CRスーパー海物語IN沖縄4 基本スペック

CRスーパー海物語IN沖縄4 MTC、MTBZ
大当り確率(通常時)1/319.6
大当り確率(確変時)1/37.9
確変突入率60%
賞球、カウント4&2&3&12、8カウント
時短確変終了後100回転
出玉数(16R)1536個

【徹底ガイド】スーパー海物語IN沖縄4の攻略~好調台で勝つ!(前編)

はじめに

海殺しX事務局便りにスーパー海物語IN沖縄4の攻略に胸の高鳴りが止まらない!と題した記事を掲載したところ、想像を絶する反響がありました。それほど中身が濃い記事でもなく、再び稼ぎまくれる季節が到来したことの悦びで筆を走らせてしまっただけなのですが、読者の方々(最強攻略法・海殺しXの顧客に限らないパチンコ攻略研究家)からいただいた多数のメールを熟読させていただき、私どもはあることに気づきました。

全ての人々が当倶楽部のコラムの全てに目を通されているわけではないという単純な事実を私どもは見落としていたようです。すでに最強攻略法・海殺しXの販売を始めてから約10年の歳月が流れています。古いコラムはアーカイブに収容されていますし、最強攻略法・海殺しXサロン(ブログ)を開設してからは、むしろそちらの方が当サイト(リヴィエラ倶楽部公式HP)よりもメジャーになってしまいました。古くから存在したリヴィエラ倶楽部・青い鳥の詩にも幾つかのコラムがあります。この状況では、記事が分散しすぎて、はじめて当サイトにご訪問いただいた方に多少の混乱を与えてしまっていることは否めません。

このたび、最近になって当倶楽部の攻略ノウハウにご興味を抱かれたという比較的ご高齢の方から前述の事務局便りの記事を「誰にでもわかりやすい万人向けのものにしてほしい」という要請がありました。そこで四方八方に分散したコラムを統合して、スーパー海物語IN沖縄4のが攻略に適している具体的理由を今回のコラムでは徹底的に説明する運びとなりました。

「徹底ガイド」と銘打ったからには少し込み入ったことも書きます。したがって、本コラムは当サイトでは久々の長編となります。たとえて言うならば、新幹線を使わずに東京から大阪に向かう旅のようなものです。小さな駅(ちょっとした攻略情報)も通過(省略)せずに停車(言及)します。それでは、今から東京を出発します。

1.沖縄モードの演出から当たりのタイミングを読む

以前のコラム、デラックス海物語攻略のヒント(通常プレー編)にも書きましたように、スーパー海物語IN沖縄シリーズの沖縄モードには攻略の基本となる重要情報が凝縮されています。デラックス海物語と聞けば、かなりの昔の機種であると早合点される方もいるでしょうが、デラックス海物語のバカンスモードはスーパー海物語IN沖縄シリーズの沖縄モードを基調としたものですので、このコラムに記載された各種攻略情報はスーパー海物語IN沖縄4にも応用可能なのです。

5人目の娘の出現が当たりの前兆

スーパー海物語IN沖縄シリーズの沖縄モードでは、変動が始まると沖縄の民族衣装を身にまとった娘が出現することがあります。普通は出たとしても一人しか出ないものですが、時折、4人の娘が出ることもあります。リーチが多発するようになると、必然的に4人娘の出現頻度が高まります。良い台(最強攻略法・海殺しXのテキストに記載されている好調サイクル台=俗にいうロムの強い台)はこの4人娘が打ち手をそれほどじらさずに出る傾向が認められます。いくら打っても4人娘がなかなか出ない台は打っている最中に「サイクル変換」(※サイクル変換が起こりやすい回転数はテキストに記載済み)が生じない限り、その時点ではハマリ台である可能性が濃厚です。(※例外的にそのような台がハマらずに当たるとすれば、それはレッツマンボー、レッツシーザー、ウリンチャンス、ノーマルリーチからのピタ止まりの当たり、ノーマルリーチからの走り当たり、一発告知を伴った当たりなど特殊な当たりが大半です)

さて、4人娘が頻繁に出てもホルコン(※パチンコの当たりを強制的に誘発するホールコンピュータ)がその台が属するグループ(ユニット)をアクティブにしない限り、どんな好調台でも当たることは滅多にありません。大当たり乱数的中は全くないこととは言いませんが、現実的にはほとんど発生しない現象なのです。確率論者やボーダー理論の信奉者は首を傾げることでしょうが、このことを認識しない限り、現代のデジパチでは決して勝ち組には入れません。

パチンコ初心者のために、ここで少し寄り道をします。ある箱の中に319枚のカードが入っているとします。それぞれのカードに1から319の数字が書かれているものとします。その箱の中に手を入れて一枚を引き、たとえば、77のカードを引けば当選するというルールの抽選があるとすれば、理論的には319回のトライで一回の当選が期待できることになります。しかし、それはあくまでも期待値にすぎません。実際は一日中カードを引き続けても一向に77のカードを引けないことだってあるのです。毎日、根気よくこの実験を続ければ、一年後にはきっと確率に近い数字に収束するはずですが、ショートスパンで期待値通り収まる現象は世の中に存在しません。

現代のデジパチというものは機種を問わず、好調サイクル、通常サイクル、不調サイクルがランダムに繰り返される仕組みになっており、スーパー海物語IN沖縄4の大当たり確率319.7分の1というのはサイクルごとに異なる大当たり確率を全て総合した値にすぎません。すなわち、メーカー発表の数字は決して嘘ではないのですが、一般人の気づかぬ部分である種のトリックが含まれているわけです。

昔、大工の源さんという大爆発が見込める機種がありましたが、この機種の大当たり確率は天国モード、通常モード、地獄モードの3つに分かれていて、それぞれに異なる大当たり確率が公表されていました。昨今のデジパチはそれが非公表になっているものとお考え下さい。

それでは、大工の源さんの天国モードにあたる「好調サイクル」突入中の台を打てば常に簡単に当たるのかといえば、必ずしもそうとは言えません。それはホルコンが数台を束ねて作るグループの稼働率(打っている人の数の多さ)とグループの強さに大きな影響を受けるからです。そして、ここから先が非常に重要なのですが、強いグループの強い台(好調サイクル台)は限度を超えた爆発をするという真理を見逃してはなりません。弱いグループの強い台は数連荘してから少しハマり、300回転台、400回転台で再び当たり、これがまた数連荘したりすることがありますが、長時間かけて7~8箱が限度です。

ごく稀に弱いグループの強い台がいきなり10連荘以上することもありますが、それはグループ内の他の台のサイクル状態が軒並み悪い場合に限られます。そして、もう一つの特徴として、弱いグループの強い台は大連荘した後にかなりハマる傾向があります。ホルコンの仕様上、ある台が大連荘をした後に同じグループの他の台が何台か当たりさえすれば、ほどなくしてチャンピオン台が再び快進撃を続けるものですが、他の台のサイクル状態が悪すぎるため、ホルコンもそれらの台の当たりをかなり先送りにしてしまいます。結果として「グループハマリ」という現象が起こり、しばらくの間、そのグループの台からは当たりが発生せず、グループ全体が強いグループの生贄となって「貢ぎ役」に徹することになります。

さて、ようやく話を本題に戻しますが、好調サイクル突入中の台の4人娘の頻出は5人娘の出現の前兆となります。4人娘が何度も出るものの、待てど暮らせど5人娘が出現しない台は好調サイクル台でない可能性が高いといえますので、こういう台は早々と捨てるべきです。こういう台でもずっと打ち続けていれば、強いグループに属している限り、いつかは爆発する可能性もありますが、その台の爆発が始まるのはホルコンマニアの人たち(=パチンコをホルコンの知識だけで攻略しようとする人たち)が期待している時期よりもかなり先の話であることがほとんどです。仮にそういう台で爆発に成功したとしても、投資に相当な額を費やすことになりますので、それまでの苦労が報われた充実感だけはありますが、実入りは決してよくありません。真のパチプロを目指すのであれば、ホールでは勝負の鬼と化し、とことんケチくさくなる必要があります。億万長者と呼ばれる人々は意外と倹約家であったりします。パチンコで稼ぐのもそれと同じことです。

2.「盛り上がり」か「盛り下がり」か?

海物語シリーズの特徴の一つに「徐々に盛り上がっていくゲーム性」があります。スーパー海物語IN沖縄4でいえば、最初はパラパラと一人娘が出て、次第に4人娘が頻出するようになり、最終的には5人娘が出現します。5人娘が1~2回出た後は良い台であれば、ほどなくして当たるシナリオが組まれています。好調台は最初の5人娘のスーパーリーチで魚群が出て当たることも珍しくありません。このように徐々に段階を踏みながら、打ち手を興奮させてゆくのがSANYOというメーカーの得意技なのです。

逆に盛り下がるゲーム展開は最悪です。打ち始めた途端に5人娘が出て、当たりの前兆と思いきや、「決め手」となるべき強力なスーパーリーチ(魚群や派手な予告、演出を伴ったものが)が一向に発生せず、4人娘が何度か出た後、一人娘くらいしか出ないようになり、最終的にはスーパーリーチはおろかノーマルリーチすら出なくなるというのはハマリ台によく見られる特徴です。盛り上がる台でない限り、すぐに見切りをつけた方が賢明です。

ちなみに、5人目の娘には2種類あり、通常の娘とミニキャラの娘(マリンやワリン等)があります。価値としてはミニキャラの方が勝ります。何故ならば、ミニキャラの方に魚群出現率が高めに設定されているからです。ミニキャラの登場は必ずしも5人娘からとは限りません。スーパー海物語IN沖縄4では、大きい娘が3人出た後にボタンを押すとマンボーに乗ったミニキャラが登場することもあります。これは5人娘ミニキャラ出現と全く同じ意味を持ちます。又、前機種のスーパー海物語IN沖縄3同様、マンボーが押し戻され、ボタンを押すとミニキャラがマンボーに乗って登場する演出もあります。これも5人娘ミニキャラ出現と同じ意味を持ちます。

絶好調の台はいくつかの段階をスキップして、突然、5人娘が出てそれで当たるという超特急並みのスピード当たりもありますが、常に新幹線を期待するわけにはいきません。好調サイクルの台でもホルコンがグループから逃げている時などはしばらく停滞しますし、ホールが全体的に出しすぎている時などはホルコンの制御機能が作動して、当たる時期が先送りされてしまうこともあります。

わかりやすい喩え~電車の速さ~

スーパー海物語IN沖縄4における当たるまでの基本的なパターンを電車にたとえればこんな感じです。(後述するイレギュラー系リーチでの当たり=全体の約30パーセントを除く)

(超特急コース)いきなり4人娘が何度も出た後、それほど待たずに5人娘が出て当たる。

(特急コース)いきなり4人娘が何度も出た後、5人娘が2~3回出て、最後の5人娘で当たる。

(急行コース)いきなり4人娘が何度か出た後、5人娘も何度も出るが、当たりには至らず。4人娘でスーパーリーチに発展することもある。4人娘、5人娘で様々な種類のスーパーリーチが出て打ち手を飽きさせない。(※逆に同じ種類のスーパーリーチの多発はハマリ台に多い。こういう台も早期に見切りをつける潔さが必要)多少の時間はかかるが、最終的にはめでたく当たる。

(快速電車コース)一人娘が何度も出た後、4人娘もちょこちょこと出るが、なかなか5人娘が出ない。5人娘が出るとしてもミニキャラでない通常の娘が何度か出た後、ようやくミニキャラが出るようになるが、それまでにかなりの投資が強いられる。しかし、良い台であれば、最終的には当たる。

(鈍行電車コース)4人娘もそれほどには出ず、5人娘はほとんど出ない。一体いつまでこんな退屈な状態が続くのかと打ち手を苛立たせる。大抵の場合、ハマリに向かうが、稀に後述するイレギュラー系リーチで突然当たることもある。

強いグループの強い台は最悪でも急行コースがほとんどです。強いグループの強い台は3~5回の初当たりで15箱(爆発の標準)から25箱(大爆発)を積み上げるものですが、その過程において、時には不覚にも急行コースになることはあっても、好調サイクルを維持している限り、特急か超特急が基本となります。

快速電車コースは遊び台(出たり飲まれたりの繰り返しで一向にドル箱が増えないじれったい台)によく使われるパターンです。こういう台で勝つ唯一のパターンはホルコン読みに熟達した人が一瞬のチャンスを見逃さず、小額投資で2~3連荘させて即ヤメすることくらいに限定されます。長時間にわたってプレーをすれば、良くて引き分け、大抵の場合は負けます。

鈍行電車コースは東京から大阪まで青春18切符で行くようなものです。個性的な旅行を楽しみたい場合、青春18切符の旅は電車の中から窓外の美しい景色を眺めたり、電車の乗り継ぎをする待ち時間にお弁当を食べたりと、一瞬一瞬の時間が心身のリフレッシュにもつながり、それなりの妙味があるといえるでしょう。しかし、これは旅行の話です。パチンコにおいては、ひたすらお金をどぶに捨てる鈍行電車の旅を楽しむべきではありません。鈍行電車の台は一日に何万円も負ける典型的なパターンです。

