海物語アクアの攻略に関する考察(後編 )
当たる前の前兆
過去のコラムでも書きましたが、スーパー海物語以降の海物語シリーズに共通する現象は当たる前に「最終発展形」のスーパーリーチが何度か現れることです。最終発展形とはクラゲや五人目の娘のことです。スーパー海物語IN沖縄3では、沖縄モードでこれが現れますが、海物語アクアでは、探索モードでこれが現れます。したがって、海物語アクアの台の調子を判断するのに最も適したモードは探索モードということになります。(※最も当たりやすいという意味ではありません)
クラゲが多発するのは強いグループの各台に共通する現象ですが、飽きるほどクラゲが出るというのに、待てど暮らせど一向に当たらない台は当分の間、ハマり続け、ある時を境に爆発に転じる傾向が顕著に認められます。(そういう台はひとまず捨てるのが賢い判断です。その後、いろいろな人に打たせて、皆が根負けした後に再び打つことも視野に入れて・・・)
強い台はクラゲが1回か2回出れば、その後の早い段階に決め手となるスーパーリーチ(魚群など)が来て、すんなりと当たってしまうものです。
クラゲの法則
海物語アクアのクラゲの出現には次のような法則が成り立ちます。必ずしもそうなるというわけではありませんが、約70パーセントの信頼度があるといえます。
- (1)強い台(好調サイクルに入っている台)は最初のクラゲが出た後、30回転以内に再びクラゲが出るかそれに準じる派手な演出(ひときわ目立つチャンス目の連続など)を伴うスーパーリーチ、あるいは、それ以上に熱いリーチ(クラゲ+魚群など)が来る。それ以上に熱いリーチが来てそれで当たらなければ、その時点においてその台は本物の好調台とはいえない。
最初のクラゲが出てから30回転以内に再度のクラゲもしくはそれに準じる派手な演出を伴うリーチが出て当たらなくてもまだチャンスはある。その台が当たり番(ホルコンが次の当たりに選んだ台)であれば、その後の50回転以内に決め手となるスーパーリーチが来て当たることが多い。
- (2)クラゲが定期的に多発するのになかなか当たらない台は次のいずれかに該当する。
- A.強いグループのハマリ台である・・・この台のハマリのお陰でグループ内の強い台が大儲けしている。相当なハマリとなることが多いが、何時間も経って、誰も見向きもしなくなった頃に突然、爆発することが多い。時々、その台に座って打つのは夢があるが、2000円以上のプレーは厳禁。痛い目にあうことが大半。しかし、爆発の可能性は捨てきれない。
- B.強い台ではあるが、ホルコンがグループから逃げている・・・好調サイクル台の特徴はバラエティーに富んだスーパーリーチが定期的に出現し、打ち手を飽きさせないことと最終発展形のスーパーリーチが多発することにある。自分の台の属するグループをホルコンが選んでいない場合は、強い台であっても最終発展形のスーパーリーチが多発するだけで当たりには至らない。しかし、ひとたび、ホルコンがそのグループに入れば、真っ先にその台が当たりやすい。
- (3)クラゲから魚群に発展して外れる台はしばらくはハマリの傾向にある。魚群が外れてから10回転以内に意外な当たり(一発告知、ノーマルリーチからの当たり、プレミア当たりなど)が来ることも稀にあるが、魚群を外してから10回転を過ぎてしまうと当分の間は当たらない。
- (4)今までクラゲを伴わないスーパーリーチしか来なかったのにある時期を境にクラゲがコンスタントに出るようになった台は回転数によってサイクルが好転した可能性がある。(回転数とサイクル変換の関連については、最強攻略法・海殺しXのテキストに記載)その台が属するグループが強ければ、その後、早い段階での当たりが望めるが、グループが弱い場合や強くてもたまたまホルコンがそのグループから逃げている場合はすぐには当たらない。しかし、ホルコンがそのグループに入った時は(2)のBと同じ。
