尽くした攻略情報です。海物語シリーズの新機種が出るたびに、一応、再検証をしますが、毎度のことながら何も変化はありません。

検証と申しましても見るべきポイントは、実は2つしかないのです。(これは企業秘密ですので、これ以上の話は割愛させて下さい)私どもは新海物語Withアグネスラムがホールに出回る前にその攻略法を販売する人たちの神経を全く理解できません。

本心を申し上げれば、今までの経験から海物語シリーズの新機種が登場しても「最強攻略法・海殺しX」が通用しないことはまず有り得ませんので、新機種がホールに出る前に新機種名をホームページ上に大きな文字で掲載したいところです。しかし、結果はわかっていても真面目に検証した後に新機種名を記載するのが社会的な道義であると思います。結果がわかっていながら一応は検証を行うため、致し方がないことですが、私どもはいつも出遅れることになります。海物語シリーズの新機種が出るたびに、競合する攻略法業者と商戦において、常に後塵を拝する憂き目に遭います。一時的に販売件数も減ります。しかし、社会のルールは避けて通るわけにはいきません。製薬会社が新薬を発売する時に一刻も早く売りたいからという理由で検証なしに販売すればそれは企業倫理にもとります。それと同じことです。

海物語シリーズが人気を呼ぶ理由

新海物語Withアグネスラムの偽攻略法が後を絶たないのは、海物語シリーズの異常人気に起因するものです。最近のCR機はスーパーリーチにやたらと凝りすぎており、1分近くも待たされた挙句、頻繁に外れることも珍しくありません。逆にノーマルリーチはかかった瞬間に外れが決定したのに等しく、これがパチンコの醍醐味を台無しにしています。エヴァンゲリオンが良い例でしょう。高信頼度の予告などを伴わない限り、通常のスーパーリーチでは当たりは期待できません。滅多に見られない劇的な演出が来ない限り、当たりはほとんど期待できませんし、又、それが外れた時のショックは相当なものです。もうしばらくはパチンコをやめよう、とさえ思うはずです。

新海物語Withアグネスラムに限らず、歴代の海物語を手掛けたプログラマーの偉大なところは他社とは完全に逆の発想で勝負したことでしょう。海物語シリーズは最も信頼度の高い魚群でも外れることは頻繁にあります。その反面、時には最も信頼度の低いノーマルリーチでも当たります。いつどこでどのようなパターンで当たるかわからないという意外性が海物語シリーズの最大の魅力なのです。リーチアクションはそれほど多彩ではありません。それよりも、当たった時の興奮感を重視しています。

高信頼度のスーパーリーチを外し、がっかりしながら打ち続けていると、たいしたことのないリーチが来て、フラッシュが鳴って当たることがあります。スーパーリーチが出たものの「またしても魚群は出なかった」と失望している時に、当たりの停止位置を過ぎても動きが止まらず、突確になることもあります。こんな具合に不快感も一気に吹っ飛ぶのです。又、魚群で順当に当たれば、「外れないでよかった」と妙に安心したりもします。これも一つの興奮です。クロスリーチでは、確変で当たるのか単発で当たるのかドキドキします。単発で当たってうなだれていると、マリンが「それーっ!」と叫んで確変に変えたり、単発のままでラウンド中の確変昇格もなく、「これは長丁場の勝負になるな」と思いきや、時短中に突確が来て、そこから大爆発が始まることも頻繁にあります。

新海物語Withアグネスラムを幸運の女神に!

これほどまでに人間心理を研究し尽くした機種は他にありません。これこそが海物語シリーズ開発者の天才たる所以です。又、突如として現われるクジラッキーなどのプレミアも人々を興奮させます。結局、今までに経験した様々な興奮を再び味わいたい一心で人々は新海物語Withアグネスラムを打ち続けるわけです。アル中と同じでこれはある種の中毒なのです。偽攻略法を販売する悪徳業者はこの中毒症状に陥った人々の前に巧みな罠を仕掛けます。

愛好者が多ければ、偽攻略法のターゲットになりやすいのは新海物語Withアグネスラムの宿命です。被害者の不幸は察するにあまりあります。これほどまでに愛される新海物語Withアグネスラムを死に神にしてはなりません、新海物語Withアグネスラムは幸運を呼ぶ女神でなければなりません。

では、新海物語Withアグネスラムを確実に攻略するためになすべきことは?

千里の道も一歩から。当倶楽部の提供する最強攻略法・海殺しXが不幸にして偽攻略法の餌食となってしまった方々の救いの受け皿になれれば本望です。雨降って地固まる。皆さん、挫けずに頑張って下さい!

最強攻略法、沖縄2で再起動!

リヴィエラ倶楽部は自民支持

当倶楽部のスタッフ(パチプロ)には二つの共通点があります。第一に皆がまともな職業に就き、その傍らでパチンコ副収入を享受していること。第二に自民党支持者であるということ。しかし、これ以外の共通点は皆無に等しいという個性派集団です。

職業も思想も千差万別の私どもが支持政党だけ同じなのは不思議なことです。殊に、今日の自民党の凋落ぶりを見るにつけ、民主党あたりに支持政党を変えても良さそうなものですが、何故か誰も自民支持の姿勢を崩そうとはしません。民主には自民にはない魅力も沢山あります。しかし、私どもはこの国で政権担当能力がある唯一の党が自民であると信じております。

前回の選挙で歴史的大敗を喫した自民の敗因は小泉人気が築いた磐石の地盤の上にあぐらをかき、「勝って兜の緒を締める」ことを怠ったからです。これをパチンコにたとえれば、10連荘した後に「これはどう見ても楽勝だ」と気を緩め、見る見るうちにドル箱を使い果たしてしまったようなものです。党のリーダーを積極的にバックアップするどころか党内で麻生降ろしのようなつまらない内紛や権力争いを繰り返し、ついに天罰が下ってしまいました。長きにわたった自民の歴史にもついに終止符が打たれることになるのか、それとも再び自民が政権を奪還することになるのか。ここにこの国の将来がかかっていると思います

スーパー海物語IN沖縄2とスーパー海物語IN地中海

さて、街を歩いていますと、谷垣自民党総裁のポスターが至るところに目にとまります。「谷垣で再起動」という秀逸なキャッチフレーズをバックにした谷垣総裁の若々しい写真が頼もしく映ります。首相になれないこの時期に敢えて総裁となり、決死の覚悟で自民再生の舵取りをする谷垣総裁を私どもは応援します。

ところで、スーパー海物語IN沖縄2のデビュー以来、最強攻略法・海殺しXのユーザー(購入者)から続々と嬉しいメールが事務局に舞い込むようになりました。「以前よりも簡単に勝てるようになった」というのが主な内容です。現時点では、まだ全員に返信ができておりませんが、ひとまずこの場を借りてお礼申し上げます。

皆さんからいただいたメールは素直に嬉しいのですが、あらぬ誤解を解消するため、このたびのコラムを執筆する運びとなりました。最強攻略法・海殺しXがスーパー海物語IN地中海には通用しにくいということは断じてありません。これは単にスペック上の差異にほかなりません。スーパー海物語IN地中海は大当たり確率が甘めに設定されている反面、単発当たりが頻繁に発生するという難点があります。これは攻略法の使用にどのような影響をもたらすのでしょうか。皆さんがスーパー海物語IN沖縄2の方がスーパー海物語IN地中海よりも勝ちやすいと感じる原因はどこにあるのでしょうか。今回はこれを探求してみたいと思います。