今回の長編コラムは東京―大阪間を青春18切符での旅に見立てたものです。すでにかなりの長文になっています。現在、まだ熱海あたりで次の電車待ちをしているところです。話があちらこちらに飛びますが、真剣にスーパー海物語IN沖縄4の攻略に取り組まれたい方は最後までこの長旅のお供をして下さい。

ちなみに、東京在住の筆者(佐々木智親)は16年前に青春18切符で大阪まで行ったことがあります。早朝5時前に家を出て、鈍行を乗り継ぎました。立ち寄りたい場所があり、彦根で途中下車したため、大阪駅で義弟の出迎えを受けた時、時刻は午後9時を回っていました。仕事柄、頻繁に新幹線や飛行機に乗っていますので、学生時代に戻ったようなこの時の旅行はかけがえのない思い出になりました。

3. 盛り上がりながらも当たらなかった時の原因分析

既述の通り、海物語シリーズの人気の秘密は徐々に盛り上がっていく演出が打ち手の興奮を呼ぶところにあります。しかし、盛り上がったからといって、その先の未来に必ずしも当たりが待ち受けているわけではありません。

好調な盛り上がりを見せながらも一向に当たらない台は、良い台か悪い台かのいずれかです。ここでは最強攻略法・海殺しXのユーザーの皆様を視野に入れて、かなり専門的な論考を展開しますので、それ以外の方々でご自分が有する攻略知識では理解が及ばないという方は、適当に飛ばし読みして下さい。インターネット上には玉石混合の様々な攻略情報が飛び交っている昨今です。なんとなく意味がわかるという方も少なくないとは思いますが・・・

★良い台の場合

考えられる停滞の原因はグループ内に自分の台以外にも好調サイクルの台が存在し、今回の「当たり番」(=ホルコンによって次に当たりが予定されている台)が自分の台ではなくその台であるというの最も頻繁に見られるケースです。次に多いのはグループ内の遊び台もしくは不調台が「ハマリ台の給料日」を迎えて、珍しくホルコンに「当たり番」の指定を受けた場合です。

自分の台が今まで経緯から見て好調台に違いないという確信がある時は迂闊にその台を手放すべきではありません。今までの経緯が多連荘中心でハマらずに当たっている場合や比較的直近の過去にプレミア当たりが発生している場合などはその台がサイクル落ちしていない限り、グループ内の別の好調台が当たりさえすれば、すんなりと当たりが許される傾向が顕著に見られます。但し、最強攻略法・海殺しXのテキストで解説している「体力値」を著しく消耗させている台(当たりすぎの台に多い)は深いハマリに入る危険性もありますので、それまでの実績が如何に優れていても要注意です。

ある台が好調サイクル突入中である否かの判断は最強攻略法・海殺しXのオプショナル商品、「カシオペア攻略術」のテキストに記載された爆発台の特徴をご参照下さい。

特に連荘中、時短中に●●回転目(カシオペア攻略術のテキストに記した当倶楽部最大の発見!)で当たった台は300回転以内に再度の初当たりがなければハマることもありますが、適度に休憩を入れるノラリクラリの作戦(ホルコンの習性を逆用した作為的な空き台作り)で再度の初当たりが早期に訪れやすいからです。

スーパー海物語IN沖縄4で唯一残念に思うことは、各台の過去の大当たり履歴が見られなくなったことです。今まで自分が打っていた台に●●回転目の当たりが発生していれば、自分で記憶していますのでなんの問題もありません。しかし、好調台を拾う戦術においては、少し不利になってしまいました。まだまだ10箱前後は積めそうな台を数箱程度で見切りをつけて平気で手放す無知な人がいます。こういう台の過去の履歴を調べますと、過去に●●回転目で当たっていたということがよくあります。その発生頻度は薄気味悪いほどです。カシオペア攻略術をご購入済みの方ならばどなたもこの不可思議な体験をされているはずです。ところが、スーパー海物語IN沖縄4では大当たり履歴が見られませんので、この単純なノウハウ(まだまだ沢山の箱を積める台を●●回転というデータのみを頼りに拾い、小額投資で多連荘させる痛快攻略!)が使いにくくなってしまいました。

好調台を拾うことに熱心な方は、多少面倒でも観察活動を強化して下さい。特に最強攻略法・海殺しXのテキストに記載されている潜在性の高い台をタッチの差で他人に取られ、その後に当てられてしまった時などは、休憩中にさりげなく通路をうろつき、その台が連荘中、時短中に当たった時に回転数を一瞥するとよいでしょう。近隣の台であれば、うろうろしなくても動かずに目視可能です。

ある台が確変中、時短中に●●回転で当たったことを確認した場合は自分は別の台を打ちながらも、その台を打っている人がやめた途端にすぐにその台を取れるように身構えていて下さい。グループの稼働率が極端に落ちていなければ、そういう台は高確率で再度の当たりが来るものです。しかも、大抵は多連荘します。

4. 百戦錬磨のテクニック

次に好調台のはずなのに何度も5人娘が来て当たらない台を打っている時の心得を簡潔にまとめてみます。

一つの目安として、好調サイクル台に5人娘が3回出ても当たらない台は「当たり番」をスキップされた可能性が濃厚と見て、自分のグループから他の台が当たるまで辛抱強く待つことをお勧めします。そして、打ち出し再開のタイミングは以下の4通りとなります。全て実践してみて下さい。(※5人娘が3回以上出て魚群の外れがないことが前提条件。魚群の外れが生じた場合、その後、多くても15回転以内に再度の魚群での当たり、もしくは前述の「特殊当たり」が発生しない限り、台を捨てる判断が七割方正しい)

(1) 同じグループ内の他の台が当たった直後の1分間

好調サイクル台の特徴の一つに「当たり番」を飛ばされても、グループ内の他の台が当たりさえすればすぐに当たる」というものがあります。特に自分をスキップして当たった台が「ハマリ台の給料日」としての当たりであった場合、好調台はこのタイミングで高確率で当たります。

又、自分をスキップして当たった台が(その台のサイクル状態を問わず)自分から見て左回りの直近の時もこのタイミングで当たる傾向が顕著に見られます。当たる時は1分も打たずに当たることばかりです。10秒後であったり、20秒後であったり、あまりの呆気なさに驚くはずです。それまでに台を休ませずに打っていれば、2台がほぼ同時のタイミングに当たるケースが最も多いのですが、休みを入れない打ち方では投資がかさみすぎます。投資はケチってケチってケチまくる。これこそがパチンコでリッチになるための最短の近道です。

(2) 同じグループ内の他の台が当たった後、その連荘中にカシオペア攻略術で記載されている「危険領域」の大当たり回数に達した時

これも先に当たった台がダメな台ほど呆気なく当たることが過去の無数の事例によって立証されています。特に先に当たった台が3連荘、4連荘目に危険領域に突入した時は後述のウルトラ速攻法を上回る成功率があります。

但し、留意すべき点が一つだけあります。先に当たった台が冴えない台の場合、自分の台が好調台であれば、その「割り込み当たり」によって、一瞬にして冴えない台の息の根を止め、その後は自分の台の独壇場になりますが、先に当たった台も好調台の場合はこの「割り込み当たり」によって、死すべき運命にあったその台が息を吹き返し、その台がその後も多連荘を続けることにもなりかねません。とはいえ、自分の台も多連荘すればよいだけのことですので、独壇場にはならなくても、2台で「連立政権」を組んだような状態となります。

そして、2台の好調台の同時多連荘はグループの力をますます強大なものとします。2台の連荘終了後にもグループ内の好調サイクル台以外の台がいつまでも不振を続けていれば、この2台だけに何度も初当たりが発生して、2台が共存共栄の関係に発展してゆくのです。

蛇足ですが、大ハマリ台の大爆発はグループ内にある複数の好調サイクル台が限度を超えた爆発をしてからハマリに入り、かなりの時間が経過してから発生します。ホルコンマニアはこういう大ハマリ台を好んで打つ傾向にありますが、そういう台が当たるのは、ため息が出るほど「当たり番」を何度も何度もスキップされ続け、グループ内の好調サイクル台に貢ぎまくった後の話です。いわゆる「死に台」ですので、よほどの自信がない限り、このような台を打つのは敬遠すべきです。

又、ついでながら申し上げますと、
大ハマリの台で大爆発する可能性が見込めるのは、強いグループに入っている死に台に限られます。弱いグループのハマリ台は閉店まで粘っても当たらないことすら頻繁にあります。これがパチンコの恐ろしい実態です。

(3)同じグループ内の他の台が当たった後、連荘中にウルトラ速攻法Aの使用タイミングが到来した時

ウルトラ速攻法は言わずとしれた当倶楽部の秘伝中の秘伝ともいうべき大技です。最強攻略法・海殺しXのユーザーの皆様は積極的にご活用下さい。特に「観察基準台」の数連荘後にこのタイミングが訪れた時には成功率が急上昇します。

(4)先に当たった台の連荘終了後

時短(チャンスタイム)の終了をもって、連荘終了後と定義します。先に当たった台が時短に入り、時短が終わる前に自分の台が当たることもありますが、時短終了まで自分の台をテキストに記載されている要領で空き台状態にして待機する作戦が最も無難です。生憎、(1)のタイミングで当たらなかった場合、次は(2)と(3)に期待をかけますが、(2)と(3)のタイミングで打っても当たらなかった時、あるいは、(2)と(3)の状況が生まれなかった時は(4)が最後のチャンスとなります。回しすぎないように細心の注意を払い、リーチがほとんど来ない時はホルコンが他のグループに浮気をしていることを疑い、10分程度、台を空き台状態にしてから再び打ち出しを再開するなどして、のらりくらりと攻めます。はやる気持ちをぐっと抑えて、休憩を繰り返します。当たるまでに多少の辛抱を厭わない強い意志が最強のパチプロを生むのです。

強いグループの強い台であれば、(1)~(4)のいずれかのタイミングで高確率で当たりますが、最強攻略法・海殺しXテキストに記載されている「見切りの回転数」まで行ってしまった場合、好調台であっても「サイクル落ち」してしまった可能性が十分にありますので、無念ではあっても潔くその台を捨て、それまでの観察で目をつけていた別の有望台に移動して勝負して下さい。

★悪い台の場合

ここでいう悪い台というのは好調サイクル以外の台を指します。不調サイクルの台はもちろんのこと、通常サイクルの台でも悪い台とみなして結構です。強いグループの遊び台は瞬間的に5~7箱くらいは積み上げるパワーを秘めますが、どんなに粘ってもそれ以上にはならないものです。弱いグループの遊び台は積み上げてもせいぜい3箱か4箱程度です。

私どもは基本的にパチンコは好調サイクル台を打つことが最も手堅い勝利への近道であると信じていますが、強いグループの中にある台であれば、遊び台が突然、爆発台に化けることも珍しくありません。したがって、資金と時間に余裕がある時などはそういう台を辛抱強く打つという選択肢もないわけではありません。しかし、堅実に稼ぎたい方には不向きな作戦です。

ところで、悪い台は5人目の娘が何回も出た後に当たらず、グループ内の他の台に当たりが発生した後もなかなかな当たりません。良い台が5人娘が頻出しながら不覚にも「当たり番」を取り逃した時の対処法についてはすでに述べました。悪い台で上述の4つのタイミングで打ち出しを再開した場合、当たりが見込めるのは(2)と(3)くらいです。(4)は可能性はありますが、先に当たった台が時短を終了してからかなりの時間が経過した時に当たるものと心得て下さい。悪い台は「当たり番」であってもかなりじらされます。

同じグループの中に好調サイクルの台が多数ある時は何度も「当たり番」を他の台に持っていかれます。結果として、強いグループの弱い台には何度も5人娘が現れますが、「次こそは我に・・・」と願いながらも、またしても泣きを見ることばかりで、そのような台を打ち続けていくうちに深海にハマってゆくのが海物語シリーズの怖さでもあります。

このような台を打たされてしまった時はプロでも途方に暮れます。閉店までまだ十分な時間が残されている場合は台を確保しながらほとんど打たないという強靭な粘りに出て、最終的にはサイクル変換を成し遂げ、その台で大爆発させるということもありますが、初心者には向かない作戦です。

実に嫌らしい戦術

そういう台はいったん手放して他人に打たせるのが賢い作戦です。他人に打たせることによりグループ全体の稼働率を維持させ、わざとグループ内の好調台を何度も当たらせるのです。そして、好調台が出しすぎてお陀仏となった後、5人娘が嫌というほど出ながら一向に当たらないことに憤慨してその台を手放した間抜けな人の「置き土産」ともいえる仕込みつきの台を拾い、しばらく寝かした後に打ち出して爆発させることをお勧めします。複数台の大連荘を生み出したグループからは、今までにどうしようもなかったダメな台が突然、大連荘するという法則があるからです。但し、それが発生するとすれば、かなりの時間が経過した後です。

