パチンコを取り戻す!自由海物語党
冴えないギャグでしょう? 以下は決して政権公約ではありません。このコラムは今まで「パチンコ連敗街道」を駆け抜けてきた人たちに送る心からのメッセージです。すでに常勝組の人は読む必要はありません。ここから先は本気モードに突入します。
1.お金を取り戻す
パチンコという趣味の最も恐ろしい副作用はじわじわと財産をすり減らすことにあります。時には大勝ちすることもありますので、その時の興奮が体に染みつき、何度もホールに通っては勝った、負けたを繰り返し、トータルで大損してしまいます。そして、いつまで経っても、この悪循環から脱却することができません。では、何故負けてしまうのでしょうか。それはパチンコを趣味として、あるいはゲームとして、楽しんでいるからです。大金を投入し続けて一向に当たらなくても、派手なスーパーリーチやドキドキする予告などを楽しんでいるうちに、お金をどぶに捨てているという正常な感覚が麻痺してしまいます。そこに第一の落とし穴があります。
パチンコを運と山勘だけを頼りに打つ姿勢は自殺行為です。たまたまそれで勝てれば、その日はそれでよいでしょうが、毎回のように山勘が当たることは超能力者でもない限り絶対に有り得ません。ところが、仕事でストレスを溜め込んでいますと、憂さ晴らしさえできれば勝ち負けはどうでもよいという気分に傾きがちです。このようにして、負けるたびにストレスはますます増幅してゆき、最悪の場合、パチンコは人を廃人に追い込みます。確かな理論と知識に裏打ちされた攻略ノウハウが欠如しているために負け続けるという当たり前のことに気がつかない。これが第二の落とし穴です。
リヴィエラ倶楽部(自由海物語党?)は皆様が今までにパチンコで失ったお金を取り戻すことに全力で取り組みます。
2.時間を取り戻す
人生においてお金と同じくらい価値のあるものは時間です。経済学を少しでも学ばれた方であれば「余暇の相対価格」という理論をご存知のことでしょう。たとえば、時給800円のフリーターが5時間の労働で得られる賃金は4000円です。もしその人が休日に5時間にわたってパチンコを打ち4000円を失ったとします。通常の趣味であれば、それほどまでには痛い出費ではないでしょう。要するに、働く代わりに遊んだわけですから、一時間をエンジョイするために消費した800円という対価は、その人の収入から見て、適正な出費と考えることができます。
しかし、パチンコの場合は如何なものでしょうか。満足感などあるわけもなく、むしろ猛烈に空しく感じるものではないでしょうか。楽しいのは打っている時だけなのです。負けた後はその幸福が絶対に持続しないのがパチンコという娯楽なのです。「こんなにつまらないことに4000円も使ってしまったのか」と自分を腹立たしく思うこともあるでしょう。
このようにパチンコで負けるということは、お金だけではなく貴重な時間をも失うことになります。月に一日や二日、こういう日があってもたいして気にならないかもしれません。しかし、連日のようにこのような不幸が続けば、次第に精神がいかれてきます。一回で4千円の負けなどは、素人にしてはむしろ軽い方ではないでしょうか。実際は何万円も負けてしまってショックで寝込んでしまうこともあるでしょう。この場合、お金と時間に加えて健康までも損ないます。
一方、その人が5時間で4万円を稼いだ場合はどうなるでしょうか。時給換算で本業の10倍の稼ぎとなります。このような幸運な日が月に5~6回あるだけでも、その人はお金を稼いだこと以上の満足感に浸ることでしょう。それは「自分の実力以上のことを成し遂げたという充実感」にほかなりません。ちなみに、ビルゲイツのような億万長者がパチンコを打って大爆発しても、きっと感動も興奮もないものと思われます。何故ならば、彼の10万円は一般人の1円よりも価値のないものだからです。
時間を失うことの悲しさはパチンコを打つ時間を仕事や他の趣味に向けることができなかった悔恨にほかなりません。
リヴィエラ倶楽部は皆様がパチンコで失った貴重な時間を取り戻すことに全力で取り組みます。
3.信用を取り戻す
政治家が言えば、国民の政治(家)への信用を回復するいう意味になりましょうが、私どもは別の観点から信用という言葉を用います。
パチンコを趣味としているだけで周囲の人から蔑視されることはまずないと思います。世間のごく一部には性格的に清廉潔白すぎて少しでもギャンブルめいたものは大嫌いという偏屈な人もいるでしょうが、平均的な人はパチンコ自体にそれほどの悪印象は抱いていないと思います。では、一体どのような信用が失墜するのでしょうか。
ギャンブラー的な気質の人は「ギャンブルで失ったお金はギャンブルで取り戻す」という共通の思考回路を持ちます。ここに第三の落とし穴があります。
たとえば、友人と金曜日に飲みに行く約束をしたとします。「いつも世話になっている奴だから今回の勘定は俺が持とう」と崇高な志を立てた後、「でも、そんな金の余裕もない。よし、パチンコでひと儲けしてやろう」と意を決し、月曜日にホールに出撃したとします。しかし、善戦空しく負けてしまい、火曜日も再び敗れ、水曜日はいくらか勝てたものの、木曜日には大負けを喫し、撃沈してしまったとしましょう。こういう経験は素人にはいくらでもあるはずです。さて、この状態で友人に酒を奢る心境になれるでしょうか。恐らく割り勘でも飲む気はしないでしょう。かといって、「金がないから奢ってくれ」とは言いにくいはずです。
結局、当日になって巧妙な口実を作り、会う約束をキャンセルすることが考えられます。一回のドタキャンくらいは許されるかもしれません。しかし、こういうことが度重なれば、その人の信用は失墜します。下手すれば、お金と時間に加えて友まで失ってしまう展開にもなりかねません。私どものようなパチプロが偉そうなことを言うのは気が引けますが、親しい友というものはお金とは比較にならぬほど価値あるものです。お金は失っても努力次第でいくらでも挽回できますが、友を失っても挽回はできません。又、自分のだらしなさが原因で人間関係に亀裂が生じてしまった後の心の傷はなかなか癒えません。
リヴィエラ倶楽部はパチンコで信用を失うのではなく、「パチンコのお蔭でいろいろな方面での交友関係(出費)が可能になった」と皆様に実感していただけるよう全力で取り組みます。
- 取り戻す! お金を取り戻す
- 取り戻す! 時間を取り戻す
- 取り戻す! 信用を取り戻す
- パチンコを取り戻す! 皆さんとともに総力で!
4.最後に
金の亡者になった時、人の魂は必ず滅びます。お金は不幸を減らすことには貢献しますが、単体では人の幸福に寄与しないのです。稼いだお金を自分にとって有用なものに費やす時に人は幸福に一歩接近します。又、懐を豊かにすることによって困窮時にはなかった「心の余裕」が生じます。そして、額に汗して稼いだお金を自分以外の他者にも向ける時に人は本能的に心からの満足感を抱くことができます。恋人へのプレゼントなどはその最たる例でありましょう。
皆様からご入金いただいた攻略法代金の一部はカリタスジャパンという組織を通して、東日本大震災の復興義援金として寄付させていただきました。まだまだ規模の小さな団体ですので、今は国内の援助活動が精一杯ですが、今後の展開次第では、海外にも目を配り、ささやかな慈善活動にかかわりたいと願っております。さしあたっては、メンバー全員がバイリンガルという語学的なメリットを生かし、国際NGOとの連携を模索しているところであります。
皆様には今後ともリヴィエラ倶楽部を宜しくご支援の程、切にお願い申し上げます。
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パチンコルネッサンスの仕掛人