真のプロとホルコンマニアとの違い

単発で当たり、時短で当たりを引き戻せなかった場合、即座に台を変えるべきか、そのまま同じ台で勝負を続行するか判断に迷うのはプロもアマも同じです。最近はホルコンの真実が明るみに出て、一般の人々までがホルコンに関して多少の知識を持つようになりました。その結果、「ホルコンマニア」もしくは「ホルコン族」とも形容すべき人種がホールを席巻しております。関連コラム(下記参照)をお読みいただければお分かりのように、ホルコンマニアは単なるホールの奴隷なのです。

ホルコンマニアの欠点は「次に当たる台はどこか」ということにしか関心がないことです。お粗末なことに、台のロム状態(サイクルの種類)には完全に無頓着です。

CRパチンコは機種を問わず、好調サイクル、通常サイクル、ハマリサイクル等がランダムに繰り返されるプログラムが仕組まれており、好調サイクルの台のみがサイクル変換が起こるまでの間、順調にドル箱を増やしていくことができます。

ホルコンが自分の台の属するグループをえこひいきしている場合は通常サイクルの台でも最大5〜6箱は積めるものですが、そのような幸運なケースを除き、好調サイクル以外の台はたとえ確変で当たっても時短終了後、早期に判断して台を変えなければいずれは全箱飲まれてしまいます。サイクル変換が途中で発生し、好調サイクルに転じれば、その限りではありませんが、サイクル変換が必ず起こるという保証はどこにもありません。好調サイクル以外の台を打つ場合に限り、次々と台を変えて何度も当たるホルコンマニアの方がいつまでも同じ台で粘る素人よりも勝っています。

好調台の特徴

好調サイクルに突入中の台は確変中心に当たりが来ます。そして、一気に大連荘するか穏やかな数珠連(時短が終わっても早い段階で何度も当たりを引き続けドル箱を増やしていくパターン)のいずれかのコースを辿ります。数珠連の場合、途中に単発当たりや確変2〜3連荘が入ることがありますが、サイクルが変わらぬ限り、どこかで多連荘が発生するものです。たとえば、3連+単発+3連+7連というような要領で一応15箱前後にはなります。

したがって、ホルコンマニアのように「この台はすぐに当たらない」と短気を起こして平気で良い台を捨てるのではなく、自分より先に他の台にくだらない当たり(単発or確変2〜3連荘)を発生させ、その恩恵によって、自分の台が当たりを引き戻し、爆発に転じることを狙うのが真のプロというものです。勿論、閉店間際のように極端に客が少ない時間帯はこの作戦にも無理があり、その時は心ならずも良い台でも捨てなければならない苦渋の選択を迫られることもあります。

好調台のもう一つの特徴

最初の当たりが単発で来た場合、その台が好調サイクルに入っているのかどうか見極めるのはプロでも容易ではありません。好調サイクル継続中の台はひと箱を使い切らないうちに次の当たり(その大半は確変)が来るものですが、ホルコンが逃げている場合などはひと箱を使い切ってから7千円前後の追加投資が必要なこともあります。

好調サイクルに入っている台の特徴の一つとして、時短終了後50回転以内に「最終発展形」のスーパーリーチが高確率で発生するという現象があげられます。最終発展形のスーパーリーチというのは当倶楽部が勝手に命名したものですが、沖縄モードであれば5人目の娘、マリンモードであれば、泡の後のクラゲを意味します。皆さんも心当たりはないでしょうか。爆発台を打っていて、時短終了直後に最終発展形が出て、その後、全然玉を使わないうちに当たってしまうというご経験が…。

判断の難しさ

最終発展形が発生した場合、その後50回転以内に当たる可能性があります。しかし、最終発展形が出たからといって必ず当たるわけではありません。ハマリ台は何度も最終発展形を出しますが、その後になんの実りもありません。例外を伴う一般論にすぎませんが、100回転以内に最終発展形が3度出て当たらない台はしばらくハマリ続けるという判断で7割方は正しいものです。

最終発展形出現後、まもなく当たれば、「もしかしたらこの台は好調サイクルに入っているかもしれない」という期待感が膨らみます。しかし、この時点においてはまだ当確ではありません。その後に順調にドル箱を増やす展開となってはじめて、本当に好調サイクルに入っていることが結果論的にわかるのです。ここにパチンコの難しさがあります。

したがって、単発で当たった場合の心境は複雑です。しばらくは様子見で打ちますが、次第に玉が減ってきます。玉の減りと並行して徐々に心細くなっていきます。そして、時短後50回転以内に最終発展形が出ないために、「これはダメな台だ」と結論を下して台を変えるのは、大抵の場合は正解ですが、時として普通のスーパーリーチすら全く出なかった台が突然当たることもあります。スーパーリーチが全然来ないのに当たる台はほとんど突確(沖海チャンス)かノーマルリーチでの当たりかノーマルリーチから走っての当たりです。普通のスーパーリーチにフラッシュが伴うパターンもあります。

最強攻略法・海殺しXのユーザーの方々は「節目となる回転数」(重要!)をご存知のはずですが、時短終了後、2度目の節目の回転数を通過した直後に突然当たってびっくりした経験が少なくないでしょう。

自分が捨てた直後の台を他人に拾われ、その台が爆発した時のショックは相当なものです。ロム重視で打つ人はそれが怖いために結局、ひと箱を使い切ってしまうことになりがちです。ホルコンマニアとは違った意味でこのような打ち方にも欠陥があります。

スーパー海物語IN沖縄2のメリット

スーパー海物語IN沖縄2には大当たり確率が辛いものと甘いものの二種類がありますが、辛いタイプの方が全国的により多く出回っている模様です。大当たり確率は低めでも確変割合が高いため、くだらない台でも当たりさえすれば5〜6箱は簡単に積める大海物語スペシャルと非常によく似た機種がスーパー海物語 IN沖縄2(1/359.5タイプ)なのです。

単発当たりがスーパー海物語IN地中海よりも発生しにくいため、前述のような苦悩が少なくてすむのがこのスーパー海物語IN沖縄2の一番のメリットです。これは最強攻略法・海殺しXのビギナーにとっては朗報と言えるでしょう。

スーパー海物語IN地中海は爆発台でも単発当たりが2度も3度も続くことが珍しくありません。勿論、その後は確変の雨嵐となるのですが、ちょうど階段の踊り場のように途中にそのような「ひと休み」が入りやすく、大いに判断に迷うところがあります。そして、ビギナーほど好調サイクルを見抜きにくく、良い台を他人に取られてしまう失敗を犯すのです。勿論、スーパー海物語IN地中海でも最初に7連荘くらいすれば、さすがにそれは普通の台ではないとわかりますので、サイクルが変わる可能性のある大当たり回数と回転数に注意しながら打つだけでビギナーでも通常の爆発のゴール(15箱前後)に辿り着くことができます。しかし、最初に「ひと休み」が訪れる場合に不運に泣くことが多いのです。