大連荘はしなくても複数台の多連荘を生み出したグループは常に要チェックです。当倶楽部では4連荘以上を多連荘と定義します。ホルコンの知識を身につけ、ホールのグループ構成を把握し、複数台が4連荘以上したグループの台で打つことがパチンコで蓄財するスーパーノウハウの第一歩となります。これは海物語シリーズに限らず、あらゆる機種にあてはまる普遍の法則です。

前編はここまでです。後編では、ウリンチャンス、レッツマンボー、レッツシーザー等のイレギュラー系リーチ、ウリンチャージ、チャンス目に秘められた意味を解き明かします。又、時短中の現象からその台でそのまま粘るべきか、時短終了後の早い段階でその台を捨てるべきかの判断材料を明示します。

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1.ウリンチャンスなどのイレギュラー系リーチの意味を読み解く

ようやくここから後半に突入します。青春18切符による東京―大阪間の旅にたとえた本コラムも、ようやく名古屋あたりに到着しました。

スーパー海物語IN沖縄4にも特殊リーチ「ウリンチャンス」が搭載されています。ウリンチャンスで当たることは果たして良いことなのでしょうか。それとも悪いことなのでしょうか。これにつきましては、過去のコラム、スーパー海物語IN沖縄3ウリンチャンス攻略の掟にて詳述しました。このコラムで書かれている内容がそのままスーパー海物語IN沖縄4にも当てはまります。詳しくはそちらのコラムをお読みいただくとして、ここでは最重要のポイントのみを解説します。

通常時と確変中・時短中とで異なる意味

ウリンチャンスが通常時に出て当たった場合、約70パーセントは多連荘しません。これはウリンチャンスに限らず、レッツシーサー、レッツマンボー、ノーマルリーチからのピタ止まりの当たり、ノーマルリーチからの走り当たりなど、大半のイレギュラー系リーチに共通する法則です。但し、「通常時」という条件がつきます。

通常時にイレギュラー系のリーチで当たった台は約30パーセントの例外現象が発生しない限り、確変でも2~3連荘で終わってしまうものです。通常時に発生するイレギュラー系リーチからの当たりの中で満足のいく伸びが期待できるものは突確(341)当たりと変動時に(リーチになる前に)一発告知(ハイビスカスフラッシュ)が鳴る当たりくらいのものです。

より厳密にいえば、ノーマルリーチからの走り当たりの中でも、たとえば、4でリーチがかかり、3と5の間の4でピタっと止まった後に走り出して、9と1の間の4(裏ザメ)になり、再び走って1で当たるというような凝ったアクションを伴うものは例外の30パーセントになりやすい傾向があります。

突確は結果が出るまでわかりません。突確から4箱以上(※この場合、4連荘以上と同義ではない)の出玉が獲得できれば、その台は少なくともその時点では好調台と言えますが、4連荘(記録上は多連荘)しても、4箱にはなりませんので、そういう台は時短中に確変で当たらない限り、高確率でハマリに向かいます。突確で当たった後も何度も突確が来ることもありますが、考え方は同じです。記録上は6連荘でも連荘中に2回突確が来れば、獲得できるのは3箱だけですので、その台はその時点においてサイクル状態が芳しくない可能性が濃厚です。しかし、記録上は6連荘ですので、その後、同じグループの他の台に同規模の多連荘が発生しやすい環境を作ります。

初心者には解釈の難しい走り当たりや突確当たりとは異なり、通常時におけるウリンチャンスでの当たりは、その解釈が実に単純明快です。通常時にウリンチャンスで当たる台の大半は2~3連荘止まりで時短終了後はしばらく停滞する傾向にあります。逆に通常時にウリンチャンスで当たりながらもそれが多連荘につながった台は簡単に手放すべきではありません。二度目の初当たりが比較的容易に発生する可能性が残されているからです。

一方、確変中、時短中でウリンチャンスで当たる台は高確率で好調サイクルに入っています。確実にそうであるという保証は致しかねますが、約70パーセントの確率でその後もしばらくの間はドル箱を積み上げる展開になりやすいのです。ウリンチャンスに限らず、レッツシーザー、レッツマンボーによる当たりも通常時はできれば避けたいところですが、確変中、時短中は大歓迎となります。

但し、確変中のノーマルリーチからのピタ止まり当たりやノーマルリーチからの走り当たりは、その解釈がかなり複雑になります。最強攻略法・海殺しXのテキストで記載されている「裏モード」の中にイレギュラーAというものがあり、爆発の大半は台がこの裏モードの状態に入っている時に発生するのですが、イレギュラーBという紛らわしい裏モードもあり、イレギュラーAと似たような現象が多発するので厄介です。。

このイレギュラーBという裏モードでは長時間プレーは禁物です。2~3連荘後に獲得出玉が全部飲み込まれる直前に幸運にも再び確変で当たったりすることもありますが、二度目の確変も2~3連荘で終わってしまったり、時短終了後に「今度は早い当たりが来た」と思いきや、それが単発のまま終了し、その後に深くハマったりしますので、初心者はこの巧みな罠に簡単に嵌ってしまいます。ホールを見渡しますと、よくこういう台で根気よく粘ってる人を見かけますが、こういう人たちの愚劣な行動が好調サイクル台に限度を超えた爆発を許しているという事実に気づく人はほとんどいません。

一つの目安として、確変プレー突入後、最初の当たりがノーマルリーチからの確変当たり(ピタ止まり、走りを問わず)であった場合、高確率で次の当たりで連荘が終了します。(※逆にこの法則を無視して躍進する台は高確率で爆発に入ります)

確変プレーに入った直後にこの当たり方をした場合、裏モード「イレギュラーB」によく見られる3連荘とみなして七割方正しいといえますので、時短終了後はそれほど粘らずに台を捨てるべきです。

しかし、すでに4連荘以上している確変中の台がノーマルリーチ(ピタ止まり、走りを問わず)から確変で当たった場合はイレギュラーAの可能性が極めて高く、爆発に入った場合は魚群がそれほど出ない代わりに、連荘中にイレギュラー系リーチからの当たりや単発当たりと見せかけて実は確変当たり(大当たりラウンド中の確変昇格、サムによるマリン持ち上げ、潜伏確変のまま時短突入等)が何度も発生する展開になりやすい傾向があります。

ハイエナさんの悲哀

グループが強ければ、爆発台は最低でも15箱前後にはなりますので、7~8箱積んだ時点で台を捨てるのは「ハイエナさん」の思う壺となります。ホールで常連客の行動を観察していますと、各自の行動パターンが手にとるようにわかるものです。ハイエナさんと呼ばれる人たちは他人が時短終了直後に捨てた台が「大好物」です。こんな単純な攻略法(?)で常に勝てるほどパチンコは甘くないのですが、時折、ハイエナさんも小額投資で見事に当てる時があります。その大半のケースは「まだゴールに達していない好調サイクル台」を偶然拾った時です。たまたま作戦が成功したハイエナさんは喜び勇みますが、いつも成功するわけではなく、大抵は時短終了直後の台を大喜びで拾い、その台で200回転あたりまで打っては悄然と去っていくという空しい行動を何度も繰り返しています。見ていて実に気の毒です。

最強攻略法・海殺しXのユーザーの皆様は、ハイエナさんのように「時短終了後に捨てられた台である」という単純な理由だけでその台を拾うのではなく、今一度、テキストを熟読され、ご自分の目でそれが拾うべき台であるか、それとも当分の間、手出ししてはいけない台なのかを慎重に見極めていただきたいものです。特に単発や確変2~3連荘といった「くだらない当たり」をハイペースで何度も繰り返している台はいつかは大ハマリに入りますので、よほどグループ内の台が頻繁に当たっていない限り、迂闊に手を出すべきではありません。

2.ウリンチャージの頻度で好調、不調を判断する

ようやくこの長旅(長編コラム)も京都に到着しました。目的地の大阪までもう少々で到着します。

発生する現象からその後の展開が読みやすいスーパー海物語IN沖縄4はウリンチャージも判断材料に加える必要があります。ウリンチャージにつきましては下記のコラムにて詳述済みです。

スーパー海物語IN沖縄3 ウリンチャージ攻略

結論から申し上げますと、ウリンチャージはなるべく発生しない方がよいのです。ウリンチャージから当たればなんの問題もないのですが、ご存知のように、滅多に当たることはありません。ウリンチャージは不調台に頻出する傾向があります。基本的にウリンチャージは退屈しのぎの演出です。持ち玉を少しは増やしますので、不調台を打っている人の苛立ちを和らげる意味もあります。

3.チャンス目に惑わされるな!

素人の感覚とプロの感覚はチャンス目の発生時にも顕著な違いを見せます。チャンス目をめぐる分析は下記のコラムにて詳述済みです。

スーパー海物語IN沖縄3 チャンス目の秘密

このコラムは元々、最強攻略法・海殺しXサロンで発表したものをそのまま引用しただけのものですが、これがかつてない大ヒットを記録しました。アクセス数が爆発したのです。このコラムを読んだお陰でハマリ台をすぐに手放すことができた人は大勢いらっしゃるはずです。(10名以上の方々からメールで礼状をいただいたほどです)

結論から申し上げますと、チャンス目からリーチに発展する台は高確率でホルコンが選んだ「当たり番」ではありません。(=そのまま打っても近い将来に当たることは滅多にありません)素人はチャンス目からリーチ(特にスーパーリーチ)に発展するたびに喜びますが、本来は落胆すべきです。

例外的にチャンス目からリーチに発展した台がそのまま打ってそれほど待たずに当たるとすれば、その大半は前述したイレギュラー系リーチからの当たりかチャンス目からリーチに発展する現象が何度も発生した後、最後はめでたく当たるパターンです。チャンス目からリーチに発展した台を休憩を挟まずにそのまま打ち続けていますと、大抵の場合、自分の台が当たり番をスキップされていたという現実に気づきます。(自分の台と同じグループの台がほどなくして当たるため)したがって、チャンス目からリーチに発展した場合はしばらく休んで様子見をするのがプロの感覚となります。

では、自分が打っている台に不幸にもチャンス目からリーチに発展してしまった場合、如何なる対処をすべきでしょうか。そのまま打ち続けてもすぐに当たることは滅多にありませんので、台を捨てるか休むかの選択となります。

飽きるほどの高頻度でチャンス目からリーチに発展する台は高確率で大ハマリに向かいますので、捨てるという選択が大方正しいのですが、悩ましいのは好調台にも時にはチャンス目からリーチに発展する現象が見られることです。「一時的不調」に陥った好調台は不調の原因さえ解消すれば、その復活は早期に訪れます。ここでいう不調の原因とは、その台よりも先に当たる台が存在するということです。先に当たる台は同じグループに属する別の好調台かもしれませんし、同じグループに属していて、たまたま「給料日」を迎えようとしている遊び台、ハマリ台かもしれません。いずれにせよ、先に当たる台が当たりさえすれば好調サイクル突入中の台は簡単に当たるように仕組まれています。

自分の打っている台がそれまでの実績(多連荘、プレミア当たり等)から好調サイクルを持続しているという確信がある場合はチャンス目からリーチに発展しても、捨てずに休み、粘るべきです休憩後の打ち出し再開のタイミングは本コラムの前編「4. 百戦錬磨のテクニック」で解説した(1)~(4)と同じです。もう一度、復習してみて下さい。専門的なことはよくわからないという方はとりあえず7分以上の休憩をとって下さい。これだけでも無駄な出費をかなり抑えることができます。

危険領域を迎えている台には細心の注意を!

厳重に気をつけるべきことは、自分が打っている台の今までの大当たり回数です。これがカシオペア攻略術で解説する「危険領域」の回数の場合、その台はサイクル落ちしている可能性もありますし、たとえ好調サイクルを維持していたとしても、自分より先に最低1台は同じグループからの当たりが発生しない限り、再度の初当たりは難しい状況にあります。

ホールで他の客の行動を観察していますと、中にはプロ的な知識を持つ人がいることに気づきます。特に最近はインターネット上で様々な攻略情報が行き渡っているせいか以前よりも賢い人の数は急増しました。しかしながら、「危険領域」の知識まで有している人は(最強攻略法・海殺しXのユーザーを除いて)皆無に等しいのが実情です。この知識の欠落がその人の収支に大変な悪影響を与えていることを、その人は不幸にして知る由もありません。危険領域のことを知らぬために危険領域でストップした台をいつまでも打ち、大負けを喫してしまうのです。それまで3連勝、4連勝と好調だった人もこの大負けがたたって、一気にトータル収支がプラマイゼロ、もしくはそれ以下になってしまうことも珍しくありません。

危険領域の大当たり回数で連荘が止まることは物凄い頻度で見られる現象です。連荘中の好調台が危険領域を迎えた時に同じグループの他の台が割り込み当たりをしてきた場合、その好調台はその後も躍進を続けることが多いのですが、同じグループの他の台の当たり(応援)がなければ、かなり苦しい展開となります。好調台といえどもそのような台を時短終了後も打ち続けるのは相当な度胸が必要です。下手すれば、一気にハマリに向かいかねないからです。

好調サイクルを維持している限り、危険領域でストップした台でも同じグループから他の台が1~3台、ごく短時間内に当たりさえすれば、復活の初当たりも早期に実現できます。しかし、グループが弱ければ、他の台もなかなか当たりませんので、この状態で好調台を打ち続けてもスーパーリーチが多発するだけで当たりには至らず、ふと気づけば400回転、500回転のハマリに陥っていることでしょう。さすがにここまで回して当たらなければ、すでにその台は別のサイクルに転落していると判断すべきです。好調台の失速は回しすぎから起こるのです。(※逆に、不調台の当たりや爆発は回しすぎによってサイクル変換が実現した時に起こります。)サイクル状態の好転も転落も回しすぎが原因となることが多いのです。その論理的理由につきましては最強攻略法・海殺しXのテキストで説明していますので、ここでは省略します。

良い台を選び、頻繁に休憩を入れながら打つというプロの作戦は、空き台を好むホルコンの習性を狙ったものだけではないのです。回しすぎによるサイクル落ちを回避し、極力少ない回転数で再度の初当たりを引くための知恵でもあるのです。

4.時短中の現象に目を光らせろ!