- (5)今までクラゲが多発したのにある時期を境にクラゲを伴わないスーパーリーチが多発したり、スーパーリーチそのものがほとんど出なくなった台は回転数によってサイクルが落ちてしまった可能性がある。(当分の間はハマる傾向が強いので台を捨てる方が無難)
その他にもクラゲに関する法則はまだまだありますが、全てを紹介すれば複雑になりすぎますので、最重要のものだけをラインアップしました。
スペックの違いが物語るもの
スペック上の差異は意外なところに現れるものです。遊パチ(甘デジ)をよく打つ人はおわかりになるかと思いますが、遊パチの海物語シリーズで最終発展形(沖縄3の五人目の娘、大海2のクラゲ等)が出た場合、良い台ならば、その直後(回転数にして10回転以内)に魚群が出て当たることが頻繁にあります。スペックの甘さはこのような現象を通じて証明されます。デタラメにハマリ台を打ち、「こんなにハマっているのだからスペックを考えればそろそろ当たる頃だろう」というような考え方は愚の骨頂です。
スーパー海物語IN沖縄3との違い
海物語アクアは遊パチほど甘いスペックではありませんが、スーパー海物語IN沖縄3よりは甘いスペックです。では、どのようなところにその違いが反映されるのでしょうか。
それは当たりの前兆が出始めてから実際に当たるまでの早さです。探索モードのクラゲは当たりの前兆となる重要なサインです。クラゲが出たからといって必ず当たるというわけではありません。その理由は前述の法則を見れば明らかです。しかし、ホルコンが選んだグループの当たり番の台は、その後、ほどなくして当たる傾向が極めて高いのが海物語シリーズの特徴です。しかし、「ほどなくして」という表現は、どれだけ短い時間を指すのでしょうか。これは実に微妙な部分であり、いろいろな要素が絡みますので、ひとことでは言えません。
まず時間帯にもよります。たとえホールが出血サービスの日と定めた日に打っても、回収期に打っているのであれば、当たり番の台でも少しは待たされます。放出期であれば、すぐに当たります。ホールが設定する回収日、放出日の違いによっても差が出ます。それと同様に、スペックの差も重要な要素となります。
スーパー海物語IN沖縄3では、強い台でも五人目の娘(クラゲに相当)が4回も5回も出た後に当たることもあります。五人目の娘が多発しても当たらない台はしばらくハマリの傾向にあることは既述の通りです。(クラゲの法則の「クラゲ」を「五人目の娘」に置き換えて読んで下さい) しかし、強い台であっても時には多少の道草をすることがあるのです。五人目の娘がコンスタントに3回出た後の判断は微妙です。そのうちの一回でも魚群を伴っていて、にもかかわらず外れた場合は論外です。こういう台は未練なく捨てることができますが、五人目の娘が魚群なしで3回出た場合はその3回のスーパーリーチの種類も判断材料に加えなければなりません。
3回とも異なる種類のスーパーリーチであれば、まだ期待が持てます。全て同じ種類のスーパーリーチの場合はまだまだハマる可能性が高いといえます。3回のスーパーリーチが2種類であっても、そのうちの一つがワリン登場のバギーリーチであれば(特に最後のスーパーリーチがバギーリーチであれば)、まだ期待が持てます。しかし、期待が持てるパターンであっても、その後すぐに当たるとは限りません。当たるかもしれないし、ハマるかもしれないのです。
このように標準スペックの機種は強い台であっても打ち手をじらす傾向があります。しかし、海物語アクアで魚群なしのクラゲが短いスパンで3回も4回も出て当たらない台はハマリ台の可能性が濃厚です。スペックの甘い機種の強い台は当たるまでにそんなに時間がかからないからです。遊パチでクラゲや五人目の娘が出れば、その後すぐに当たるのが強い台の特徴です。海物語アクアの場合は遊パチよりはじらされますが、スーパー海物語IN沖縄3ほどはじらされません。