その点、スーパー海物語IN沖縄2は確変で当たりやすいため、運悪くそれが2〜3連荘で終わってしまっても、好調サイクル突入中の台が2箱、3箱と飲まれてしまうことは稀ですので、打ち続けているうちに再度の当たりが入り、自然とゴール(15箱前後)まで辿り着き、ハッピーエンドで終わりやすいということです。

一般人と相性のよいスーパー海物語IN沖縄2

こう言えば、まるでスーパー海物語IN地中海が勝ちにくいというような印象を与えてしまうかもしれませんが、やはり、スペックが甘い分だけスーパー海物語IN地中海の方がスーパー海物語IN沖縄2(1/359.5タイプ)よりも当たりは獲得しやすいというメリットは見逃せません。一方、これから爆発する台を手放してしまう危険はスーパー海物語IN地中海の方に多分にあります。

私どものユーザーの大半は会社勤めをされていて、アフター5にパチンコを打つ人が圧倒的多数を占めます。爆発体験が大きな満足感となり、実践報告のメールが増えたのではないでしょうか。私どもプロにとってはスーパー海物語IN沖縄2もスーパー海物語IN地中海も収支に差はありません。今でもスーパー海物語IN沖縄2よりもスーパー海物語IN地中海、もしくは大海物語スペシャルの方がシマ全体の稼働率が高い場合は迷うことなくそちらで打ちます。ユーザーの方はご存知のように、最強攻略法・海殺しXはシマの稼働率に影響を受けやすい面があります。

爽快な気分

しかし、大半のユーザーはプロではなく、アマ強豪もしくはセミプロレベルの人たちです。最強攻略法・海殺しXを覚えるだけで最悪でもアマトップの実力にはなります。これは胸を張って断言できます。

ユーザーの皆さんがスーパー海物語IN沖縄2で連勝街道を走り続けているという嬉しい知らせを聞くたびに、私どもはささやかな喜びを隠せません。安価といえども、私どもは攻略法(※厳密には「総合攻略ノウハウ」)を販売している商人です。やはり、顧客からの評価ほど嬉しいものはないのです。これはなんの商売でも同じことでしょう。

先日の定例会議の時のことです。進行役の佐々木が次々と皆さんから寄せられたメールのプリントアウトを読み上げている最中、スタッフの一人が不意に呟きました。

「最強攻略法、沖縄2で再起動ってわけだな」

少人数のミーティングではありましたが、突如として笑いの大輪唱が起こり、私どもは実に爽やかな心境になりました。この爽快な気分を皆さんにはスーパー海物語IN沖縄2を征服することによって分かち合っていただきたいと願うばかりです。

関連リンク

聖夜の大爆発!【Pスーパー海物語IN沖縄2攻略】
Pスーパー海物語IN沖縄2動画集

「祝! 海物語10周年〜スーパー海物語IN地中海賛歌」

世代を超えて愛される海物語

ついに天才パチンコメーカーSANYOがCR海物語を発表してから10周年の良き日を迎えました。初代海物語(=通称)が出た時にこのシリーズが10年も続くと予想できた人は果たしていたのでしょうか。1999年といえば、CRパチンコの人気が動かぬものとなり、ハネモノが次々とホールから姿を消していった時代でした。円熟期に突入したCRパチンコをめぐり、メーカー各社が熾烈な戦いを始めるようになったのもこの頃からです。

過去のコラム(註)でも触れましたが、過熱化する演出競争に目もくれず、SANYOはシンプル性と意外性という二つの武器を携えて、永遠の名機「海物語」を世に出しました。それが老若男女に熱狂的に支持され、海物語シリーズが延々と展開され続ける結果となったわけです。

起死回生のCM戦略

皆さんはテレビで放映中の「海物語10周年」CMをご覧になりましたでしょうか。出演者の北村総一朗さん(キタさん)、山田まりやさん(マリヤさん)、脇 知弘さん(トモ君)の人選は見事です。

まず北村さんという知名度抜群の名役者を抜擢し、年配者にアピールしています。ちなみに、北村さんは「踊る大捜査線」で幅広い層において有名になり、その後、お笑い番組にも度々出演している好感度タレントです。このような人物を主役に抜擢するあたりが、SANYOのセンスの高さを物語っています。

又、セクシー系タレントの山田さんは名前がマリンちゃんと似ていることもあり、インパクト大です。この人は若者の間で抜群の知名度があります。いわゆるヒロイン役です。

そして、セクシーとは正反対の立場にある「ごくせん」でお馴染みの個性派俳優、脇さんも出演させ、老若男女の全てをカバーしています。

海物語らしさを追求した配役

鋭い方はすでにお気づきのことでしょうが、このCMにおいて、キタさんは「老」、マリヤさんは「若」と「女」、トモ君は「男」を代表する図式となっています。実際はトモ君もマリヤさんと同じくらいの若さなのですが、何分、見た目が中年メタボ男です。老人と若者の中間くらいの位置づけが適当でしょう。又、外見上のむさくるしさがいかにも男という感じです。マリヤさんは今回の海物語10周年記念CMでは、キタさんとトモ君と一緒に「10周年は何かある」とはしゃぐだけですが、大海物語スペシャルのCMでは、如何にも女性らしくエプロン姿で皿洗いをしています。

この3人ユニットは大海物語スペシャルのCMで初のタッグを組みました。過去のコラム(註)で述べたように、ハイパー海物語INカリブはSANYOが海物語シリーズではじめて味わった屈辱の敗北でした。ハイパー海物語INカリブでは、「老若男女に愛される海」という海物語シリーズの最大の魅力を敢えて放棄し、若者、しかも、アニメ世代と呼ばれるような、若者の中でも際立って若い人たちを意識したゲーム展開、ファンタジーワールドを売り物にしたCMを作ってしまったため、従来の海物語ファンにそっぽを向かれてしまいました。

窮地に立たされたSANYOにとって、大海物語スペシャルは生き残りを賭けた一世一代の大勝負でした。ハイパー海物語INカリブで迂闊にも失ってしまった「庶民性」を如何にして取り戻すか。これが最大のテーマであったのは想像にかたくありません。俗にデブタレ(肥満タレント)と呼ばれる脇さんの抜擢もこのへんの事情が絡んでいるように思えてなりません。そして、名優の北村さんでぐっと渋さを増し、紅一点の山田さんがドロ沼に咲いた蓮の花、目の保養材料となるわけです。濃い味のお好み焼きを食べた後にイチゴのミルフィーユがデザートとして出されるようなものです。何もかもできすぎています。

巧妙なストーリー展開

しかも、海物語シリーズに限らずストーリー作りの巧みなSANYOはCMの出演者にもキャラクター設定をしています。キタさんは定年退職後の悠々自適なおじさんさんで、趣味の釣りとパチンコ三昧の毎日を過ごしているそうです。トモ君は美術系の専門学校を出た後、地元の看板屋に勤務しているらしい。マリヤさんは地元の大衆レストラン、「海岸食堂」の看板娘で、結婚して海沿いのマンションに引っ越した今も食堂の仕事を手伝っているとのことです。窓から海が見えるマンションというのは庶民の憧れを誘います。その憧れの的のマリヤさんが実は両親思いの人であり、格好良いアーバンライフに染まりすぎず、今でも泥臭い家業を大切にしているという設定も私たちを泣かせます。こういう役柄は若い人にもお年寄りにも好印象を与えるものです。

相変わらずトモ君はむさくるしさ全快でキャラクター的にも「ちょっとこの人、頭大丈夫か?」と思わせるような変人を演じ、キタさんは悠々自適の年配者の貫禄でひょうきんで人情味溢れる偉大な庶民を演じ、マリヤさんは前二者とうってかわって、セクシーでもあり、キュートでもあるという普通はなかなか両立しない世の女性の目標ともいうべき女性像を演じます。当然ながら、男性もこういう女には弱いものです。SANYOは人間心理を知り尽くした企業です。その才能は一連の海物語シリーズのゲーム内容に如実に表れています。

海物語がアニメ化!