長編コラムの後編もそろそろ終わりに近づきました。終着駅の大阪はもうすぐそこにあります。最後に連荘終了後、あるいは単発当たり後の時短中に起こる現象についても触れておきたいと思います。これも極めて重要な攻略情報となります。時短終了後もその台で粘るべきか、それとも連荘終了後に少しだけ打って当たらなければ早い段階で台を捨てるべきかの判断は時短中の現象から大体予測がつくからです。

好調サイクル台に見られる時短中の特徴(沖縄モード)
(1)スーパーリーチとノーマルリーチの両方が出る。
(2)スーパーリーチの種類が豊富
(3)最終発展形(沖縄モードでいえば5人目の娘)を伴ったスーパーリーチが出る
(4)スーパー、ノーマルを問わずクロスリーチが出る
(5)チャンス目が頻繁に出る。
(6)チャンス目の2連続が何度か発生し、それがリーチに発展しない。
(7)スーパーリーチの2連続、ノーマルリーチの2連続、あるいは、ノーマルリーチの次にスーパーリーチが来る2連続が発生しない。

冴えない台に見られる時短中の特徴(沖縄モード)
(1)スーパーリーチしか出ずに時短が終わる。
(2)ノーマルリーチしか出ずに時短が終わる。
(3)時短中に一度もリーチが出ない。
(4)スーパーリーチは何度も出ても、最終発展形を伴ったものはひとつもない。
(5)チャンス目がほとんど出ない。
(6)スーパーリーチの種類が偏っている。
(7)クロスリーチが出ない。出てもマンボーなし。
(8)スーパーリーチの2連続、ノーマルリーチの2連続、あるいは、ノーマルリーチの次にスーパーリーチが来る現象が起こる。

如何でしょうか。ご覧の通り、良い台と悪い台とでは発生する現象がほぼ正反対となっています。注意事項を付け足しますと、好調台にも冴えない台と同じ現象が発生することがあります。たとえば、チャンス目がほとんど出ないとか、リーチそのものがほとんど出ないとか。しかし、好調台であれば、いきなり時短中にウリンチャンスやレッツマンボー、レッツシーサー等のイレギュラー系のリーチが来て当たることが頻繁にあります。これらのイレギュラー系のリーチは当たりの兆候が全く見られない時に突然、発生することに特徴があります。つまり、前編で解説した通常の「盛り上がりパターン」(例・一人娘→4人娘→5人娘→5人娘ミニキャラ魚群付き→当たり)を経ずに当たるとすれば、それはイレギュラー系リーチからの当たりか突確(341)です。一発告知を伴った当たりもあります。好調台だけが悪い現象から当たる可能性があるのです。それ以外の台では、悪い現象は悪い結果しか生みません。

なお、連続リーチにつきましては、スーパーリーチの次にノーマルリーチが来るパターンのみが「当たり番」の台に見られる特徴です。その逆(ノーマルリーチの次にスーパーリーチ)やスーパーリーチの2連続、ノーマルリーチの2連続は良い現象とは言えません。例外的に当たるとすれば、その大半がイレギュラー系リーチからの当たりか一発告知を伴った当たりです。時短中に悪いパターンの連続リーチが発生した場合、その時短中に当たればなんの問題もないのですが、大抵は当たりません。

そのような台は時短終了後に潔く捨てるか時短終了後に少し長めの休憩(10分以上)を入れ、打ち出しを再開した後もリーチやチャンス目がほとんど出なければ、再び小休憩にとることは必要です。何度も打っては休みの繰り返しで様子見をするしかありません。回しすぎは禁物です。(連続リーチの原因がホルコン逃げであった場合は休憩中にホルコンが自分のグループに戻ってくる可能性があるため)

もう一つの注意事項を付記します。時短中に最終発展形のスーパーリーチが3回も4回も出たにもかかわらず当たらな台は当たり番がスキップされた可能性が高く、その台の時短中もしくは時短終了後に高確率で同じグループの他の台が当たります。

良いスーパーリーチ(※最終発展形のこと)が出すぎるのも芳しからぬ現象です。好調台であれば、良いスーパーリーチがそんなに沢山出る前に当たってしまいます。したがって、良いスーパーリーチが異常に多発する台は好調サイクルではない可能性大です。但し、自分のグループの他の台が当たった後に自分の台が当たるというパターンもありますので、一概に悪い台であるとは断定できません。いずれせよ、深追いは禁物です。

時短中に前述した好調サイクル台に見られる特徴の全てが出現した台は簡単には手放すべきではありません。何度も休憩を入れながら(=回しすぎないように気をつけて)その台を愛情をもって育てる親のような心境でプレーを続けて下さい。しかし、限度はあります。最強攻略法・海殺しXのテキストに記載した見切りをつける回転数を過ぎてしまった場合は、それまで手塩にかけて育て上げた愛しい子供を平然と捨てる冷徹な親(?)にならなければなりません。

パチンコ攻略は時間との勝負

仮に700回転以上、ハマった後に5~6箱取り戻せたとしても、それまでの時間の浪費がもったいないのです。パチンコ攻略は常に時間との勝負です。それなのに途中で何度も休憩を入れなければならないもどかしさには忍耐力を強いられますが・・・。

自分の足元に20箱以上積み上げてやろうというような野望は決して抱くべきではありません。そのような野望が人を同じ台に釘付けにしてしまうのです。粘っても当分当たらないと判断したら、潔く他の台に移るべきです。ホールによっては台の移動の条件として、いったん出玉を計数機に入れなければならないところもありますが、そもそもパチンコとは勝つために打つのです。他人に山積みにしたドル箱を誇示するために打つわけではありません。爆発は難しくても小額投資で当たりさえすれば軽く数箱にはなりそうな台に狙いをつけ、そのような台を2台、3台と当てる方が一つの台でいつまでも粘るよりも効率が良いという単純な理屈を心に刻んで下さい。

ここまで書いてようやく大阪到着です。如何でしたか。パチンコに勝つための厳しさをはじめて痛感された方もいらっしゃるでしょうが、逆に確固たる知識さえ備えればパチンコ攻略はそれほど難しくないことを悟り、希望に燃えた方も少なくないはずです。

スーパー海物語IN沖縄4との抜群の相性の良さを誇る最強攻略法・海殺しXがパチンコを始めたがために長いトンネルの暗闇の中に迷いこんでしまわれた方々を脱出させ、私どもの武器であるこの秘伝攻略が夢を運ぶ麗しき翼となり、天高く飛翔することを切に願います。末筆ながら長編コラムを最後までご愛読いただいた皆様に心より感謝の意を表します。

関連リンク

【沖縄4にも有効】連続リーチが意味するもの【パチンコ攻略】
【沖縄4攻略】海物語シリーズ 確変ダブルリーチ(1×9)の秘密

スーパー海物語M55X3の攻略で腕に磨きを!

10年前の大記録

2016年8月22日、噂の新機種、スーパー海物語M55X3がデビューしました。ご存知のように、これは10年前にパチンコ業界を席巻したスーパー海物語の復刻版です。旧スーパー海物語が世に出た時の衝撃は大変なものでした。出荷台数が60万台を超える記録的な大ヒットとなり、当時、全国のパチンコ屋で設置されていた遊技機の25パーセントを占めていたわけですから最近になってパチンコを始めた方々には想像すらできないことかもしれません。

近年、多少スランプ気味のSANYOは切り札、スーパー海物語IN沖縄4を温存する「じらし作戦」に出た模様です。当倶楽部は今年の夏にSANYOがスーパー海物語IN沖縄4で一気に巻き返しに出ると予想していましたが、2014年から2015年にかけて大海シリーズを乱発したわりには、期待していたほどのヒットには至らなかったため、急遽、予定を変更したものと思われます。もう少しだけファンをじらして、満を持してスーパー海物語IN沖縄4を発表するのでしょう。確証があるわけではありませんが、SANYOはとっくの昔にスーパー海物語IN沖縄4の開発を終えていたと思います。

SANYOの黄金期は苦悩のはじまりだった

さて、旧スーパー海物語は(初代)海物語によって幕が開けたSANYOの栄光の歴史の中で、SANYOを黄金期に突入させた立役者でした。しかし、この機種はSANYOに栄華をもたらしただけではなく、大きな苦悩をも負わせてしまうことになりました。それは競合他社のレベルを引き上げてしまったということです。

これはあることを想起させます。1996年、羽生善治という稀代の天才棋士が将棋界の7つのタイトルを独占しました。史上初の七冠王誕生のニュースは日本中にフィーバーを巻き起こしました。あれから20年の歳月が流れましたが、驚くことに、今でも将棋界の第一人者は羽生さんです。しかし、2016年8月現在、羽生さんは三冠しか保持していません。タイトル数だけ見れば、羽生さんの実力に翳りが見え始めたようにも思えますが、羽生さんは通常の棋士が下り坂を転げ落ちる40代半ばを過ぎた今でも通算勝率が7割を超えています。これは驚異的なことです。勝率6割が一流の証とされる将棋界では、ワンシーズンの勝率が7割というだけでも十分に名誉なことですが、生涯成績で勝率が7割を超えているのはベテラン勢では羽生さんただ一人でしょう。

今、羽生さんはちょうどSANYOと同じ苦しみを味わっています。20年前に羽生さんが成し遂げたタイトル統一は他の棋士を発奮させました。その後、将棋界は羽生世代の棋士(※強い人が異常に集中している)と打倒羽生を目指して羽生世代の先輩たちを追いかける新世代の棋士によって、めざましい技術革新が起こりました。あっという間に従来の定跡が覆され、無数の新戦法を生み出す結果を招きました。言い換えれば、羽生さんが何十人もの強い棋士を育ててしまったわけです。現在の羽生さんは自分が意に反して育ててしまった他の超一流棋士との対戦を余儀なくされており、それが原因で三冠は維持しているものの、最盛期と比較すればやや失速気味となっているのです。羽生さんは少しも弱くなっていないのですが、ライバルや後輩たちが自分のレベルに近づいてきたために、従来のように簡単には勝てなくなってしまいました。最近は20代の若手棋士とタイトル戦を争うことが増えてきましたが、5番勝負ならば3連勝で圧勝とはいかず、フルセットまでもつれ込み、3勝2敗で薄氷の防衛というケースがやけに目立ちます。

同業他社に再び差をつけることができるか?

旧スーパー海物語が全国の遊技機設置台数の4分の1を占めたという快挙は羽生さんが達成した七冠独占と同レベルともいえる未曽有の大記録でした。これは他のメーカーにとっては死活問題でもありました。このままでは倒産の憂き目に遭う・・・この悲壮感がライバル他社を躍進させてしまったわけです。

ひとたびチャンピオンの座に君臨した者は現状を維持するだけで精一杯なのが普通です。しかし、ボクシングの世界では、マニー・パッキャオという天才ボクサーがひとつの階級でチャンピオンになるたびに、体重を増やして再びチャンピオンになるという快挙を成し遂げました。何と6階級にわたって、制覇したのです。SANYOにもこのような活躍を期待しています。

今、SANYOに求められていることは元チャンピオンから現役チャンピオンへの復帰にほかなりません。復刻版のスーパー海物語M55X3で当面は様子見をして、その後、機が熟した時に切り札のスーパー海物語IN沖縄4で勝負に出るものと思われます。その時はちょっとやそっとの勝利に甘んじるべきではなく、再び未曽有の大記録に挑むべきです。再びライバル他社に大きく差をつけることができれば、しばらくの間は安泰となり、海物語シリーズの寿命を延ばすことにもつながるでしょう。

スーパー海物語M55X3で連戦連勝を

最強攻略法・海殺しXは初代スーパー海物語の時代に開発され、その後の研究によりオプショナル商品「カシオペア攻略術」が加わりました。スーパー海物語系の機種とは特に相性が良いのが特長です。再び基本に立ち返って、各種ノウハウを試しながら、ますます腕に磨きをかけていただきたいものです。最強攻略法・海殺しXのユーザーの皆様の更なるご活躍を楽しみにしております。

関連リンク

【徹底ガイド】スーパー海物語IN沖縄4の攻略~好調台で勝つ!(前編)
【徹底ガイド】スーパー海物語IN沖縄4の攻略~好調台で勝つ!(後編)

CR大海物語BLACKの攻略と海物語シリーズの栄枯盛衰(前編)

今、なぜ大海物語BLACKなのか?