よくよく考えれば当たり前のことです。スーパー海物語IN沖縄3の強い台の初当たりは確変が大半です。そして、強い台はひとたび当たれば高確率で多連荘します。強い台は初当たりが単発でも高確率で時短中に確変で当たります。ST機ではありませんので、確変になりさえすれば、次の16ラウンド当たりが保証されています。それゆえ、とてつもない大連荘も頻繁に発生し、強いグループの強い台は15連荘、20連荘も夢ではありません。少しじらされるのはその代償です。
一方、海物語アクアの当たりは例外なく確変ではあるものの、初当たりは4ラウンド当たりが中心です。強い台はST中に16ラウンドの当たりを連発しますが、4ラウンド当たりもあれば8ラウンドの当たりもあります。又、ST機の性格上、確変でも次の当たりが保証されているわけではありません。このフラストレーションを解消する手段として「強い台は、じらされない」という傾向があるのです。
皆様はスペックの違いについて、このような視点で考察されたことはありますでしょうか。デタラメに台を選んで「こんなにハマりやがって。甘いスペックなんてウソだ!」、「4ラウンドの当たりばかり出しやがって。メーカー発表のラウンド数の振り分けはおかしいぞ」などと愚痴をこぼしているようでは、永遠にパチンコの常勝組には入れません。パチンコの知識のイロハすらないからです。
勝つために全力を尽くす
パチンコで蓄財するためには冷静な分析力と勝つための武器(攻略のためのノウハウ)を持たなければなりません。学者になれるほどの緻密な頭脳は要求されません。学歴も不問です。攻略をするために覚えなければならないことは少しも難しいものではありません。最強攻略法・海殺しXは「これだけ覚れば十分」という各種ノウハウをコンパクトにまとめた戦術指南書です。
不労所得は怠け者が思い描く浅はかな夢です。労せずしてお金を稼ぎたいという安易な考えで勝てるほどパチンコは生ぬるいものではありません。パチンコの実力はIQの高さや教養の深さとは全く無関係なものですが、必要な知識を身につけない限り、トータルの収支で黒字を出すことは絶対にできません。
日頃は勤勉な努力家であっても、パチンコは憂さ晴らしで打っている人が大半です。何故、その真面目さをパチンコに生かさないのか不思議です。勝つためにはそれなりの努力が問われるのです。
パチンコで失うもの
ある統計によりますと、パチンコは一人平均、一回のプレーにつき8000円を失うゲームであるとのことです。週に一回打つ人は月に2万4千円失うことになります。もちろん、誰でも時には大勝ちを経験しますので、そのような実感は湧かないかもしれません。しかし、確率と統計は嘘をつきません。一年の収支を計算すれば、確実に一回8000円のマイナスに限りなく近い数値に落ち着くはずです。素人で年間100日パチンコを打つ人は一年で80万円もどぶに捨てていることになります。
年間100日もパチンコを打って収支がプラスマイナス0か僅かながらもプラスになっている人はきっとホルコンに詳しい人でしょう。トータル収支がプラスマイナス0という不本意な成績であっても、これは十分に賞賛に値します。一般人には到底不可能なことだからです。しかし、膨大な時間を無駄にして、この程度の結果に満足できる人が果たしているでしょうか。
パチンコで失うものはお金だけにとどまりません。時間の浪費もそれと同じくらいのダメージをもたらします。年収の多い仕事をしている人にとっては、お金の損失以上に深刻な問題かもしれません。
お金や時間を失えば、二次被害も発生します。友人知人に義理を欠いたり、人からの信用を失うことにもなりかねません。(コラム「パチンコを取り戻す 自由海物語党」参照)
リヴィエラ革命
デタラメに打てば百害あって一利なしのパチンコというものを「人生の友」に変えることが当倶楽部の提唱する「革命」(パチンコ・ルネッサンス)なのです。
パチンコで蓄財するためにはホルコンの知識のみならず、爆発する台の見抜き方も必要なのです。ホルコンマニアの弱点は当てることは上手でも爆発のノウハウを有していないことです。(ホルコン攻略だけでは、たまたま爆発しない限り、まともな収益は出せない)