通常は既存のドラマ、アニメ、映画等にパチンコメーカーが依存するのに対し、SANYOは外部の力を一切借りず、自ら海物語というストーリーを展開し、CMまでドラマティックなものにしてしまうのです。

さらに、今年の夏には「うみものがたり〜あなたがいてくれたコト」(佐藤順一監督作品)というアニメがテレビでスタートします。海物語がついにアニメ化されるわけですが、これは通常とは正反対のパターンです。このアニメにもマリンちゃんは登場しますが、夏音(かのん)という名の少女も登場するようです。もしかしたら、今後の海物語シリーズにおいて、マリンちゃんと並んで、このカノンちゃんにも活躍の舞台が与えられるのかもしれません。たとえば、カノンチャンスというようなリーチが・・・・・・

スーパー海物語IN地中海に期待

10周年は大きな節目です。ここで幸先よいスタートをきることができれば、海物語20周年も夢ではないでしょう。そして、気になるのは巷間で噂されている大海物語スペシャルの後継機、スーパー海物語IN地中海です。いろいろな噂を総合すれば、スーパー海物語IN地中海は今までの海物語シリーズの中で最も人気の高かったスーパー海物語IN沖縄の焼き直しとのことです。

残念ながら、スーパー海物語IN地中海は検定を通らなかった模様です。検定にパスするためには多少の改良が必要ですので、導入が当初の予定より遅れることになりました。しかし、すでにメーカー発表がありましたので、スーパー海物語IN地中海が近日中にデビューするのはもはや確実です。スーパー海物語IN地中海がホールを席巻する頃にアニメ「うみものがたり」がオンエアされることになりそうです。この相乗効果によって、パチンコ業界の王座を死守し、今後も海物語シリーズでヒットを連発するのがSANYOの狙いであると見て間違いないでしょう。

美しい鼓動

最後にアニメ「うみものがたり」のキャッチコピーを見てみましょう。

  • あの夏のはじめ
  • わたしたちは
  • 生まれて初めて
  • 故郷である
  • 母なる海の
  • 向こう側にある
  • 空を目指した
  • そしてあの夏の空の下で
  • あなたと出会い
  • あの夏の終わりに
  • 海と空は
  • ひとつになった

なんという美しい日本語でしょうか! 何かが始まる予感の中で、きのうまでの自分が過去を脱ぎ捨て、明日に着替える余韻が限りなく響き渡ります。この心の振動がある限り、情熱を失わない限り、人は老いることがありません。

人は皆、何かと出会うために旅を続ける巡礼者。そして、人生はかけがえのない冒険・・・・・・

皆様にとって、最強攻略法・海殺しXがスーパー海物語IN地中海を制し、過去の負けと決別し、パチプロとまではいかなくても、確実に勝利を重ねるための「究極の兵器」となることを心から願っています。

(註):「過去のコラム」については下記の大海物語スペシャル攻略1〜4を参照

大海物語スペシャル 攻略1

大海物語スペシャルをめぐる噂

ついに大海物語スペシャルがデビューしました。

  • 大海物語スペシャルは救世主?
  • 大海物語スペシャルは駄作?
  • 大海物語スペシャルはネタ切れの証し?
  • 大海物語スペシャルはSANYOの本領発揮?
  • 大海物語スペシャルで2連敗?
  • 大海物語スペシャルでSANYO復活?
  • 大海物語スペシャルで一発逆転?
    • 今、世間では、大海物語スペシャルの噂でもちきりです。結局、この噂はSANYOという天才的パチンコメーカーが今回の大海物語スペシャルで終わってしまうのか、それとも華麗な復活を遂げるのかという議論にほかなりません。私どもは当然ながら完全復活を願っています。そして、大海物語スペシャルは復活ののろしを上げるのにふさわしい名機であると信じています。大海物語スペシャルは無数の人々の夢と希望を乗せて航海に出ました。

      大海物語スペシャルは原点回帰

      ハイパー海物語INカリブで予想外の不評に喘いだSANYOにとって、大海物語スペシャルは生き残りを賭けた機種です。今回のキャッチフレーズは「らしさを大切にして魅力に磨きをかける」。

      なるほど、趣向を凝らしすぎて裏目に出たハイパー海物語INカリブと正反対のコンセプトを明確に打ち出しています。大海物語スペシャルに社運を託す SANYOは「原点回帰」という切り札を使ってきました。そもそも海物語シリーズの人気はそのシンプル性にありました。

      パチンコメーカーの攻略法

      パチンコに攻略法(大半は偽物ですが)が存在するように、パチンコメーカーにも攻略法があります。メーカーにとっての攻略法とは、大衆を自社の機種に釘付けにさせるための戦略です。「敵を知り己を知らば、百戦危うからず」という孫子の名言がありますが、大海物語スペシャルを攻略する前に、SANYOがパチンコファンをどのように攻略しようとしているのか知っておく必要があるでしょう。

      パチンコ・ヘビーユーザー

      大海物語スペシャルのプロモーションビデオでは、「シンプルなゲーム性」、「いつでも大当たりするという期待感」という従来の海物語シリーズの特徴を印象づける殺し文句を多用し、海物語シリーズに惚れ込んでいたファンを取り戻そうと躍起になっています。

      テレビのCMにも工夫が凝らされています。ハイパー海物語INカリブがファッショナブルなCMを用いたのと打って変わり、大海物語スペシャルは控え目ながらも郷愁を誘うようなCMを用いています。ハイパー海物語INカリブのCMはエヴァンゲリオンに夢中になるような若いファンを意識したのに対し、大海物語スペシャルのCMはのどかな田舎の風景などを用いて、年配者を意識しています。よくよく考えれば当然のことですが、毎日のようにパチンコを打つ時間とお金があるのは年配者なのです。パチンコファンの中核(ヘビーユーザー)をなす年配者を最優先する攻略の手口はさすがと言わざるを得ません。

      パチンコメーカーも一般企業と同じ

      企業における商品開発はヘビーユーザーの攻略から始まります。携帯電話の主流がいつのまにか折り畳み式になったのは、若い女性(ヘビーユーザー)を意識した結果であると言われています。一般的に男性よりも女性の方がお喋り好きと言われます。お婆さんよりもお嬢さんの方が長時間話す元気があります。若い女性は化粧品のコンパクトを肌身離さず持っています。つまり、化粧室で蓋を開けて、白粉を塗る時の陶酔感を携帯電話でも味わってもらおうと企業のマーケッターは考えたわけです。これはマーケティング業界ではかなり知られている話です。この攻略は図星でした。最近の携帯電話は広げると昔の携帯電話よりも長くなってしまいますが、それでも「コンパクト感」が女性のみならず男性にも受けています。携帯電話会社がこの攻略を思いつく前は、「最小」、「最軽量」が攻略の要と目されていましたが、発想の転換によって、「コンパクト感」という新攻略が誕生し、それが功を奏したのです。