今回は久々の長編コラムです。攻略についての解説は「後編」で行いますので、お時間のない方はこちらのリンクより後編にお進み下さい。「前編」では、この時期に大海物語BLACK(ブラック)が颯爽とデビューした背景について考察することにします。

まわるんパチンコ大海物語3→大海物語3スペシャル→大海物語BLACKと大海物語シリーズが3つも続く展開に意表を衝かれれた人は少なくないでしょう。将棋にたとえるならば、大海物語BLACKはSANYOが放った「捨て身の勝負手」と見ることができます。

従来の海物語シリーズの戦略

今までSANYOはスーパー海物語IN沖縄シリーズと大海物語シリーズを二大看板にして躍進を続けてきました。最近は意欲的で斬新な新機種(海物語ファンからはあまり歓迎されないケースが多い)を出した後に二大看板のいずれかを登場させて、人気の安定をはかっていました。さすがに毎回のように沖縄や大海では飽きられてしまいます。二大看板の新作を出す合間に少し凝った仕様の新機種を挟み込み、その人気に翳りが生じた絶妙のタイミングを見て、待ってましたとばかりに確実にヒットが期待できる看板機種の新作を出するのがこのメーカーの戦略でした。つまり、万人に愛される二大看板の「魔性の力」を借りて前作が作り出したフラストレーションを解消させることを画策していたわけです。

この路線を貫き通すのであれば、まわるんパチンコ大海物語3の後には多少の不人気を覚悟の上で意欲的で斬新な機種を出すべきところです。ところが、次に出たのは大方の予想を裏切る大海物語3スペシャルでした。スペシャルとは名ばかりで演出面に関しては、何一つ真新しいものはありませんでした。まわるんパチンコが「まわらんパチンコ」に変わっただけです。

メーカーを困らせる素人の感性

パチンコメーカーを常に失望させるのは素人の非論理的な思考回路です。まわるんパチンコ大海物語3の最大のセールスポイントは「よく回ること」と「パチンコ本来の楽しさを取り戻すこと」でした。ところが、当然のことながら悪い台(サイクル状態がハマリからなかなか抜け出せない台・・・詳細は最強攻略法・海殺しXのテキストに記載)はいくら回っても一向に当たりません。「深いハマリの海」がどこまでも続き、海底何千メートルに沈んだ潜水艦は必死に操縦するも海面まで浮上することができず、暗黒の世界にとどまったままです。

素人はよく回りさえすれば悪い台でもついつい粘ってしまいます。必然的に長時間打つことになりますので、スーパーリーチも頻繁に出ます。「今度こそは当たるだろう」、「いくらなんでもこんなにスーパーリーチが出たのだから近いうちに当たるだろう」と信じ込み、頻繁に開く電チューを楽しみつつ、快適に打ち続けているうちに、ふと気づけば、財布から何万円も消えてしまいます。そして、言い知れぬ怒りが込み上げてくるのです。「これは巧みに人を騙すとんでもない機種だ。二度と打つものか!」と。

「労働の概念」と「娯楽の概念」

別にまわるんパチンコ大海物語3に限らず、どの機種であろうと、悪い台は大きくハマります。悪い台と気づかずにいつまでも打ち続ける自分の非を棚に上げ、メーカーに怒りをぶつける人はパチンコでは永遠に勝ち組には入れません。

頻繁にパチンコを打つ人は生涯で何千万円もどぶに捨てることになるでしょう。パチンコは唯一、実力で勝てるギャンブルです。生涯で何千万も失うのではなく、何千万を稼ぐという野望を抱かなければなりません。毎月の収支はプラス10万円(プロにはちょっと不満の額ですが・・・)でもよいのです。一年で120万円、十年で1200万円になりますので、これを二十年、三十年と続ければ、凄い資産になります。逆に月に10万円失っている人は即刻、パチンコをやめるべきです。お金だけではなく時間の無駄でもあります。

時間を犠牲にしてお金を稼ぐというのは労働の概念ですが、時間を犠牲にしてお金まで失うというのは娯楽の概念です。「パチンコも娯楽だからそれでよい」と割り切ることのできる人は駐車場やマンションをいくつも経営している有閑マダムのような人だけでしょう。たしかにパチンコ負け組の人にとってパチンコは娯楽です。しかし、こんなにお金のかかる娯楽が他にあるでしょうか?

毎日、映画館に行く人でも月に十万円は使いません。せいぜい数万円でしょう。その代償として、映画からは数々の感動をもらいます。マニアにとっては決して無意味な消費ではありません。では、パチンコも映画のような感動を心に残すことができるでしょうか。結論から申し上げて、何も残りません。パチンコはトータルで勝たなければ完全に無意味なものなのです。何万円も注ぎ込んだ末にサムが出てきて感動することもあるでしょうが、この感動は刹那的なものにすぎず、決して永続しません。その後の人生で何度も思い出しては、その都度、感動を新たにするということはまずないでしょう。パチンコで味わえる唯一の感動は、攻略ノウハウを駆使して資産を増やすことだけなのです。

当たる前の前兆

まわるんパチンコ大海物語3はプロもしくはプロに近い実力を持つパチンコファンの間では相当な人気がありました。通常、パチンコというものはどの機種でもそうですが、当たる前になんらかの前兆があります。その論理的根拠はホルコン(ホールコンピュータ)の働きと密接な関係があるのですが、本論から逸れるため、ここでは割愛させていただきます。

海物語シリーズでいえば、最強攻略法・海殺しXのテキストで紹介されている各種好調サインの頻出、チャンス目、リーチの多発、「最終発展形」(大海物語シリーズであればクラゲ、沖縄シリーズであれば5人目の娘)を伴うスーパーリーチの出現などがそれにあたります。

プロならではミス

このような前兆を見るためには、ある程度回す必要があります。千円投資してその前兆を見ることもあれば、3千円投資してその前兆を見ることもあります。ホルコンが溺愛する強いグループ(ユニット)を打つのがパチンコで常勝するための一番の近道ですが、たとえ強いグループでも「回収期」(最強攻略法・海殺しXのテキストに記載)の時間帯では、その前兆を見るためにかなりの投資が強いられます。パチンコはプロほどシビアに打つものです。二千円放り込んでもなんの反応もない台は早期に見切りをつけるのが原則です。プロはそういう台でいつまでもダラダラと打ちません。

ところが、時にはシビアに打つが故の失策というものがあり、それはプロならば誰もがやらかす痛恨のミスです。つまり、何千円使っても一向に当たる気配がないために台を捨てた直後、その台に座った人が打ち始めた途端、前兆現象が発生することが度々あるのです。こういう時は半狂乱の心境になります。「この人がこのまま打って当たってしまったら自分が捨てた何千円はなんだったのか?」と自責の念に駆られます。その人が別の台に移動すれば即座にその台を取り戻そうと遠くから虎視眈々と狙ってはいるものの、その人は全く動く気配がなく、ほどなくしてその台を当てられてしまう悔しい経験はプロならば日常茶飯事です。

まわるんパチンコ大海物語3の最大の利点

その点、まわるんパチンコ大海物語3は玉のもちが良いため、他の機種では見切りをつけて台を離れるところであっても、まだそれほどお金を使っていないという気安さと「次にこの台が当たる可能性が高い」という分析、もしくは、「少々、時間はかかっても、この台が当たりさえすれば爆発に転じる可能性が高い」という分析から他の機種よりも少しは粘ることになりがちです。小額投資で効率良く回るので、前兆現象を見る前にその台を捨てるという失敗が激減します。(この話を十分に理解できる方、実感できる方は、すでにプロ的な感性の持ち主です!)

よく回れば、出目の推移や前兆現象から近い将来の当たりを待望することができます。これがまわるんパチンコ大海物語3の最大の利点でした。

春一番

日本の冬は厳寒の苦しみを人々に与えます。北の地方では、いつまでも続く寒さに本当に春が来るのかと思えるほど、猛烈な寒さが連日続きます。3月になれば暦の上では春ですが、いくらか凌ぎやすくなったくらいであり、本格的な春の到来まではもう少し待たなければなりません。しかし、春一番の暴風が吹き始めれば、それがサインとなり、それ以降は気温が徐々に上昇に転じ、ふと気づけば、美しい花々が咲き乱れるめくるめく春を迎えます。

パチンコも同じです。今まで冴えなかった台が突如、爆発に転じることがあります。それはあたかも長かった陰鬱な冬が終焉し、百花繚乱の春を迎えたようなものです。

まわるんパチンコ大海物語3では、春一番の暴風に相当する季節の変わり目のサインを見逃さないですむことがプロ間では人気を呼んでおりました。

素人の愚行

しかし、素人はどこまでも浅はかです。そもそも台選びがデタラメです。台の回転数を見て、「このくらいの回転数が当たりやすい」とか「朝から一度も当たっていない台は夕方の○時くらいに当たり易い」とか「爆発した台が復活すれば再び爆発する」というようなごく断片的な自己流攻略理論(?)で台を選びます。

たしかに、当たりやすい回転数というのはありますが、それは○○回転あたりが当たりやすいという単純なものではありません。正しくは「○○回転ごとに当たりやすい状況を迎える」です。(これはサイクル変換の秘密と関係があり、詳細は最強攻略法・海殺しXのテキストにて詳述されています)

又、その台の総回転数も当たりやすさに影響を与えます。(※総回転数が多いほど良いという意味ではありません)朝から一度も当たっていない台が突然当たるか、終日当たらないままで終わるか、当たっても冴えない結果で終わるか、当たれば爆発するか、これらのことはホルコンを正確に読み解く力がなければ見当もつきません。爆発してからハマリに転じた台が再爆発するかどうかもホルコンの知識なしには見当がつきません。一定の条件を満たしていれば再爆発する可能性が高いのですが、この条件を満たす状況になるかどうかにかかっています。

素人はまわるんパチンコ大海物語3を打っていて春一番の暴風に相当するサインを見ても何も気づきません。あるいは、仮に気づいても、その後の行動が愚かです。春一番のようなサインが来た後に魚群が外れたりした後もいつまでもその台で粘ろうとします。サインが来た後に信頼度の高い強力なスーパーリーチが外れるということはその台の属するグループは「アクティブな状態」になっているけれども、次に当たる台はその台ではない可能性が濃厚なのです。

プロならば、グループ内の空き台をすぐにチェックして、見込みありと判断すれば、その台に移動することを真っ先に考えますが、このようなフットワークの軽さが素人にはありません。その後も同じ台に何万円も注ぎ込んだ後、二度目の魚群が外れた時に憤慨して家に帰るというのが素人にはよくあるパターンです。一体、なんのためにパチンコを打ちにきたのでしょうか。素人の中には社会的な地位が高い人も少なくありません。日頃は熟慮に満ちた賢い行動をしている人も、どういうわけかパチンコでは何一つ考えもせず間抜けな行動ばかりしています。

まわるんパチンコ大海物語3のもうひとつの不評は当たった時の出玉の少なさでした。素人の感性はここでもメーカーを困らせます。悪い台を打つために、どんなに回っても回るだけで当たらない、当たっても出玉が少なすぎるというのは素人にとってはダブルショックです。パチンコファンの大半は素人ですので、素人のわがままな不満であってもメーカーはそれを無視するわけにはいきません。

大海物語3スペシャルは単なるお詫び

良い台であろうと悪い台であろうと電チューだけはよく開くようにして、パチンコファンを大喜びさせようというSANYOの目論見は儚くも夢と散りました。大海物語3スペシャルは素人のフラストレーションを少しでも緩和するために急遽開発されたものと思われます。

電チュー機能を通常に戻して、その代わりに出玉を大幅に増やしました。SANYOからのせめてものお詫びということでしょう。演出面に真新しいものが何もない新機種というのは前代未聞です。これは開発期間が極めて短かったことを意味するものであり、当初予定していた後継機種を後回しにして人気の回復を狙ったと見て間違いないでしょう。そもそも大海物語3スペシャルという語呂の悪いネーミングからして不自然このうえないものです。背に腹は代えられなかったのでしょう。

リリーフとしての大海物語3スペシャル

大海物語3スペシャルは野球にたとえれば、リリーフのピッチャーでした。この「投手」はひとまず危機を回避するという重責を全うしました。辛うじて失点だけは免れたという印象を受けます。演出面における新鮮味が皆無であるため、従来の大海物語シリーズほどには人気を呼びませんでしたが、不覚にも看板機種の一角でありながらハイパー海物語INカリブ以来の不人気機種となってしまったまわるんパチンコ大海物語3の汚名を返上することだけはできました。