爆発台の見抜き方はオプショナル商品の「カシオペア攻略術」に詳細な説明があります。爆発する潜在力を秘めた台の特徴や台の休め方(極めて重要)、好調サイン、不調サイン、サイクル変換の秘密(最重要)は最強攻略法・海殺しXのテキストに網羅されています。
最強攻略法・海殺しXの秘密兵器「ウルトラ速攻法」は海物語アクアの場合、確変時の大当り確率がスーパー海物語IN沖縄3よりも低いため、使用する機会は減りますが、使用時の成功率ではスーパー海物語IN沖縄3よりも上回ります。
そして、何よりも重要なことは、確かな知識に依拠した台選びと立ち回りを行い、勝ち逃げに徹することです。当倶楽部では「小利を重ねて勝利する」をモットーにしています。常に勝率8割(4勝1敗ペース)をキープし、利益が出ているうちにやめることに徹すれば、自然と財を成すことができます。これこそが「コロンブスの卵」なのです。
爆発は数回のプレーにつき1回実現すれば十分です。4勝1敗の内訳が爆発(大儲け)1回、小遣い稼ぎ程度の勝ちが3回、不本意な敗戦が1回とした場合、収益の半分以上は1回の爆発によってもたらされます。最強攻略法・海殺しXを用いれば、数回に1回の爆発などは少しも珍しいことではありません。爆発しなかった4戦は爆発台にめぐり逢うために必要であったと考えればよいのです。この4戦を3勝1敗で乗り切れば、損をしない上にそこそこの収益にはなっていますので、それで十分と割り切るべきです。
青い鳥の夢
あまりにも突飛な話ですので、今まで打ち明けたことはありませんでしたが、最強攻略法・海殺しXは私(佐々木智親)が見た不思議な夢が実を結んで誕生したものです。
色つきの夢は滅多に見るものではありませんが、その日の夢には一匹の青い鳥が登場しました。他の景色は白黒なのに、何故かその鳥だけが鮮やかなブルーの光彩を放っていました。夢の中で私は公園のベンチに腰掛けていました。何か深い悩みに打ちひしがれていた私に青色に輝く鳥が近づいてきたのです。私はその鳥が「自分について来い」と言ったような気がして、立ち上がりました。鳥は空を飛び、私は走ってその後を追いかけました。ふと、気づくと、私はもう一年近くも打っていなかったパチンコ屋の前に来ていました。鳥はパチンコ屋の入り口に着地した途端に消え去りました。ふわっと消えてしまったのです。その瞬間、目が覚めました。
私の全身は汗でびっしょりでした。息遣いも荒く、まるで本当に走った直後のようでした。私の一日は一服のタバコから始まります。いつものようにタバコを吸いにベランダに出た時、眼前に美しい虹が広がっていました。東京で虹を見ることはほとんどありません。私はこの夢には自分の運命を左右する何かを秘めていると直感的に悟りました。その日、私は青い鳥が着地した地元のパチンコ屋に行きました。青い鳥の夢を見たので青のイメージの強い海物語を打ったのですが、ハンドルを回した途端、いきなり当たり、それが25箱を超える大爆発になりました。あまりにも出来すぎた話です。
もちろん、当時は素人でしたので、その後はよく負けました。しかし、私はこの夢のことが忘れられず、日夜、海物語シリーズの研究に励み、なんと十年以上の歳月を経て、ついに最強攻略法・海殺しXを完成させたのです。
私の青い鳥が皆さんの青い鳥にもなりますように。
それが私の望みであり、ユーザー(購入者)の皆様との温もりのある交流が今の私の生き甲斐になっています。最近はメールの数があまりにも多く、返信に時間がかかったり、いただいたメールがどういうわけかスパム扱いになっていて気づかないということがよくあり、皆様に申し訳なく思っています。とはいえ、私は少しずつでも返信を書いています。自分の研究が大勢の人々に伝わる喜びは、自分の論文が広く知れ渡る学者の喜びに似ているといえるでしょう。
今回のコラムが皆様にとっての青い鳥となることを切に願っています。
(2014年2月23日)
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