      海物語シリーズの成功

      そもそも海物語シリーズがパチンコ業界を制したのも、発想の転換、新攻略による勝利でした。他のパチンコ機種が凝りに凝ったリーチアクションや役モノ導入による派手な演出を競い合っていた頃、SANYOは時代の潮流に背を向けて、シンプル性重視という意表を突いた攻略でもって、自社製品と多機種との差別化を図りました。しかし、開発段階ではSANYOもそれほど自信があったわけではないと思います。ところが、この攻略は見事に当たり、たちまち全国のパチンコ店は海物語で埋め尽くされる結果となりました。次の新海物語では、内容をほとんど変えることなく(開発にほとんど資金をかけずに)、莫大な売り上げに成功し、他のメーカーの顰蹙を買いました。まさに発想の転換がもたらした勝利といえます。

      ちなみに、当倶楽部のキーワードも「発想の転換」です。今まで自己流の攻略で常に失敗してきた方から寄せられるメールで最も多いのは「最強攻略法・海殺しXを購入して、目から鱗が落ちました」というものです。私どもはSANYOを心から尊敬しております。発想の転換という攻略メソッドもSANYOから学んだと申しても過言ではありません。

大海物語スペシャル 攻略2

意表を突かれた大海物語スペシャル

ハイパー海物語INカリブの次はスーパー海物語INエーゲ、スーパー海物語IN地中海というような名称の機種が続くと誰もが予想していました。さすがにハイパー海物語IN○○ではまずいというのが大方の見方でした。ハイパー海物語INカリブで予想外の苦杯をなめさせられたSANYOとしては、前作のイメージを残した機種名では勝負になりません。スーパー海物語IN沖縄、ハイパー海物語INカリブと続いたからには、当然、○○海物語IN○○と来るに違いないと思いきや、大海物語スペシャルという4つも前の機種名(大海物語)にちなんだ名称を使うところに、SANYOの勝負強さを感じます。

海物語シリーズの急展開

元々、大海物語は大人気機種でした。ただでさえ爆発とハマリの波が荒い海物語シリーズなのに、確変割合が60パーセントになり、爆発したら止まらない魅力が大海物語にはありました。しかし、大海物語以降、SANYOは新機種発表の間隔を狭めていくことになります。海物語、新海物語はかなりの長期間にわたり現役を続けましたが、大海物語が出てから約1年後にスーパー海物語が出て、その約1年後にスーパー海物語IN沖縄、その約半年後にハイパー海物語INカリブとピッチを上げてきました。何故、そんなに焦るのかと疑問に思われた方も多いでしょう。

流れを変えた大海物語

これは憶測にすぎませんが、海物語、新海物語ではシンプル性が受けたとはいえ、他機種と比べれば、あまりにも単純なゲーム性にSANYOは不安をもったのではないかと思います。どんな人気も永続することはありません。「そろそろ飽きられる頃なので、少しヒネリを加えよう」と新たな攻略にSANYOが動き出したと当倶楽部は解釈しました。3つのステージという絶妙なアイデアは、シンプル性に何かを加味しなければやがては飽きられてしまうというSANYOの苦心が伝わってきます。一種の延命策であったのでしょうが、これがまた大いに受けて、大海物語は大ヒットしました。大海物語でもってSANYOは第二の黄金期に突入したのでした。

他機種と競い始めた大海物語以降

確変割合の変更による爆発力のアップと3つのステージの楽しさは新たなファンの獲得にも貢献しました。しかし、新たなファンというのは従来のファン(シンプル性、意外性重視)と客層が違っていました。従来の海物語ファンは、海物語、新海物語しか打たないという人が多かったといえますが、新しい海物語ファンは時に他機種にも浮気をする厄介な人たちでもあります。当然ながら他機種のもつ派手な演出(一種の麻薬)の虜となり、その刺激に酔いしれ、下手すればもう海物語に戻ってこなくなるかもしれないという一抹の不安がSANYOになかったとはいえないでしょう。この焦燥感にハイパー海物語INカリブが失敗に終わった遠因を見ます。

「刺激性」との戦いに入ったスーパー海物語以降

従来のシンプル性をある程度継承した大海物語でしたが、3つのステージ、プレミア当たりの大量追加などは、ファンの刺激を求める欲求に迎合したものでした。しかし、他機種と比べれば、依然としてシンプル性と意外性を重視した機種でした。とはいえ、刺激的な要素も含まれていましたので、海物語や新海物語のようには長持ちしないだろうという弱気を起こしたのではないかと思います。(刺激の強い機種の寿命は総じて短いのです)そこで「人気が廃れる前に新作を」と考え、スーパー海物語を発表したのでしょうが、この頃からSANYOは常に走り続けていなければならないトップランナーになってしまいました。

絶頂に達したスーパー海物語IN沖縄

「二兎追う者、一兎も得ず」という諺が警告するように、従来のファン(シンプル性、意外性重視)と新しいファン(刺激性重視)の両方を獲得するためには、あの手、この手を尽くさなければなりません。スーパー海物語では、確変昇格演出に工夫を凝らし(宝箱)、急場を凌ぎました。続くスーパー海物語IN沖縄では突確の導入をはじめ、確変昇格演出に新たなパターン(「カクヘーン」と叫ぶ女の子)を追加し、刺激を求めるファンの機嫌をとりました。さらに、ハイビスカスフラッシュという最も刺激的な演出をも採り入れ、全力を尽くして、チャンピオンベルトを死守したのです。恐らくハイパー海物語INカリブまでの歴史の中では、スーパー海物語IN沖縄がSANYOの絶頂であったと思います。つまり、SANYOは二兎追って二兎とも得たのです。

チャンピオンたるもの

しかし、何事でもそうですが、ピークを迎えた後は下り坂となるのが人の世の宿命です。真の強者というものは、ここからが勝負なのです。プロレスのアントニオ猪木が50代に入ってからも超一流レスラーであり続けたのも、将棋の大山康晴15世名人が死ぬまでA級の地位を守り通したのも、いずれも衰えた力を何か別の要素でカバーしたことにその秘訣があります。それができないチャンピオンは例外なく短命天下に終わるのです。晩年の猪木氏はチョークスリーパーという反則スレスレの一撃必殺の技で劣勢の試合をほとんどひっくり返しました。晩年の大山氏は若手俊英たちと決して「読み」で勝負せず、長年のキャリアが培った閃きを武器に、長手数を読まずに相手を自分のペースにひきずりこむ戦術を用いて、羽生善治氏や谷川浩司氏といった若き天才たちとの死闘を何度も制しました。

己に勝つ

これはパチプロにも言えることです。絶頂を迎えた後の対処がその後の人生を左右します。最強攻略法・海殺しXを駆使すれば、パチプロ、セミプロ、アマ強豪のいずれかにはなれるはずです。しかし、プロと同等の実力を身に付けたとしても、その後が問われるのは言うまでもありません。猪木氏は引退セレモニーにおいて、「闘魂とは己に打ち勝つことだと思います」と述べました。奇しくも、生前の大山氏は座右の銘として「克己(こっき)」と色紙に揮毫していました。超人的な肉体を必要とするプロレス、人知の限界に挑む将棋と比べれば、パチンコは実に簡単な競技です。自己流で打たずに正しい攻略ノウハウさえ身に付ければ、誰もがプロになれる可能性があります。しかしながら、トッププロになるためには、冷静沈着な分析力、観察力に加え、己に勝つ精神力といつまでもピークを維持する自己管理力が問われるのです。