一世一代の賭け

そして、数ヵ月後・・・今度は大海物語BLACKの登場と相成りました。このスピーディーな展開には度肝を抜かれるばかりです。本来であれば、大海物語シリーズが連続したわけですから今度こそ一風変わった新機種を出すべきところですが、この3連続チャレンジにSANYOは全てを賭けているように思われます。

しかし、冷静になって考えればわかることですが、大海物語BLACKは一応、二大看板のひとつである大海物語シリーズの新作を装っているものの、ゲーム性とスペックにおいて、従来の海物語の殻を打破する仕様になっています。

つまり、見た目の上では大海物語シリーズの3連発ですが、実際は多少の不人気を覚悟の上でインパクトの強い機種を誕生させるという従来の路線を踏襲しています。まわるんパチンコ大海物語3で痛い目に遭っているSANYOは立て続けに失敗することは許されない断崖絶壁の状況にあります。そして、ついに奇策を決行しました。

リリーフの大海物語3でまわるんパチンコ大海物語3の尻拭いをした後、大海物語BLACKを出したのは、大海物語シリーズのネームバリューを利して最悪(失敗の連続)のリスクを最小限に留めた上での新たな挑戦にほかなりません。

この作戦が功を奏すれば、ルパン3世、キャプテン翼XX、真・花の慶次等の他社人気機種に押され気味のSANYOは光り輝くチャンピオンベルトを奪還することができます。たとえ大成功はしなくても、新たな海物語ファンの開拓につながれば、将来にリリースする海物語シリーズの新機種で悲願のチャンピオン返り咲きが現実味を帯びてくるという狙いです。

この賭けが失敗に終われば、SANYOは2大看板の一つを失うことになりかねません。まさに一世一代の賭けといえます。芳しくない結果に終われば、大海物語シリーズそのものは継続しても、もはや確実に大人気を呼ぶという保証がなくなってしまいますので、戦力ダウンは免れません。

真・花の慶次を意識した爆発スペック

大海物語BLACKはマックスとライトの二つのタイプが存在しますが、恐らくライトは従来の海物語ファンをターゲットにしたものであり、マックスは今まで海物語にふり向くことのなかった新しい人々をターゲットにしたものと思われます。
このように二重、三重に仕掛けを秘めることがSANYOの侮れないところです。

大海物語BLACK(マックス)のスペックは明らかに真・花の慶次を意識したものです。真・花の慶次の爆発力はパチンコ史上最大と絶賛されていますが、この人気は「信頼度の高い特定のスーパーリーチ(強烈な予告を伴うことが多い)でなければ当たることがない」という倦怠感と当たってもST(回数限定確変)にならなければ爆発はほとんど期待できないという絶望感と背中合わせのものです。

皮肉にも真・花の慶次を打っていてよく耳にする台詞、「斬り殺される自由と背中合わせ」なのです。

真・花の慶次で大勝ちをしたり大負けをしたりを繰り返しているうちに、素人の大半は確実に大損することになります。したがって、長命の人気機種にはならぬであろうことをSANYOは見透かしているかの如くです。

真・花の慶次の命を狙う刺客

大海物語BLACK(マックス)は真・花の慶次を征伐するために送り込まれた刺客であると私どもは考えます。一時期は真・花の慶次が全国のホールを席巻し、海物語シリーズ各種の人気に少なからぬ影響を与えていました。

真・花の慶次のファンが最も失望するのは何万円も注ぎ込んだ挙句、STにならない当たりを出した時です。好調台の中でもラッキーな台だけが時短中に当たりを引き、STに突入しますが、時短中に当たらなかった場合は好調台といえども時短後に当たるまでにかなり時間がかかる傾向があります。早ければ200回転未満で当たりますが、それが再びSTに入らなければ、ほぼ絶望的な状況といえますし、300回転、400回転を過ぎて当たるかもしれないという確実な感触がないため、月見酒モード(確変ではない単なる時短)が終わってから継続プレーをすべきかどうかプロでも判断に迷うのが真・花の慶次の最大の欠陥です。

ところが、大海物語BLACK(マックス)は大当たり確率が真・花の慶次のそれとほぼ同じでありながら当たりさせすれば必ずSTに突入する仕様になっています。
このようにして、SANYOは真・花の慶次のファンに揺さぶりをかけているわけです。

真・花の慶次に限らず、ルパン3世でも燃える闘魂アントニオ猪木でもそうなのですが、大爆発が売り物のST機というものは、ゲーム性が極めて単調で退屈である代わりに爆発した時の爽快感だけは天下一品の仕上がりになっています。真・花の慶次の爆発中は光と音が躍動し、まさに至福のひとときを与えてくれます。

どのリーチでも当たる可能性のあるスリリングな海物語シリーズとは異なり、大半の爆発機種は信頼度の高い特定のスーパーリーチ以外ではまず当たりませんので、爆発中以外のプレーはこのうえなく退屈です。どんなに長いスーパーリーチでも当たらないことを承知の上で最後まで見届けなければなりません。信頼度の高い特定のスーパーリーチの出現を待つことだけが唯一の楽しみといえましょう。

馬の目の前にニンジン

この退屈さに着目して、今、ゲーム性にかけては天才的な才腕を誇るSANYOが果敢に挑んでいます。しかも、当たりさえすれば全てSTに突入するという特典を携えて。間違いなく爆発機種が好きな人は熱狂するはずです。これは馬の目の前にニンジンをちらつかせているようなものです。

パチンコ依存症という言葉が社会には定着していますが、依存症の人たちをさらに細かく分類するとすれば、「爆発機種依存症」の人たちが無数に存在するのです。彼らは日夜、爆発機種を打っては買ったり負けたりの繰り返しで財産をすり減らしています。

大海物語BLACK(マックス)の使命

大海物語BLACK(マックス)はそのような人たちをターゲットに据えると同時に、今まで海物語シリーズに興味のなかった人たちに海物語シリーズの応援団の一員になってもらうことを画策しています。これはまわるんパチンコ大海物語3がまわるんパチンコ釣りバカ日誌2のファンを呼び寄せたのと同じ手法です。

大海物語BLACK(マックス)は連荘継続期待度において真・花の慶次よりも多少劣るスペックとなっているものの、当たりさえすれば必ずSTに突入する仕様は爆発機種依存症の人々の不満を補ってあまりあるものです。

今まで海物語シリーズに興味を持たなかった人たちに大海物語BLACK(マックス)を打たせて、海物語らしさ(無駄に長いだけで当たることのないスーパーリーチの排除、シンプルかつスリリングなゲーム性、意図的に仕組まれた当たる前の前兆現象・・・etc.)を堪能させ、今後も海物語シリーズのファンにさせることが大海物語BLACK(マックス)に課せられた最大の使命と見て間違いありません。

命尽きるまで・・・

折りしも海物語シリーズが誕生してかなりの歳月が過ぎ、パチンコファンの海物語離れが囁かれています。もちろん、今でも海物語シリーズの人気は比較的安定していますが、この世の中にある森羅万象の中で「永遠」が約束されているものは何一つないのです。何事にも必ず命の尽きる時が来ます。それを少しでも先延ばしすることが人間の行いうる唯一にして最大の努力なのです。

格闘技の世界では、名声を欲しいままにした栄光のチャンピオンといえども、いつかは必ず後進勢力の追撃を振り切れずに引退を余儀なくさせる日が来ます。しかし、一年でも長く栄光の座に留まれるかどうかということに選手の真価が問われるのです。

私どもは海物語シリーズの人気が永遠に不滅であるとは思いませんが、まだまだ人気機種の一角に留まれる実力が十分にあると心からの信頼を寄せています。

(後編に続く)

関連リンク

【徹底ガイド】スーパー海物語IN沖縄4の攻略~好調台で勝つ!(前編)
【徹底ガイド】スーパー海物語IN沖縄4の攻略~好調台で勝つ!(後編)

CR大海物語BLACKの攻略と海物語シリーズの栄枯盛衰(後編)

海物語シリーズに賭けるSANYOの情熱

前編では長い話に最後までおつきあいしていただき、誠に有難うございました。SANYOが海物語シリーズに賭ける並々ならぬ情熱を垣間見ることができたことでしょう。海物語ファンの方々はこれからもこのメーカーを応援していただきたく心よりお願い申し上げます。

長文にもかかわらず、読了して下さった皆様への心ばかりのお礼として、大海物語BLACK(マックス)に関するいくつかの攻略ポイントを以下に記します。攻略のポイントは無数にありますが、紙数の関係で一般のパチンファンが最も苦手とするST中の攻略に的を絞り込んで解説します。

大海物語BLACKのST中に気をつけること(その1)

まず、最も重要なことはST中に何も考えずにダラダラと打ち続けてはいけないということです。真剣勝負を挑んで下さい。

通常の確変であれば、確変中にハマることはあっても好調台ならばハマリの後に高確率で確変当たりが来るものです。しかし、STは回数限定の確変ですので、好調台といえども、ホールコンピュータ(ホルコン)が他のグループに一時的に浮気をしている状態では他のグループの台(大抵は確変中の台)が当たるまで自分の台には当たりが許されません。

又、ホルコンが自分の台の属するグループに残ってはいてもグループ内の他の台に次の当たりが予定された場合も同様です。その台が当たるまでは自分の台に当たりは来ません。

プロならば常識的なことですが、これを知らない素人の大半は(たとえホルコンの知識を多少有していたとしても)平気でダラダラと打ち続け、好調台であればあと何箱も積める可能性があるというのに、自らの手で自らの命を絶ってしまいます。これはまさに自殺行為です。

ホルコンが自分のグループから抜けている時はスーパーリーチがほとんど出ません。又、当たりの道標となるチャンス目の発生もホルコンが自分のグループに入っている時よりは少なめになります。魚群が来ても外れてしまいます。

したがって、ST中、20~30回転回しても、一向にリーチがかからない時、チャンス目もほとんど出ない時、普通ならば当たる魚群、確変中のノーマルリーチが外れた時はしばらく台を休ませる必要があります。この忍耐力の有無が収益を大きく左右します。

ST中に当たらなくても、ST終了後、早い段階で再び当たることも好調台では珍しくありませんが、決してこれを喜んではいけません。他のコラムでも時折、触れていることですが、パチンコというものは一回の初当たりで可能な限り、多連荘させるべきなのです。単発+5連荘+4連荘というような推移を見せた好調台が突然、深いハマリに入ることが少なくないのは、すでに初当たりが3回も発生したことに起因します。単発+5連荘+4連荘のような好調数珠連を経てハマリに入る台は賢く打ってさえいれば、最初の単発が7連荘したかもしれませんし、8連荘したかもしれないのです。

能力別インストラクション

では、リーチがほとんどかからない時、チャンス目の頻出もない時はどのくらい休んで、どのようなタイミングでプレーを再開すればよいのでしょうか。これを説明するのは非常に骨の折れる作業です。パチンコの原理、ホルコンの仕組みを熟知されている方には説明は不要ですが、一般の方にわかりやすく説明するのは容易なことではありません。

これより先の文章におきましては、初級者、中級者、上級者と様々なレベルの方を対象に重要な指示を送りますので、ご自分の能力に合わせて、理解可能なことだけを実践して下さい。

ホルコンに関して

具体的な内容に踏み込む前に、攻略の前提となるホルコンについて書ける範囲で概説します。ホルコンというものは、いくつかの台(通常3~5台)をひとつのグループ(ユニット)として束ねます。そして、選ばれたグループの中から1台が当たり、その後もホルコンがそのグループに残れば、その台を含め、グループ内のいずれかの台が次に当たります。

グループ内に確変中の台がある時は高確率で次の当たりも確変中の台になります。しかし、一つの台だけが当たる不自然さを解消するために、時々、ホルコンは気まぐれに確変中の台が選ばれたグループに存在しても、その台をスキップして、グループ内の他の台に当たりを発生させることもあります。

このタイミングでグループ内の他の台の当たりを拾うのが最強攻略法・海殺しXのテキストに記載された「ウルトラ速攻法」です。又、オプショナル商品、カシオペア攻略術のテキストに記載された「危険領域」の概念も非常に重要です。

ある台が確変中に危険領域を迎えた時はグループ内の他の台が割り込み当たりをする可能性が一気に高まります。カシオペア攻略術のユーザーの方々はこのタイミングを見逃さず、小額投資で割り込み当たりを狙って下さい。

それ以外のタイミングでグループ内の他の台が割り込み当たりをすることもなきにしもあらずですが、確変中の台の連荘が終わってからグループ内の他の台が当たることの方が遥かに多いといえますので、ホルコン初心者はグループ内に確変中の台がある時は迂闊に打たない方が賢明です。(=投資額を大きくセーブできます)

台を休ませるタイミング

大海物語BLACKのST中にいくら回してもリーチがほとんどかかわらない時、チャンス目が頻出しない時はホルコンが一時的に他のグループに道草をしている可能性があります。このような時に平然と打ち続ける行為は命取りになりかねません。運が良ければ、打ち続けているうちにホルコンが自分のグループに戻ってきます。戻りさえすれば、次に当たるのも高確率で確変中の台ですので、STが終わる前に無事に当たり、なんとか首がつながりますが、運が悪ければ、好調台でもST中に当たらず、貴重な初当たりの一回を「浪費」してしまいます。

好調台であれば、二度目の初当たりは比較的容易に獲得できますが、三度目、四度目の初当たりは回を増すごとに「他力本願」となります。

グループ内の台の稼働率やいわゆる「つなぎ役」の台の出現などが好調を維持できるか否かの条件になりますので、グループ内に突然、空席が生じて、その台がめでたくも「当たり番」(次に当たる台)になったにもかかわらず誰も打たないために好調台に当たりが戻ってこないというケースは頻繁にあります。

こればかりは不可抗力ですので、自分の台が当たった時は如何なる時も全力を尽くして、一回の初当たりで少しでも多くの連荘を狙わなければならないのです。たとえ初当たりが2回しか獲得できなくても、10連+8連くらいの成績であれば、ひとまず満足できるはずです。

もう一度、申し上げます。いくら回しても「手応え」がない状態(リーチがほとんどかからない、チャンス目も頻出しない)では、台をしばらく休ませなければなりません。「ST中に当たらないという最悪の事態だけはなにがなんでも避ける」という強い意志が必要となります。

本コラムをお読みになられた方々であれば、台を休ませるタイミングに関しては各自の能力差というものは介在しません。今まで述べてきた状況を迎えた時にプレーをしばし中断するだけで事足ります。

打ち出し再開のタイミング

難しいのはどのタイミングでプレーを再開するかということです。この判断と対処につきましては、打ち手の能力別(?)となります。

リーチがほとんどかからない、チャンス目の頻出もないという「手応えのない時」はホルコンが他のグループに入っていると仮定するのが最も適切な判断となります。したがって、他のグループに属する台が当たるまでは打たないという姿勢が基本です。

ここで少し上級者向けにホルコンの話をしますが、相互に対立していて、あるグループが一時的に不調になった時に活性化するグループというものがあります。自分の台のST中に手応えを感じない時、対立するグループが見抜ける方は対立するグループの中に確変中の台があるかどうかを即座に調べて下さい。(プロならば調べなくても最初からわかっていますが・・・)

かなりの確率で対立するグループの中に確変中の台があるものです。その台が当たった後に打ち出しを再開してみて下さい。すぐに自分の台が当たることも珍しくありません。しかし、20回転くらい回してもまだ手応えがない時は対立するグループに限らず、別の確変中の台が当たってから打ち出しを再開して下さい。確変中でない通常時の台が当たった時も同様です。これも打ち出しの再開タイミングとなります。

「打ち出しを再開しては手応えを確認し、いつまでも手応えがなければ再び休む」ということを根気よく繰り返します。

大半の読者は対立するグループの存在をご存じないかホルコンに関する知識も皆無でありましょう。上級者よりは成功率が落ちますが、まだ希望を捨てるべきではありません。

手応えがない時は適当に休みを入れ、他の確変中の台(どの台でもよい)が当たるたびに打ち出しを再開し、10~15回転程度、様子見をして下さい。

要は「手応えがある時のみ打ち、手応えがなければ休む」の繰り返しでよいのです。この単純極まりない戦術を知っているだけでも収支に大きな差が生じます。

又、多少、リスキーな手段ではありますが、ホルコンがよくわからない方は手応えのない時に一定時間(例2分間)休んでみて下さい。これを繰り返すだけでも偶然の勝利(?)を呼び込みやすい状態となります。2分間休んではちょっとだけ打って様子を見て、まだ手応えがなければ再び休むという単純な戦術でもデタラメ打ちをしている人よりは好成績が残せるものです。

ST機の難点は初級者向きではないことです。通常の海物語シリーズでは、海物語アクア・スーパー海物語IN沖縄シリーズの桜バージョンを除き、どの機種もST機ではありませんので、パチンコの実力を問わず、誰でも好調台に座って当たりさえすれば、デタラメ打ちをしても多連荘が発生しやすいため、簡単に稼ぐことができますが、ST機の場合、細かい知識とノウハウを持たなければ、一気に10箱以上積める好調台でも5箱程度で終わってしまうという悲劇が後を絶ちません。

笑える話

最近、ST機打っていて気づくのは、ST中に台を休ませる人が増えてきたことです。私どもはインターネット上の記事をこまめにチェックする時間がほとんどないのですが、他にこのような攻略記事を書いている人がいるのでしょうか。どこで覚えたのか知りませんが、どこにでもいるような普通の主婦やご老人までがST中によく台を休ませています。最初はお手洗いにでも行っているのだろうと思ったりもしますが、何度も離席を繰り返すのはどう見ても不自然です。専門的な知識の有無までは判然としませんが、台を休ませることが連荘継続と密接な関係があることくらいはご存知なのでしょう。

しかし、台を休ませるタイミングや台を休ませる時間が滅茶苦茶な人があまりにも多すぎます。当たりそうな時に平然と休んでいる間抜けな人もいます。又、通常時は有力な作戦となる10分以上の台の「寝かせ」もST中に限っては致命傷になりかねません。

グループ内の全台がフル稼働していて、皆が熱心に休むことなく打ち続けている時、ホルコンはそのグループから当分の間、相当なお金が落ちることを見込んで、そのグループから当たり台を発生させやすくなりますし、当たった台が好調台であれば、限度を超えた爆発を許すことも頻繁にあります。

通常時において長時間にわたり台を寝かせるのは、空き台を好んで当たり番にするホルコンの習性を狙った立派な戦術ですが、自分のグループで打っているのが自分の他には誰もいない時、あるいは、自分以外で打っている人が他のグループとの比較において極端に少ない時、ST中に長時間打たない行為はホルコン離れを誘発する危険が生じます。こういうことを平気でやらかす人が少なくないのが実情です。

これは普通に笑える話です。何故ならば、その人の台が属するグループが弱くなれば、必然の成り行きとして、他のグループが強くなりますので、自分にとっても好都合です。(※他人の不幸を笑うのは気が進みませんが、パチンコは戦いです。日頃の人間性をかなぐり捨てて、勝負の鬼とならなければなりません!)

笑うに笑えぬ話

プロを苛立たせるのは、ST中に台を長時間休ませている人が自分にとって対立関係にあるグループの台を打っている時です。対立グループの台は必ずしも自分に不利益をもたらすわけではないのです。特に対立関係にある二つのグループで双方に一台ずつ確変中の台があり、そのいずれも好調台であるケースにおいては、ほぼ交互に当たったり、時には一方の台が2回当たった後で他方の台が1回当たるというように、対立グループは時としてお互いに協力し合う「友軍」にもなるからです。

特に閉店間際の時間帯など全体的に打つ人の数が少ない状況では、友軍の活躍がなければ数連荘で終わってしまうような台でも、ホルコンが二つのグループの間を行ったり来たりするお陰で、10連荘以上の派手な出玉が可能になることも少なくありません。

相互に依存し合う二つのグループの確変中の台を打っているのが二人ともプロの場合はお互いに感謝し合います。さすがに面と向かってお礼を言うことはありませんが、心の中で「ありがとう」という言葉を発しており、それがテレパシーのように、なんとなく通じ合うという不思議な感触があります。

ところが、まさにこのシチュエーションの時に対立グループの好調台を打っている人が突如として間抜けな行動に出て、長時間の休憩に入ることがありますので、腸が煮えくり返る思いをします。このような時は思わず、「この大馬鹿者! 私は貴方を助けようとしているのに、何故、今打たない? 今打てば、貴方は当たり、その後に私も当たり、しばらくの間、我々は共存共栄の関係になるのだ。貴方は大馬鹿物語を打ちなさい!」と怒鳴りたくなりますが、さすがに馬鹿げた行為といえども他人の自由を侵害するわけにもいかず、泣く泣く共倒れに終わることもあります。

パチンコの勝敗には、70パーセント程度の比率で実力が絡みますが、実力の占める割合が将棋や囲碁のように100パーセントでないところが悲しいところです。

大海物語BLACKのST中に気をつけること(その2)

閑話休題。大海物語BLACKのST中に気をつけるべき第二のポイントは、(その1)とは逆に手応えがある時に休まないということです。通常時もそうですが、今までスーパーリーチが全く来なかった台にいきなり魚群が出て当たることは稀です。確変中の場合、最初のリーチでいきなり当たる確率は一気に高まりますが、通常時と同様、スーパーリーチが2~3回外れた後に決め手となる信頼度の高いリーチ(魚群等)が来て当たることもあります。

したがって、一度や二度のリーチの外れは気にすることはありません。ST中にリーチが4回以上、外れるのはかなり問題ですので、休みを入れる必要がありますが(註・程度にもよるが、あまりにも頻繁にリーチが出て外れる台は休みを何度入れても助からない方が多い)、3回目、4回目のリーチにはかなり期待ができます。

コンスタントに2~3回のリーチが来ている台はほどなくして当たる可能性が高いため、最後のリーチから20~30回転程度は休まずに打つべきです。当たる時は2回目、3回目のリーチの後、それほど回さないうちに当たるものです。逆に20~30回転回しても当たらなければ、休みが必要となります。その際の打ち出し再開のタイミングは前述の通りです。

大海物語BLACKのST中に気をつけること(その3)

但し、非常に短いスパンでリーチが多発して、最後のリーチから10回転以上回しても当たらない場合は要注意です。この場合はグループ内の他の台が当たることが多いので、グループ構成がわかる人はグループ内の台の当たりが発生してから打ち出しを再開して下さい。

非常に短いスパンでリーチが多発するというのは、5~7回転内に3~4回のリーチが来るような状況を指します。又、2連続、3連続のリーチも同様です。リーチが連続した場合は当たり番であれば最後のリーチで当たるものなのです。

休みに入ってから5分を経過してもグループ内から当たりが発生しない場合は他のグループの台が当たってから自分の台が当たるシナリオであることを想定して、台を長時間にわたって休ませずに、とりあえず、10~20回転回してみて下さい。そして、手応えがあれば、しばらくプレーを継続し、手応えがなければ再度、5分程度の休みを入れます。(その間にグループ内の台が当たった時は5分待たずに即刻、打ち出し再開)

ホルコンの知識のない方は2~3分休んでは打つを繰り返すか、一旦台を休ませて他の確変中の台が当たるたびに少しだけ打つという作戦をとって下さい。もちろん、確変中でない台が当たった時も打ち出し再開のタイミングに成り得ます。「この台のほうが優先順位が高かったのか」と考えればよいのです。

大海物語BLACKのST中に気をつけること(その4)

海物語シリーズに共通する難しさは意表を衝く展開もかなりの頻度で起こることです。いろいろな法則が存在するものの、法則通りの展開になるのは全体の約7割にすぎません。残りの3割は例外的な現象が発生して、様々な法則を熟知している打ち手を驚かせます。

ST中にチャンス目がほとんど発生しない状況は法則通りであれば、魚群が発生しにくい状況ということになります。しかし、海物語シリーズは魚群だけが当たりの期待できる信頼度の高いリーチではありません。ノーマルリーチ(走りも含む)で当たることもあれば、一発告知(パールフラッシュ)を伴って当たることもあります。バブルチャンスのような特殊なリーチで当たることもよくあります。

チャンス目がほとんど発生しない状況が続いて、ついにSTが終了してしまった台は高確率で次の当たりはなかなか来ないものです。これを避ける意味で頻繁に休みを入れるわけですが、チャンス目がほとんど発生しなくても、その後、無事に当たることも少なくありません。特に好調台はこのような例外現象が通常の台よりも多発する傾向にあります。

チャンス目の頻出がないにもかかわらず当たる台は魚群以外の特殊な当たりが来ることが大半です。したがって、チャンス目がほとんど発生しないこと自体は悲しむべきことではありません。チャンス目があまり出ないまま、ST中に当たることなくSTが終わってしまうことだけを避けるように努力して下さい。

大海物語BLACKのST中に気をつけること(その5)

もうひとつ重要なことはチャンス目からリーチに発展した時の対処です。人気コラム、スーパー海物語IN沖縄3チャンス目の秘密でも書きましたが、「チャンス目からリーチに発展した場合はそれで当たらなければならない」のです。チャンス目の連続回数は無関係です。

ST中にチャンス目からリーチに発展して当たらなかった時はその後に数回転だけさせて、それで当たらなければ休みを入れます。(チャンス目からリーチに発展してそれが外れ、その後の数回転以内に当たるというがパターン存在するため)

この場合の打ち出しタイミングは非常に微妙です。自分のグループの他の台が当たることもあれば、対立グループの台が当たることもあるからです。こればかりはプロでも見当がつきませんので、どの台の当たりを待って打ち出しを再開するか判断に迷うため、とりあえず、自分のグループ内、対立グループ内の台の動向に注目します。いずれも当たりがない場合は全く関係ないグループの台が当たった直後に少しばかり試し打ちをして、手応えを確かめて下さい。