大海物語スペシャル 攻略3

ハイパー海物語INカリブは必然の帰結

スーパー海物語IN沖縄を出した後、SANYOは岐路に立たされました。すでに、スーパー海物語からマリンモードの仕種予告、ハワイモード(スーパー海物語IN沖縄では沖縄モード)でのダンサー予告などが加わり、辛うじてシンプル性、意外性は残してはいるものの、すでに海物語、新海物語とは趣向が異なる機種になっています。海物語、新海物語、大海物語、スーパー海物語、スーパー海物語IN沖縄と徐々にファン層を広げ、王道を歩いてきたSANYOが次の機種のコンセプトを何に求めるのか。これは言葉に尽くせぬ苦労があったと思います。

ここまで複雑にしてしまった手前、もう元には戻れないという焦りが「更なる進化を遂げた海」、「海物語が今、自らの殻を脱ぎ捨てる」をキャッチフレーズにしたハイパー海物語INカリブの誕生につながったと見ることもができるでしょう。

「海物語離れ」

スーパー海物語IN沖縄から新キャラクターのワリンが加わりましたが、ハイパー海物語INカリブでは宿敵ビートが登場しました。はじめからこういうシナリオがあったとは思えません。新しいファンの欲求に応えるために、急遽、ワリンが生まれ、ここまでストーリーを展開した以上、引くに引けなくなってビートが登場したのではないかと思います。必然的にリーチアクションも多彩となり、ワリンチャンス、ジェットスキー、ビートとの決闘など刺激の強いものが増えました。しかし、トレードマークの魚群も大事にしなければならないため、本来、海中にしか現れないはずの魚群が宙を飛んだりして、少し無理が生じてきた感が否めません。これだけ派手になれば他機種と全く同じではないかと不満に思った従来のファンが「海物語離れ」を起こしてしまいました。ついに、SANYOは二兎を獲得できなくなりました。

ハイパー海物語INカリブは隠れた名機

 では、ハイパー海物語INカリブは本当に失敗作だったのでしょうか。結論から申しますと、決して失敗作ではありません。恐らく今までの海物語シリーズの中で最高の作品です! 当倶楽部は胸を張ってそう宣言します。又、そう言わなければ、不眠不休でハイパー海物語INカリブの開発に取り組まれたに違いないSANYOの技術者たちの苦労が報われません。こんなに楽しい機種はかつてありませんでした。では、ハイパー海物語INカリブという名機を失敗作にしてしまったのは誰なのでしょうか。それは紛れもなくお客さん、厳密に言えばお客さんの偏見です。冷静になればなるほど、この動かしがたい結論が導き出されます。

娯楽性に優れたハイパー海物語INカリブ

  • ハイパー海物語INカリブは全然当たらない。
  • ハイパー海物語INカリブは期待を持たせておいて外れてしまう。
  • ハイパー海物語INカリブは爆発しない。

これがお客さんの不満の要約ですが、どれも論理性を著しく欠いた感情論にすぎません。そもそもスーパー海物語IN沖縄とほぼ同じスペックなのにハイパー海物語INカリブだけが全然当たらないわけがありません。期待感が高まるリーチで外れるといっても、そう簡単に当たりを許すわけにもいきませんので仕方がないことです。今までの海物語でさえ何度も魚群を外したではありませんか。つまり、従来の海物語ファンは他機種を打った経験が乏しいために、「過剰演出の免疫」がないのです。エヴァンゲリオンを打てばわかりますが、目が眩むほど派手な演出のリーチで1分も待たされ、最後は呆気なく外れます。他機種でもそれは皆同じなのです。ハイパー海物語INカリブだけが期待を裏切るのではありません。本当にハイパー海物語INカリブはつまらない機種でしょうか。一つだけ断言できることがあります。今まで海物語シリーズが一つも発表されておらず、SANYOがいきなり、ハイパー海物語INカリブを発表したと仮定してみて下さい。間違いなくハイパー海物語INカリブは史上最大の大ヒットとなったことでしょう。

私どもはパチプロ集団ですので、パチンコを楽しむことは一切考えませんが、評論家として見た場合、娯楽性という点において、ハイパー海物語INカリブを上回る機種は他にないと思います。

海物語シリーズは勝ちやすい機種

「ハイパー海物語INカリブは爆発しない」というのもパチンコを全く理解していない人々の戯言にすぎません。商品未購入の方もご覧になっているページですので、ここでは詳しいことを書きませんが、ホルコン設定が極端に辛くなっていない限り、パチンコというものは、シマが大勢のお客さんで埋まってさえいれば、一定の台が大爆発する仕掛けになっているのです。(ホルコンに関しては、コラム「ホールコンピュータ(ホルコン)による大当たりの誘発」を参照)

シマに打つ人の数が少ないために、人気低迷後のハイパー海物語INカリブは爆発したくても爆発できないことが多いのです。田舎に行きますと、未だに大量のハイパー海物語INカリブが設置されたパチンコ店が少なくなく、しかも、大勢の人が打つため、20箱くらい積んでいる人がいくらでもいます。これがハイパー海物語INカリブの真の実力なのです。ハイパー海物語INカリブに限らず、海物語シリーズはいずれも爆発とハマリのメリハリがついた機種です。好調サイクル、通常サイクル、不調サイクル等がランダムに組み合わさって、時には大爆発して、時には大ハマリするのがCR機全般に共通する特徴ですが、海物語シリーズはきちんとメリハリがついているため、非常に勝ちやすい機種といえるでしょう。確変割合65パーセント(突確含む)の大海物語スペシャルが登場して、爆発力はさらにパワーアップしました。

「勝ち逃げさえすればきっと勝てる」。 この言葉を肝に銘じて、是非とも攻略に励んで下さい。但し、自己流の攻略はしないで下さい。正しい攻略ノウハウを身に付けてから勝負して下さい。自己流の攻略では、たまたま勝つ時はあっても、トータルすれば必ず負かされます。パチンコをギャンブルと考えるのは間違っています。パチンコは実力で勝ちにいく競技です。

最強攻略法・海殺しXの本領発揮

大海物語スペシャルが導入される前、購入前の方々から「最強攻略法・海殺しXはスーパー海物語IN沖縄とハイパー海物語INカリブのどちらの方により威力を発揮しますか」というご質問が集中しました。私どもが販売している攻略法は手順をこなす攻略法ではなく、あらゆる局面から勝ちにいく総合攻略ノウハウですので、「威力」とか「成功率何%」というような表現は必ずしも妥当ではないのですが、そこまで言葉に厳密になるのも堅苦しいと考え、私どもも「威力」、「破壊力」といった一般的な言葉を比喩的に用いております。そのためにこのような質問が集中するのでしょうが、その問いに対して、私どもは「威力は変わりませんが、ある程度、人が混み合っている方の機種を選んで下さい」と回答しております。シマの50〜70パーセントの台が稼動している状態が最強攻略法・海殺しXに最適な理想的環境です。