通常時にチャンス目からリーチに何度も発展するのに当たらない台(特に発展後、ノーマルリーチばかり出る台)は高確率で悪い台(少なくともその時点では)ですが、確変時にチャンス目の2連続、3連続がよく起こる台は高確率で好調台です。悲しむ必要はありません。通常時では悪い現象でも確変時は逆になることもあるのが海物語シリーズのひとつの特徴です。(例・通常時は最弱であるノーマルリーチが確変時には信頼度の高いリーチになる)

ひとすじの光明

今まで解説してきたことはマックス、ライトの2機種に共通するものです。そもそもライトというのは、ハイリスク、ハイリターンのスペックを毛嫌いする従来の海物語ファンを安心させるためのものと思われ、プロ的な感覚ではあまり食指が伸びない機種ですが、スペックが甘い分、強いグループの好調台には何度も当たりが入りますので、面白さはライトの方が勝るかもしれません。

リヴィエラ倶楽部はこれからも「パチンコ学徒」であることに強いこだわりを持ち、たゆまぬ研究を続け、その成果を皆様に還元します。パチンコは人を幸せにすることもあれば不幸にすることもあります。残念ながら、大半の人々は最終的には不幸になってしまうわけですが、この暗闇の中にひとすじの光明をともすのが私どもの使命であると心得ております。

奇しくも大海物語BLACKは名称からして暗闇の世界を連想させます。最後に私どもがホームページを立ち上げた初期の頃から紹介している自作の詩を再掲し、台ではなく筆を休めることに致します。

「微笑みの奪回」

薄暗いトンネルの中に
 突如として現れたひとすじの光明
 そこに長いスランプの出口があった
 光は闇を覆い
 まばゆいばかりのきらめきに射すくめられる
 だからすぐに取り戻して
 いつもの君の微笑みを

(了)

関連リンク

【徹底ガイド】スーパー海物語IN沖縄4の攻略~好調台で勝つ!(前編)
【徹底ガイド】スーパー海物語IN沖縄4の攻略~好調台で勝つ!(後編)

まわるんパチンコ大海物語3に期待!(ブログ)

スーパー海物語IN沖縄3 セグ表(ランプパターン)の公開!

スーパー海物語IN沖縄3のセグ表

大勢の皆様からのご要望に応え、サイトリニューアルに合わせてスーパー海物語IN沖縄3のセグ表(ランプパターン)を公開致します。

左記の画像を保存してプリントアウトするか、携帯電話に登録しておけば便利でしょう。

oki3_seg_02
oki3_seg_03

厳密には、スーパー海物語IN沖縄3では7セグ(7セグメントディスプレイ)ではなくランプ点灯パターンでの判別となりますが、セグという言い方が世間に定着している関係上、ここでは敢えて一般的な「セグ」という表現を使用致します。

単発図柄が揃っても上記の確変ランプパターンが表示されれば、大当たりラウンド中のハイビスカスフラッシュで確変昇格となるか、時短(=潜伏確変)中に大当たり、もしくはいきなりの確変昇格(=沖海チャンス・大当たり回数は変化なし)になります。

スーパー海物語IN沖縄3では、ヘソ入賞時(主に通常時)と電チュー入賞時(主に確変及び時短中)においてランプパターン(7セグ)の確認方法に相違があるため、以下に確認の手順を列記致します。

  • (1)単発図柄で大当たり時、
    <図1>の「この部分をチェックします」(水色矢印部分)を確認する。

<図1>における白丸チェック部分の拡大図が<図2>になります。

  • (2)ヘソ入賞時(主に通常時)の大当たり時にはA、電チュー入賞時(主に確変及び時短中)の大当たり時にはBの(赤色)点灯パターン及び点灯個数を確認する。
  • (3)上記にあるセグ表と照らし合わせ、該当の点灯個数にあるセグと合っているかを確認する。
  • (4)確認後、表にあるセグと合致していれば(潜伏確変を含む)確変昇格、そうでなければ単発セグのため、大当たり終了後(潜伏確変ではない)100回の時短へ突入。

スーパー海物語IN沖縄3の検証結果について

リヴィエラ倶楽部の佐々木智親です。SANYOから新機種のリリースがあるたびに私どもは大忙しとなります。当倶楽部の事務局には問い合わせのメールが殺到します。少人数で運営している私どもと致しましては、しばらくの間、その対応で追われてしまいます。最も多いご質問は「お宅の攻略法は新機種でも通用するのか?」という内容ですので、これには雛形の回答を用意してそれを送るだけですみます。しかし、かなりの割合で、それに付随した細かいご質問が含まれており、一人ひとりの返信にかなりの時間が割かれてしまうのが実情です。

これ以上、同趣旨の質問が増え続けますと、ユーザーサポート業務にも支障が生じかねない状況ですので、同様のご質問を少しでも減らすために、この場でアナウンスをさせていただきます。

2013年7月8日、私どもはスーパー海物語IN沖縄3の検証作業を無事に終了致しました。今回も新機種に搭載された根幹プログラムに変更点がないことを確認することができました。検証方法に関しましては、毎回、見るべきポイントが決まっており、それは「プレミアム海物語の検証結果について」をご参照下さい。

やはり、サイクル変換が最重要のポイントとなります。これがわかっていない人ははじめは好調だった台でいつまでも粘り続けて全箱飲まれてしまったり、もう少しの辛抱で爆発台に変わるかもしれない台を呆気なく手放して、直後に座った人に15箱近く持っていかれたりします。

スーパー海物語IN沖縄3は相当な人気機種となりそうです。当倶楽部の攻略ノウハウはホールでの客つきと大いなる関連がございますので、その意味において、スーパー海物語IN沖縄3は大海物語2同様、相当な快進撃が可能となること請け合いです。特に「観察基準台」が危険領域に入る大当たり回数(サイクル変換が起こる回数)に達した時のウルトラ速攻法は威力抜群です。又、昼間に勝負できる方はカシオペア攻略術との併用も賢明な作戦となります。

ユーザーの皆様におかれましては、「最小の投資で最大の収益」をモットーに更なる飛躍を遂げられますようスタッフ一同、祈念致しております。

関連リンク

わんわんパラダイスIN沖縄の攻略(外部ページ/JUGEMブログ)

ウルトラ速攻法で大海物語2に勝つ!

7セグ表は「CR大海物語2MTE 7セグ表」をご参照下さい。

最強攻略法・海殺しXのユーザー(購入者)の皆様から寄せられるメールの全てが好意的なメールではありませんが、圧倒的多数の方々がこの攻略ノウハウに「非常に満足」、「満足」、「やや満足」のいずれかの感想を抱かれていることが文面から伝わってきます。私どもの血と汗と涙の結晶である研究の成果が皆様のお役に立っていることを心より嬉しく思います。

さて、皆様から頂戴するコメントの中で最も多いのは「ウルトラ速攻法」に関するものです。ご周知の通り、ウルトラ速攻法は“Riviera Special” とでも称すべきパチンコ攻略法の傑作です。総合攻略ノウハウ、最強攻略法・海殺しXにおいて、ウルトラ速攻法は様々なシーンで大活躍します。

チャンスが到来するまで辛抱強く待ち、チャンス到来時に積極果敢に攻め込むこの攻略が成功した時の感動は初体験の時はもちろんのこと、慣れきった後でも鮮烈度を保ち決して色褪せることがありません。自分が運任せのパチンコライフから攻略スタイルのパチンコライフに移行したことが実感できる瞬間でもあり、「諦めずにパチンコをやってきて本当に良かった」と、ひとときの幸福に酔いしれることができます。

ウルトラ速攻法は大海物語2との相性が抜群です。秘伝攻略の一部公開でも触れましたが、一回の当たりに獲得する出玉が豪華な代わりに大連荘が発生しにくいプレミアム海物語とは異なり、大海物語2はスペック的に連荘回数が伸びやすい性質を有しております。ウルトラ速攻法とは、あるタイミングである台を打つという至極単純なメソッドです。そして、「あるタイミング」にもいろいろあって、最も絶好なタイミングというのは、テキストに記載された「観察基準台」がすでに数連荘している時なのです。

たとえば、その台が4連荘していて5連荘目を狙っている時に使用チャンスが訪れた場合などは胸が高鳴ります。観察基準台が多連荘している時にウルトラ速攻法が決まり、専門用語で言うところの「割り込み当たり」が実現した場合、その当たりがホルコン用語で言うところの「当たり番」を中継するだけの役割(つなぎ台)でない限り、そのまま自分も多連荘する可能性が濃厚です。

一方、プレミアム海物語に対するウルトラ速攻法は、投資を最小限に留め、最小の投資で確変当たりを狙い、あわよくばそのまま多連荘して勝ち逃げすることを目指します。なにしろ一回の出玉が相当なものですので、大連荘は実現しなくても低投資ですんだ場合(例・ウルトラ速攻法が一回目で決まった場合など)は、一瞬にして千円前後の投資が何万円かに化けてしまいます。特に換金率が高いホールでは笑いが止まりません。連荘終了後に粘らずに潔くやめて家に帰れば、プレー時間が短すぎて遊戯としては面白くないでしょうが、ホールで貴重な時間を浪費することなく、余った時間をより有意義なことに費やすことができます。

本気でプロを目指す方は、パチンコというゲームを楽しもうという考えは捨てなければなりません。パチンコを打つことによって得られる刺激や興奮は人生にはなんの役にも立ちません。プロは楽しむことは考えず、徹底して勝ち続けることしか考えないのです。

さて、大海物語2の話題に戻りますが、大海物語2が導入されて以来、私どもは何度もウルトラ速攻法の実験を繰り返してまいりました。ある意味では、プレミアム海物語以上の相性の良さを感じます。ウルトラ速攻法はホルコン(ホールコンピュータ)の仕様から生じるある現象(脆弱性?)を利用したものですので、ターゲットの機種を問いません。故に、ウルトラ速攻法は海物語シリーズ以外の他機種でも十分に通用します。機種のメーカーも問いません。ウルトラ速攻法はホルコン系に属する攻略法ですので、これは当然の帰結でもあります。

しかし、私どもがそれでも海物語シリーズにこだわるのは、海物語シリーズ各機種に共通する「サイクル変換の秘密」を解明することに成功したからにほかなりません。これを無視した攻略は次に当たる台を予測するだけの普通のホルコン攻略と大差ないものであり、爆発狙いの攻略は不可能となります。爆発狙いの攻略はホルコンの動きに合わせて台のロムの状態を視野に入れなければならないからです。

私どもが長期間の研究の末に開発に成功し、現在販売しているオプショナル商品、カシオペア攻略術はまさに台のロム状態を軸にした攻略ノウハウです。最強攻略法・海殺しXのスペシャルパック、もしくは、ベーシックパック+プレミアパックを購入済みの方のみに販売しておりますが、海殺しに慣れた方には強く推奨したいオプショナル商品です。

又、私どもが海物語シリーズにこだわる第二の理由として、海物語シリーズは好不調の波が読みやすいという利点があげられます。しばらく打っていて、「この台は当分ハマりそうだ」とか「もう少しで当たりそうだ」という感触を伴うサイン(前兆)が頻繁に現れるため、これが大海原を航海する際の羅針盤の役割を果たし、早期に見込みのない台を捨てたり、当たりそうな台で粘ることができます。これらの情報を網羅したものが最強攻略法・海殺しXであり、ウルトラ速攻法はそのエースとも言うべき攻略法です。

大海物語2では、ウルトラ速攻法の使用チャンスがプレミアム海物語よりも頻繁に訪れます。ユーザーの方ならば、誰もがこの違いに気づいておられることでしょう。特にテキストに記載された「潜在性の高い台」がウルトラ速攻法で確変で当たった時などは、そのまま一気に爆発する可能性を秘めています。

サイクル変換の節目となる大当たり回数の直前でハマリに入っている台などは爆発狙いで粘り打ちをしても通常時はなかなか当たることがありませんが、ウルトラ速攻法では当たることもあり、狙い通りになった時の爽快感は言葉で言い表せません。

最後に要点をまとめてみます。

  • (1) ウルトラ速攻法は大海物語2との相性が抜群に良い。
  • (2) なぜならば、大海物語2はスペック的に多連荘しやすいため、ある台の数連荘中に絶好のタイミングでウルトラ速攻法の使用チャンスが訪れやすい。そのまま大連荘することも十分に有り得る。
  • (3) ウルトラ速攻法はプレミアム海物語では投資を最小限に抑え、一気に当てて連荘終了後に勝ち逃げをすることに意義がある。
  • (4) プレミアム海物語をウルトラ速攻法で攻略した場合、大連荘はしなくても一回当たりの出玉が豪華なために「換金額>投資額」でさえあれば長時間打たなくても楽に勝つことができる。(※プレミアム海物語の4連荘は新海物語Withアグネスラムの6連荘に相当します)

幸運の女神、ウルトラ速攻法を乗船させ、攻略の海を華麗に航海するセイラーになって下さい! 年齢、老若男女、職業、能力などを問わず誰にでもできるパチンコという手段を通じて、皆様の人生が劇的に変わることを願っております。

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