大海物語スペシャル 攻略4

なぜ大海物語スペシャルなのか

前回までのコラムでは、海物語シリーズ発展の歴史をふり返りました。要約すれば、SANYOは海物語、新海物語で熱狂的海物語ファンを生み出し、大海物語以降は新しいファンも獲得し、スーパー海物語IN沖縄で絶頂に達した後、苦悩の末に発表した勝負作、ハイパー海物語INカリブが人々の偏見により不本意な結果を招いてしまったということです。そして、生き残りを賭けた次の一手が大海物語スペシャルなのですが、何故、時計の針を逆戻しするようなことを SANYOはしたのでしょうか。

外敵との戦い

海物語のセールスポイントであるシンプル性と意外性を残したまま多少の刺激性を加味した大海物語はSANYO王国の隆盛を磐石なものにしました。しかし、浮沈艦のようなこの王国も、今ではエヴァンゲリオン、冬のソナタなど多数の外敵の侵略に悩まされ、国防力を増強しないことには滅亡しかねない存亡の危機に直面しています。SANYO王国は秘密兵器「大海物語スペシャル」でもって、今、必死に外敵と戦っているのです。人気が全く衰えないうちにスーパー海物語に切り替わってしまったかつての大人気機種、大海物語を今ここに復活させ、ハイパー海物語INカリブで背を向けた従来のファン(シンプル性、意外性重視)を呼び戻すこと、これがSANYOの至上課題であると思われます。

どこに刺激性を求めるか?

ハイパー海物語INカリブと比較すれば、大海物語スペシャルは実にシンプルな内容に仕上がっています。しかし、すでにある程度の刺激性を採り入れてしまった手前、海物語シリーズといえどもシンプルなだけではヒットしない時代になっています。では、その刺激性を大海物語スペシャルに如何にして盛り込むか。これはSANYOにとって難問中の難問であったに違いありません。画面展開における複雑な動きが従来のファンに歓迎されないことはハイパー海物語IN カリブで経験済みです。同じ轍を踏んではなりません。そうなると、残された手は「音」しかないことになります。

パールフラッシュに賭けたSANYO

恐らくSANYOはスーパー海物語IN沖縄の成功要因を緻密に分析したのでしょう。スーパー海物語IN沖縄で最も人気を集めたのはハイビスカスフラッシュでした。「もうダメか・・・」とため息をつきながら打っていると、突然、ハイビスカスが光って、見事なサウンドとともに大当たりするエキサイティングな演出は多数のファンを魅了しました。大海物語スペシャルのパールフラッシュはスーパー海物語IN沖縄のハイビスカスフラッシュを改良した演出です。SANYOはこのパールフラッシュに全てを託したのです。

失敗から学ぶ

スーパー海物語IN沖縄の人気はハイビスカスフラッシュに負うところが大きかったといえます。一方、ハイパー海物語INカリブの不人気はハイパーコンパスの使い方に問題があったといわれます。つまり、ハイパーコンパスが回り、派手な音がしても滅多に当たらないところに失敗の原因がありました。スーパー海物語IN沖縄では「音がしたら絶対に当たり」でした。人々にこの感覚が残っているため、ハイパー海物語INカリブでハイパーコンパスの音を聞くと、本能的に当たる予感がする。ところが、その期待が裏切られる。これがフラストレーションを増幅させ、「ハイパー海物語INカリブはダメだ」という素人の感情的嫌悪感を誘発してしまったように思われます。プログラマーが個人の趣味に走ることなく、常に大衆のニーズをキャッチする努力を怠らないところにSANYOの底力を見る思いがします。

音と光による陶酔

大海物語スペシャルのパールフラッシュはスーパー海物語IN沖縄のハイビスカスフラッシュが進化したものだけあり、ハイビスカスフラッシュの興奮を何倍も上回る魅力があります。耳に心地良く響く音で、しかも派手に鳴り続きます。周囲の人が一斉に振り向くのも打ち手にすればちょっとした快感です。スーパー海物語IN沖縄とは異なり、どのステージ(モード)でもこれを聞くことができます。さらに、真珠から放たれる鮮烈な光は一瞬にして人々を陶酔の極致にいざないます。音と光のダブル効果をもった史上最大の興奮演出、パールフラッシュをシンプルなゲーム展開の中で「大乱発」させるのが大海物語スペシャルのコンセプトなのです。

捨て身の勝負

とにかく、その頻度は尋常ではありません。確変連荘中は何度もこのパールフラッシュが連続します。パールフラッシュは単発当たりと見せかけて確変昇格する時にも使われます。あらゆる機会に使われるのです。こんなに乱発すればかえって魅力が損なわれないかと不安になりますが、「そんなきれい事は言っていられない。乱発によって希少性がなくなってもいい。とにかく、ファンを取り戻すためには、なりふり構わず勝負に出るしかない」というSANYOの本音が聞こえてくるようです。肉を切らせて骨を絶つ。これがパールフラッシュの使命なのです。

甘い罠

光と音によるパールフラッシュは人々の感覚を瞬間的に麻痺させます。パールフラッシュに出会うと、人は冷静さを失い、「当たるまでに何万円も使ってしまった。回収は難しい」とか「最近は負けてばかりだ」というネガティブな思いを一瞬にして捨て去ってしまうのです。ここに大きな罠があります。

擬似爆発

ご存知の通り、大海物語スペシャルはスペック上、初当たりに確変が来やすく、連荘も伸びやすい機種です。つまらない台でも4〜5箱は簡単に積めます。なんでもない台が一気に6〜7箱になることも珍しくはありません。連荘数は多くなくても、時短終了後にハマらずに再度の確変が来れば、このくらいの数の箱は楽に積めます。しかし、大海物語スペシャルのハマリの恐ろしさはハイパー海物語INカリブやスーパー海物語IN沖縄の比ではありませんので、やめ時には細心の注意が必要です。連荘中にパールフラッシュが何度もありますと、パチンコのキャリアの長い人ほど「この台は爆発台に違いない」と思い込みがちですが、遊び台の一時的好調にすぎないことも珍しくありません。擬似爆発に騙されないこと、これが大海物語スペシャル攻略の第一歩です。

すでに最強攻略法・海殺しXを購入された方は、サイクル変換と密接な関係のある大当たり回数、回転数等を判断材料にしつつ、ハマリの前兆となる不調サインの度重なる連続を認めたならば、潔く持ち玉交換をして、別の台に照準を絞って攻略して下さい。

大海物語スペシャルのハンドル

細かいことですが、もう一つ気をつけなければならないことは大海物語スペシャルのハンドルです。ハイパー海物語INカリブ同様、コインでの固定ができません。これが大海物語スペシャルの人気に水をさす結果にならないことを願っております。ハンドル固定ができませんと、長時間打つ人が疲れてしまいますので、それが原因で客離れが起きた場合、閑散としたシマではなかなか大爆発が起きません。落とされるお金が少なければ、還元されるお金も少なくなるのはホルコンの常識です。

大海物語スペシャルのハンドル固定に関しましては、ハイパー海物語INカリブのハンドル固定法がそのまま通用します。お時間のある方はコラム「ハイパー海物語INカリブ・ハンドル攻略」の最後の方をお読み下さい。これで大海物語スペシャルのハンドル問題も解決します。

挫折をバネに

前述の如く、大海物語スペシャルはなりふり構わず勝負に出たSANYOの大博打です。今、どのパチンコ店も大海物語スペシャルにかなりの力を注いでおりますので、きっと良い結果が出るように思います。大海物語スペシャルのシマからは連日のようにパールフラッシュの音が鳴り響き、見るからに盛況です。あまりの大音響にどの機種を打とうかと迷っている人はついつい大海物語スペシャルのシマに入ってしまうことでしょう。パールフラッシュはまさに魔力としか言いようのない超絶演出です。恐らく大海物語スペシャルのパールフラッシュはパチンコの歴史を変えるきっかけにもなるでしょう。この大迫力と流麗さを併せ持つパールフラッシュに対抗して、今後は他社も似たようなものを開発することになるでしょう。挫折をバネに生まれたSANYOのパールフラッシュに惜しみない拍手を送りたいと思います。

逆境から這い上がる力

ちなみに、当倶楽部の名称は森進一氏の代表歌「冬のリヴィエラ」に由来するものですが、その森氏も今までに幾度ともなく歌手生命が絶たれるかもしれないピンチに見舞われ、その都度、挫折をバネにして乗り越えてきました。最初の大ピンチは独立直後に訪れました。所属していたプロダクションの嫌がらせに遭い、完全に干されてしまった森氏はしばらくの間、テレビに出演することができない状態が続きました。この逆境から立ち上がった森氏は「新宿みなと町」で捨て身の勝負に出ました。

当時の森氏は都会的、ポップス的な曲を好んでリリースしていましたが、「新宿みなと町」は原点回帰にふさわしい純粋演歌でした。歌詞の最後、「新宿、新宿、新宿・・・」と唸るところで、「ここまでやるのか」と思えるほど激しく絶叫し、森節復活に熱狂したファンがこの曲を大ヒットさせました。「新宿みなと町」はすでに始まっていた演歌不振の潮流をものともせず、ついにベストテン入りを果たし、森氏は華やかなテレビスタジオに凱旋するとともに、その後、大歌手への道を邁進してゆきました。何事も順境の時ではなく逆境の時にこそ真価が問われるのです。

大海物語スペシャルは「新宿みなと町」と同じです。そして、パールフラッシュの煌きは「新宿、新宿、新宿・・・」の絶叫を思わせるものがあります。挫折をバネに人は逞しく成長します。今までパチンコで負け続けた人の方がプロになれる可能性が高いのです。人は必死になった時、不可能を可能にする火事場の馬鹿力を発揮することがあります。最強攻略法・海殺しXが度重なる攻略の失敗で落ち込まれている方々に活力を注入するカンフル剤の働きをすることになれば本望です。

大海物語スペシャル7セグ表の公開!

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大勢の皆様からのご要望に応え、大海物語スペシャルの7セグを公開致します。 このページをプリントアウトするか、URLを携帯電話に登録しておけば便利でしょう。単発図柄が揃っても左記の確変セグが表示されれば、大当たりラウンド中のパールフラッシュで確変昇格となります。

確変昇格のタイミングで台の調子を見抜く

この確変昇格演出は大当たりラウンドの終了に近い時期(例・15R)に発生した方がその後の伸びが期待できます。7Rあたりに出るのが最も一般的ですが、これはごく普通の台に多く、台の内部で回転数とその日の大当たり回数と密接な関連がある「サイクル変換」(詳細は秘伝攻略の一部公開を参照)が起こらない限り、そのままでは「線香花火」(確変2〜3連荘)で終わってしまうことが大半です。

二大爆発サイン

ダイナミックな「打ち上げ花火」(爆発)が期待できるのは、15R終了時、いったん「チャンス」が出た後の確変昇格です。これは従来の海物語シリーズ(スーパー海物語以降)におけるサムのマリン抱き上げに相当し、台が好調ロム(好調サイクル)に突入した証拠となります。もう一つ重要なサインは2Rで発生するパールフラッシュからの確変昇格です。これも好調ロム特有の現象であり、爆発の前兆となることが少なくありません。

粘り甲斐のある台とは?

このいずれかの現象が発生した台の連荘終了後(特に2〜3連荘で終わってしまった場合)、早まった判断で台を捨てますと他人にその台を取られて爆発されてしまうことがあります。くれぐれもご注意下さい。(逆説的には、そのような台が捨てられた場合、即座に拾う価値があります)尚、最初に確変を当てた時に上記の爆発サインが発生せず、何連荘かした後にそれが現れた場合も同様、しばらくの間はその台から離れるべきではありません。

翌日に持ち越される好調波

シマの人数が少ない夜の時間帯やホルコン抽選の不運により、爆発サインが出た台でもはまることはありますので、長時間の深追いは禁物ですが、閉店間際の時間帯でそのような台が爆発せずに終わった場合、あるいは、爆発しかかって数箱で終わってしまった場合、この好調波は翌日に持ち越されます。但し、翌日は朝から200〜600回転の間、一回も当たらず、当たった途端に爆発が始まることがやけに多いのが特徴です。

もう一つの爆発サイン

上の表の中にカタカナの「ル」の字に似たセグが二つありますが、いずれも爆発台に頻繁に現れるセグです。スーパー海物語IN沖縄ではセグにHが多発する台がよく爆発したものでした。又、ドットが二つ出るのも吉報でした。何故、そのような仕組みになっているのかまでは解明できませんが、大海物語スペシャルにおいても「ル」の字は吉報となります。

3種類の爆発

但し、「ル」の字の出現は二大爆発サインと比較すれば信頼度がかなり落ちます。二大爆発サインの出た台は80パーセント以上の確率で爆発に向います。一気に大連荘することもありますし、数珠連の要領で、時短終了後に何度も早い段階で引き戻しの当たりが確変中心で来ることもあります。

しかし、気をつけなければならないのは爆発にも3つの種類があるということです。

  • (1)通常爆発 ・・・・
     最終的には15箱前後に落ち着き、その後は遊び台もしくはハマリ台に転落する。
  • (2) ミニ爆発 ・・・・
     最終的には7〜8箱に落ち着き、その後は高確率で600回転オーバーのたちの悪いハマリ台に転落する。(積んだドル箱を全部使い切ってしまうほどはまり、その後に再爆発することが多い)
  • (3) 大爆発 ・・・・
     15箱前後まで通常の爆発コースをたどり、本来であれば、沈んでいくはずの台が好調をキープし、爆発のスピードこそ落ちるものの、順調にドル箱を伸ばし続ける。最終的には20〜25箱くらいに達する。他の特定台のロムが不調サイクルからなかなか抜け出せない時に起こる稀有な現象。通常は一人の人が20〜25箱積み上げることは少なく、15箱前後の獲得で満足した人(or「もう出ないだろう」と諦めた人)が台を捨てた後、別の人がその台を拾い、5〜10箱を獲得することが多い。

気をつけなければならないのは(2)だけです。何も知らずに運任せに打っている人は全箱飲まれてしまうこともあり、見ていて気の毒でなりません。

最強攻略法・海殺しXのユーザーの方は時短終了後の不調サインの続出に注目し、(2)のパターンと判断しうる場合は、まだ傷の浅いうちにそんな台は即刻捨てて下さい。一つの台で出せるだけ出してから次の台に移動するのがプロの技というものです。

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